ローマ、バルセロナ、マジョルカ島旅行記 総括

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今回の旅行は、先のブログ内でも述べていますが、僕ら中年夫婦にとって初海外旅行でした。帰国後、色々な人(特にヨーロッパ旅行経験者)から、「そんなに何のトラブルも無く、ひたすら楽しい海外旅行(ヨーロッパ)なんてあり得ない!」と言われました。喜んで土産話をする僕たちに、気を遣ってそう言ってくれている部分はあるでしょうが、自分でも出来過ぎなぐらい楽しい旅でした。

この旅で僕らが出会ったトラブルらしいものと言えば、

1. 最後のバルセロナのホテルで、カードキーのバッテリー切れで部屋に2時間ぐらい入れなかった。

2. バルセロナの街中で、車上荒らしを目撃したこと。(僕らが気付いて声を出す前に、被害者が気付いて戻ってきたので事なきを得たようでした)

3. マジョルカからバルセロナに向かう飛行機が、1時間ほど遅れたこと。

以上です。恐れていたスリに遭うことも、事故に遭うことも、詐欺にも遭わずに楽しく旅行してきました。

そんな僕らが、この旅行を通じてあらためて大切に感じたことが「準備を入念にする」ことでした。これは、旅行に限らず仕事やレッスンをはじめ、日常生活の色々なことにも当てはまることですが、今回、特にそれを感じました。

以下、自分たちが旅行の準備をする際にしたことを、自分への備忘録も兼ねて記していきます。

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1.「行き先と旅のテーマ、そして実際のスケジュールを考える」

*僕らが行きたいと思い、候補にあげていた場所は、ポルトガル/アンダルシア地方/バルセロナとその周辺/バスク地方(フランス側含む)/友人の住むローマ、などでした。

*やりたかった事は、1.おいしいものを沢山食べる、2.ヨーロッパの芸術に触れたい、3.フラメンコギターを聞きたい、4.素敵な路地をたくさん歩きたい(路地が好きなんです)、などでした。

*まずはどんなスケジュールで動きたいか、願望だけで行きたい地方別に5通り簡単に書いてみました。それを実現するには一体どれぐらいお金がかかり、体力的にどれぐらいきついかを想像して、調整しました。

*こだわったのは、最低1都市2泊以上すること。そんなに若いわけでもないので、毎日の移動は体力的に厳しく、また、1泊ではじっくりとその街を味わうことができないと思ったから。これを可能にするのがツアーではなく個人旅行だと思います。

*そして様々な案を検討した結果、友人の住むローマからバルセロナへ、そしてマジョルカ島に行こうということになりました。

*当初、バルセロナ近郊案はマジョルカ島ではなくバルセロナ近郊のタラゴナなどを電車で回ろうという案だったのですが、テレビでマジョルカ特集を見て「行きたい!」と2人で興奮し、あっさりとタラゴナはやめてマジョルカに行くことになりました。無理をすれば全部行けたと思いますが、「1都市2泊以上」「体力的にきついことはしない」というルールを踏まえると、自然とルートはこれに決まっていきました。

2.「航空券とホテルの予約」

*行き先が決まると、後は実際の作業です。ここから周りのヨーロッパ旅行経験者の友人達への徹底リサーチが始まります。航空券やホテルの予約、食事やマナー、両替や荷物などその質問は多岐に渡りました。厭な顔1つせず色々教えてくれた皆様、ありがとうございました。

*同時に、自分たちでもガイド本やインターネットを使い、細かい情報収集を始めました。ガイド本は「地球の歩き方」をはじめとするガイド本から雑誌、スペインやバルセロナにまつわる沢山の旅行記(けっこう色々ありました)、さらに「初めての海外旅行」のような旅行入門本まで、古本屋や図書館も利用して読み倒しました。インターネットは、mixiのスペインやバルセロナやマジョルカ関連のコミュ、いろいろな方が書いている旅ブログ、4travelや地球の歩き方などの旅専門サイトなどを参考にしました。

*何度も言いますが、僕らは初心者だったので、さすがに航空券だけはH.I.Sさんで予約してもらいました。H.I.Sさんが提案してくれたものが、自分たちの調べたとおりだったので安心してお任せすることができました。

