第10回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

14 / Oct / 2012 (sun) 第10回 発表会にて / 第二部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。
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16番:長野さん「Vou te contar」*(初)
休憩をはさみ、ここからしばらく弾き語りが続きます。後半1番目は、初登場の長野さん。曲は名曲「ウェイブ(波)」です。この曲をやり始めてから、時間が短かったので不安だったんですが、なかなかのパフォーマンスを聴かせてくれました。課題だった間奏のギターソロを終わったところでホッとしたのか、続く歌詞を「*○$△□☆▲~!!」と訳の分からん言葉でごまかして、会場の大爆笑を誘っていました(笑)。恐るべしステージ根性。素敵でした!

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17番:池田さん「A felicidade」*(2)
2回目の発表会の池田さん。曲は10番の奥野さんに続き「フェリシダーヂ」です。こちらは、ブラジルの奇才・トン・ゼーの変拍子っぽく聞こえる6/8拍子のアレンジ。これを弾き語りでするのはかなり難しいんですが、昨年の発表会や今年の交流会を通じてもベストと思える演奏の出来映えで、嬉しい驚きでした。歌もだんだん上手になってきたんじゃないでしょうか?素晴らしいパフォーマンス、ありがとうございました!

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18番:あべゆみさん「A felicidade」*(3)
3回目の発表会のあべゆみさん。池田さんに続いての「フェリシダーヂ」です。こちらは正統派ボサノヴァといったアレンジで、ライブで培ったその堂々とした素敵な歌声を披露してくれました。イントロのアカペラもよかったし、ギターの伴奏が入ってからも1つ1つの言葉を丁寧に歌っていくところが素敵でした。ギターもだんだん上手になってきてますよね。ソロで弾き語りのライブを実現させる日も近いのでは?楽しみにしています!

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19番:高木さん「O pato」*(初)
初登場の高木さん。曲はユーモラスで軽快な「オ・パト」です。高木さんの雰囲気にぴったりの曲ですね。ジョアンのヴァージョンをベースにしながら、オリジナリティ溢れる歌い方とリズムに変化を加えたギターがなかなか素敵で、本当に初参加?と思わせるレベルの高い演奏でした。かっこよかったです。これからもっといろんな曲に挑戦したいそうですので、本当に楽しみですね。高木さんらしいこのテイストを大切にしていっていただきたいと思います。がんばっていきましょう!

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20番:久野さん「東京」*(10)
唯一人、全ての発表会に参加してくれている久野さん。今回はサニーデイ・サービスの「東京」を歌ってくれました。あえてギターはボサノヴァっぽくせずに、原曲に近い雰囲気のアルペジオでアレンジにしました。この曲を選んだのは、久野さんがライブをしている時に、友人から是非カヴァーして欲しいとリクエストされたからだそうです。その友人の気持ちが分かるような、久野さんの独特な声に似合う曲でした。素敵な演奏をありがとうございました!

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21番:日吉さん「Fã」*(2)
2回目の参加の日吉さん。女性だけでなく男性にも評判がいい少しかすれたハスキーな声で、イヴェット・ザンガロの「Fã」を歌ってくれました。この曲では、ギターのリズムに慣れることと歌詞を覚えるのに大変苦労したのですが、本番では間違えずにしっかりと素敵なパフォーマンスを見せてくれました。本人は緊張していたらしいのですが、そんな風には見えませんでしたよ。お疲れ様でした!

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22番:開さん「A felicidade」(2)
ここからはソロギターが続きます。まずは2回目の登場の開さん。Newギターを引っさげて披露してくれたのは、この日4人目となる「フェリシダーヂ」です。開さんは、江部賢一さんの楽譜を参考にしました。少し緊張気味でしたが、1つ1つの音を大切にしっかりと演奏。いい音を聴かせてくれました。次はブラジルギターが欲しいそうです。ブラジルギターを弾く開さんは、どんな感じになるのでしょうか。楽しみです!

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23番:堀田さん「Nós e o mar(2人と海)」(初)
初登場の堀田さん。曲は「二人と海」を佐藤正美さんの楽譜のアレンジで。初登場なのにこんな後ろの演奏順で演奏させてしまってごめんなさい・・・と内心思っていたんですが、でもそんな心配は不要でした。見事な演奏で会場を盛り上げてくれましたね。サビの運指が難しくて苦労したのですが、本番ではバッチリでした。本人も楽しかったと言ってくれていたので、気が早いですが来年も楽しみになってきました。これからもがんばっていきましょうね!

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24番:遠藤さん「Samba triste」(6)
6回目の参加の遠藤さん。ライブもたくさんするようになって、すっかり貫禄も身に付いてきたように思います。そんな遠藤さんが挑戦するのは、当教室でも人気の高いバーデン・パウエルの「悲しみのサンバ」。本番前には「悲しすぎるサンバ」にならないようにしたいです、と冗談を言っていましたが、そうならなくてよかったですね(笑)。あのマシンガンのようなカッティングをしっかり再現され、なかなかのバーデンっぷりでした。少しのミスはあったかもしませんが、素敵な演奏でしたよ。お疲れ様でした!

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25番:兵頭さん「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」(6)
こちらも6回目の参加の兵頭さん。曲は遠藤さんに続きバーデン・パウエル・ヴァージョンの「イパネマの娘」です。軽妙なMCで始まる兵頭さんのステージはほんとに楽しくて、お酒に関する話ではかなり笑いを誘っていました。そんな兵頭さんですが、演奏は冗談抜きのガチンコで、圧巻の演奏を披露してくれました。バンド活動だけでなくソロでもライブをされていますので、会場で見て気に入った方は是非遊びに行ってみてください。熱演ありがとうございました!

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26番:上田さん&川畑さん「Summer」(3)
ここからはデュオが続きます。まずはウクレレデュオの上田さんと川畑さんです。どちらも3回目の参加です。曲は北野たけし監督の「菊次郎の夏」のメインテーマで、久石譲さんの作曲です。CMなどでも使われていました。これをウクレレデュオでできるようにアレンジしたのですが、二人のウクレレの優しい音色のおかげで狙いどおりの感じに仕上がりました。秋の発表会でしたが、夏の終わりの爽やかな空気に包まれたように思いました。お疲れ様でした!

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27番:佐崎さん夫妻「フラガール」(3)
3回目の参加の佐崎夫妻。今回は映画「フラガール」よりジェイク・シマブクロ作曲のメインテーマに挑戦です。旦那さんは普段クラシックギターでレッスンしているのですが、原曲のイメージを大切にするためにフォークギターで演奏しました。そのキレのある伴奏に乗って、奥さんのウクレレが華麗にメロディーを奏でていました。さすがと思わせる演奏に会場からも大きな拍手が。素敵でしたね~。ありがとうございました!

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28番:中井さん&コシさん「元気を出して」*(2)
2回目の参加の中井さん。今回は会社の同僚のコシさんを誘ってデュオで参加です。曲は竹内まりあの「元気を出して」を秦基博とスキマスイッチがカバーしたヴァージョンを参考にしました。コシさんの伸びのあるヴォーカルを優しく包むような中井さんのギターがなかなか素敵で、聴かせどころのギターソロもよかったですね。じっくり聴き入ることのできる素敵な演奏でした。お疲れ様でした!

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29番:河井さん&藤平さん「落葉樹」(3)
いつもデュオで参加してくれる河井さんと藤平さん。今回で3回目になります。いつもパワフルで迫力のある演奏を聴かせてくれます。今回は佐藤正美さんの「落葉樹」に挑戦しました。今回もパワフルな演奏は健在で、藤平さんの切れ味するどいクラリネットが圧巻でした。
そしてなにより河井さんのギターのリズムに安定感が出て来たのが凄くよかったです。テクニックはありながら走りがちだったリズムが改善され、ほんとにいい演奏になっていました。ありがとうございました。またこのデュオを聴かせて頂けるのを楽しみにしています!

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30番:吉岡さん&西口「Spain」(3)
そしてトリは3回目の参加の吉岡さんと僕のデュオです。曲はチック・コリアの「スペイン」です。正直、難しかったです。でも、僕の演奏はともかく吉岡さんのソロがかっこ良かった!2人のキメのフレーズのタイミングが少しずれたりして、もったいない部分もありましたが、なかなか楽しく演奏できました。吉岡さん、お疲れ様でした。またこの曲をどこかで一緒に演奏しましょうね!!

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31番:uncherry「Clouds and plants(オリジナル曲)」
最後はこの日ずっとステージのセッティングを手伝ってくれた木山くんと僕のユニットのuncherryで演奏。曲はオリジナルです。急遽演奏を止めて曲を変えたりしたのに、温かく聴いてくださった会場の皆様、しっかり支えてくれた木山くん、本当にありがとうございました。

スタンダードナンバーが続いても特に単調になりすぎる事なく、ウクレレもいいアクセントとなり楽しい発表会となりました。生徒さん達のやりたい音楽・個性がはっきりしていて、それぞれの持ち味を存分に発揮してくれた様に思います。毎年メンバーも変わり、新たなスター?が出てくるので発表会は面白いなと改めて思いました。本当にありがとうございました。

それでは恒例の番外編へと続きます。

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投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズを愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、アグスティン・ペレイラ・ルセナ、ジョー・パスなどがフェイバリット。

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