*ホテルはHotels.comを利用し、自分たちでインターネットで予約しました。英語に自信が無かったので、日本語で問い合わせできるオフィスがあることが重要でした。安い価格で予約することができましたし、間違ってニュ力したのを電話で修正をお願いしたときも対応がよかったので、なかなかよかったと思います。

*ホテル選びのポイントにしたのは、まずは立地。その次に価格。そして設備です。バルセロナでの最初の3泊は、バルサの試合を見ることがメインだったので、徒歩でスタジアムに行けることが条件でした。マジョルカでは電車やバスに乗って遠出をするつもりだったので、駅やバス停が密集しているスペイン広場前のホテルを選びました。最後のバルセロナはのんびり街中を散歩して帰国に備えるつもりだったので、新市街のグラシア通りから近いところをチョイスしました。

*「暮らすような旅」というのを気分だけでも味わいたかったので、最初のホテルはキッチンが付いている部屋を選びました。また、「シャワーが出にくい」「うるさくて眠れない」とかは厭だったので、実際に利用した人たちのレビューをきっちりチェックしました。あれは意外と役立ちます。その結果、最初の2つのホテルは満足いくものでした。

*最後のホテルは、あるブログのオススメでした。ヨーロッパらしいクラシックホテルで、雰囲気は抜群によかったのですが、壁が薄く、シャワーも固定式で、僕らにとってはイマイチでした。結論としては、僕らは雰囲気のあるクラシックホテルよりも、現代的なアメリカンスタイルのホテルが合っているようです。

3.「言葉」

*半年間ほど真面目にスペイン語に取組みました。その結果、相手が言いたいことは大体分かりましたし、ほぼ片言で返すような感じでしたが、ある程度自分の意志は伝えることができました。そうやってなんとかスペイン語でやりとりをすると、マジョルカではけっこう喜んでくれて、いろいろとサービスをしてくれたりやさしく接してくれる人が多かったです(バルセロナではカタルーニャ語が主流なせいか、そこまでではありませんでしたが)。なので、スペイン語を勉強してから旅行に行って本当によかったと思いました。これから行く人は、現地の言葉を少しでもいいから勉強して行くことをオススメします。その方が絶対に楽しい旅になるはずです。

*でも、こんなにスペイン語の効用を言っておきながら、実はバルセロナもマジョルカ島もかなり英語は通じます。

*スペイン語が出てこないときは、とっさに英語が出てしまったのですが(しかも片言)、何事もなかったかのように応えてくれました(やさしい)。ひどい時は、向こうが英語で尋ねてくれたのにスペイン語で応えてしまい、気を遣って向こうがスペイン語で尋ねたら、今度は英語で応えてしまうという嫌がらせにも取られかねない受けごたえをしたこともありました。もちろん嫌がらせではなく、緊張してわけが分からなくなってただけなんですが(笑)。そんな時もみんなやさしかったです。

4.「荷物」

*まずスーツケースはリュックにもなる大きめのソフトキャリー(それぞれ45Lサイズ)にしました。理由は、石畳の多いヨーロッパでは、スーツケースだと転がすのが大変なところが多く、ソフトキャリーならいざとなれば背中に背負えるから(by 旅好きの友人)。そのアドバイスどおり、ソフトキャリーを購入。しかし、ヨーロッパ旅行経験者の友人2人に見せると「小さいなー!」と言われました。自分たちとしては、かなり大きいサイズを買ったつもりだったのですが、実際は、帰りにお土産を買うとかなりパンパンになり厳しかったです。

*持っていく物に関しても色々な人たちからアドバイスをいただきました。中でも、昔からお世話になっている人から、海外用のコンセントや携帯湯沸かし器など色々と旅行便利グッズを貸してもらえたので、かなり助かりました。ありがとうございました。

*本やインターネットでは「飛行機の中に持って入れる手荷物は1つまで。それ以外は追加料金を取られます。」とあったのに、実際は平気で2個以上持ち込んでいる人が多数でした。けっこう苦労して詰めたのに・・・

*お金は関空でとりあえず10万円分をユーロに両替し、足りなくなったら向こうで国際キャッシュカードで降ろしました。また、買い物はクレジットカードで済ますこともありました。街を観光するときは、お腹に巻き付けるタイプのベルト型の貴重品ケースにパスポート、クレジットカード、国際キャッシュカード、それに飛行機のEチケットと大きいお金を入れ、ズボンの前のポケットに細かいお金を入れて、ガイドブックは地元のスーパーの袋(だいたいコルト・イングレスのもの)に入れて歩きました。これはmixiや他のサイトで読んだのを参考にしました。その甲斐あってかスリには1度も遭わず、怖い目にも遭いませんでした。

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そんな感じで準備も進み、後は旅行記に書いたとおり楽しい旅になりました。色々教えてくれた友人の皆様、ほんとにありがとうございました。

そして、本編では触れなかった、今回の旅で感じた細かいことを以下に記します。

「ローマ」

*ローマは、自分が想像していたよりもたくさんの人種の方が暮らしていて意外でした。人種のるつぼと言ってもいいくらいかと。

*ローマの地下鉄は怖いと聞いていましたが、車両内は特になんとも思わなかった。でも、プラットホームは昼間でも暗すぎると思う。それが少し怖く感じました。

「バルセロナ」

*バルセロナの街、特に新市街は都市計画がきっちりしていて、美しい町並みが印象的でした。道路は碁盤の目に張り巡らされ、道幅が広く、建物は5階建てで統一されており、各ブロックごとに中庭スペースを設け、何処も光が差し込みやすくなっています。また、歩道には街路樹が多く、随所にベンチが設置されており、歩行者にとてもやさしく計画されています。大阪もこうなってくれればいいなと思いました。日本にも、もっと美意識に基づいた都市計画が必要なように思います。

*嫁が自称「バルサファン」でしたが、ちょっと違うんじゃないかと感じたようです。僕も、やはりあれはカタルーニャの人たちのものだと実際に見て痛感しました。あの街に住み、歴史を感じ、自分たちの誇りとしてバルサを文字通りサポートしています。よく言われる「クラブ以上の存在」という言葉は誇張でもなんでもありませんでした。

「マジョルカ」

*マジョルカ島は、日本では情報が少ないですが、見所満載の最高に美しい島でした。テレビで見る南仏のリゾートのような雰囲気もありながら、物価はそこまで高くないし、本当におすすめです。

*そして出会う人たちが、みんなやさしかったです。

「食事」

*ごはんはどこも美味しくて、僕たちは日本食が恋しくなることはありませんでした。

*スペインでは、朝食やディナーよりもランチがメインです。なので、沢山の量を時間をかけてゆっくり食べます。2時からランチにする人が多いので、1時から1時半までにお店に入ることをオススメします。2時になるとあっという間に人気店は満席になります。また、12時台に行くと、逆にランチメニューが無いかもしれないので、この時間に行くべしです。

*パエリアとかを単品で頼みたくなると思いますが、安くて量が多い本日のランチ「Menu del dia」が絶対オススメです。これだと野菜も沢山とれるし、栄養バランスがいいと思います。定食でパエリアを選ぶのもありですね。

*夜はバル巡りで、軽くというのが基本だと思います。スーパーや百貨店でデリやパンを買って、ホテルで軽く食べるというのも楽しいですよ。

*ホテルでは朝食付きを考える人も多いと思いますが、バルやカフェが朝早くから開いているし、安くて美味いのでその方がお得だと思います。

「その他」

*今回の旅で使うためにiPhoneに変えたのですが、これが正解でした。地図やインターネットはもちろん、通過換算などとにかく色々な場面で重宝しました。

*いろんな人たちから、「ヨーロッパでは人種差別的なからかいをされるけど気にしないように」と聞かされていたのですが、そんなことは皆無でした。

*大阪にいると、たまに心斎橋あたりで中国人観光客のマナーの悪さにイライラすることがあるんですが、帰りの飛行機での関西のおっちゃん・おばちゃんの団体さんのマナーが、それ以上にひどくて恥ずかしかったです。

*僕らが行ってた時期(4月中旬)は、意外と日本の原発のニュースは報道されていませんでした。

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以上、長い旅日記でしたが、最後まで読んでいただきありがとうございました。みなさんの旅の参考になれば幸いです。

次は、ポルトガルに行きたいと密かに思っています。

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投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズをこよなく愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、ジム・ホール、グラント・グリーンなどがフェイバリット。

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