第14回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第一部

16 / Oct / 2016 (sun) 第14回 発表会にて / 第一部

教室もおかげさまで11年目を迎えました。今年も出演者を募集したところ、ギター23名・ウクレレ10名の総勢33名の生徒さんが集まってくれました。参加してくださった生徒の皆さん、ステージ脇での仕事や受付などを手伝ってくれたスタッフの皆さん、会場の「IOR?I/雲州堂」のスタッフの皆さん、そしてなによりご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。

では、当日の模様を写真で振り返ります。
(※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。)

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恒例の開演前の集合写真。さて今年はどんな発表会になるのかな?

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1番:河村さん「Gentlemandolin / ジェントルマンドリン」(2)
今回、トップの重責を担わされたのは2回目の参加の河村さん。曲は当教室でも人気のジェイク・シマブクロさん作。河村さんの雰囲気に合う爽やかな曲調です。でもその爽やかさとは対照的に弾くのはとても難しい曲なのです。特に中盤のワイドストレッチ(指を大きく開く)が難しくて手の大きい男性でも諦めることもあります。そんな曲を軽やかに弾きこなす姿に会場からは大きな拍手が。素晴らしかったです。この演奏で発表会に勢いが出ました。ありがとうございました!

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2番:中井さん「Garota de Ipanema / イパネマの娘」(初)
初登場の中井さん。曲はボサノバのド定番「イパネマの娘」をソロギターで。当教室ではお馴染みです。レッスンの時は、なかなかテンポが安定しなかったのですが、本番では安定した落ち着いたテンポの演奏で感心しました。本番に強いですね。課題だった単音のメロディーと強弱もバッチリ。この日のために新調したというスーツも似合っていましたよ。中井さんの発表会に対する意気込みを感じられて嬉しかったです。ありがとうございました!

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3番:西村さん「あの日に帰りたい」*(初)
3番目も初登場の西村さん。この日のウクレレ組では唯一の弾き語りです。曲は説明無用のユーミンの名曲です。1番はインスト、2番は歌というちょっと変わったアレンジで挑戦です。前半は少し緊張気味でしたが、後半の歌からは伸びやかな歌声を披露してくれました。打ち上げが終わった後に帰り際に聞いたのですが、実はウクレレのストラップが外れていて、とても弾きにくくてめっちゃ焦っていたそうです。その状態でよく最後までしっかり弾ききってくれました。これからは焦らずしっかりセッティングしましょうね。お疲れ様でした!

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4番:奥村さん「Samba de uma nota só / ワン・ノート・サンバ」(初)
初参加の生徒さんが続きます。4番目は奥村さん。曲はこれも当教室ではお馴染みのボサノバスタンダード。ソロギターで挑戦です。柔く甘い音色なのに、迫力のある少し速いテンポの勢いのある演奏を披露してくれました。サビは単音のメロディーなのですが、ちょっとテンポが速すぎたのかちょっと鳴りきらなかったかな?でも課題だったアレンジしたソロパートをしっかり弾ききって、今までの練習の成果を見せてくれました。もともとテクニックもあるし、これからを期待せずにはいられません!来年が今から楽しみです。これからも頑張っていきましょう!

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5番:Bishop あかいさん「É Luxo Só / なんて華麗」*(初)
5番目も初登場の赤井さん。曲はアリ・バホーゾの名曲。ジョアンの演奏でもお馴染みです。でも当教室でこの曲に取り組んだ方は赤井さんが初めてです。司会の僕がしゃべっている時からギターを弾くという演出で、僕が喋り終わるとすぐにその甘い歌声が響きました。男性にしては少し高めのキーなので、下手をするとキンキンしそうなのに、声質が甘いので耳に心地いいという素敵な歌声を聴かせてくれました。前半はギターが緊張のためか不安定でしたが、後半は持ち直してしっかりとサンバのリズムを刻んで、その歌声と相まって心地よい演奏になりました。ありがとうございました!

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6番:村岡さん「Hula Girl / フラガール」(3)
ハワイが大好きな村岡さん。昨年はトップバッターで僕とのデュオで演奏してくれましたが、今年はソロでフラガールのバラードアレンジに挑戦です。2日前のレッスンでは完璧だったので安心していましたが、ちょっと緊張したのか序盤で少しミスをしてしまい、崩れるか?と思ったのですが、すぐに持ち直してくれました。今年の課題としていた強弱をつけた演奏と感情表現を、そのウクレレで、ものの見事に表現してくれたと思います。いい演奏でしたね。癒されました。熱演ありがとうございました!

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7番:佐崎トさん「All my loving / オール・マイ・ラヴィング」(5)
もう5回目の発表会の佐崎トさん。奥様の佐崎イさんとのデュオのイメージが強いですが、今回は2回目のソロギターに挑戦です。曲はビートルズの曲のボサノバアレンジに挑戦です。かなり苦労してものにした曲でしたが、思いが強すぎたのかかなり緊張されていました。1度前半で止まってしまい最初からやり直しましたが、その後はなんとか最後までしっかり弾ききってくれました。レッスンではテンポがなかなか速く演奏できなかったのですが、本番では心地よいテンポで演奏してくれました。これからも頑張っていきましょう!

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8番:門脇さん「夜の汽車は(オリジナル曲)」*(2)
2回目の発表会の門脇さん。昨年はコルコヴァードに挑みましたが、2年目で早くもオリジナル曲に挑戦です。相変わらずの抜群の歌唱力。ほんとに素敵な歌声で会場の雰囲気をあっと言う間に自分のものに。ギターも昨年より確実に進歩しているところ見せてくれました。課題だった後半のハイポジションのセーハと難しいコードが続くところもなんとか乗り切り、もう一つの課題だったエンディングもしっかりと鳴らせてとてもいい演奏になったと思います。演奏後、PAの方や他の生徒さんから「ギターが進歩している」「ギターの音がよくなった」と言われて嬉しかったそうです。努力の賜物ですね。お疲れ様でした!

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9番:佐崎イさん「In the mood / イン・ザ・ムード」(5)
5回目の登場の佐崎イさん。曲はスイングジャズの名曲です。ジャカソロアレンジでの挑戦です。直前に近くの中之島公園で練習するのがうちの教室のあるあるなのですが、そこでは完璧に弾けたらしいのですが、本番では過緊張で指が震えてしまい、何度もやり直してしまいました。それでも普段通りとはいきませんでしたが、折れることなく最後まで演奏してくれました。打ち上げの席でも弾いたのですが、その時はしっかり弾けていたので本当にもったいなかった。これからはその素敵な演奏をお客さんにしっかり聞いていただけるように、メンタルトレーニングをしていきたいと思います。頑張りましょうね!

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10番:西田さん「Consolação / コンソラソン」(3)
今年で3回目の発表会の西田さん。曲は大好きなバーデン・パウエルの名曲に挑戦です。実は彼女もメンタルが弱く、今までは本番で力を発揮できないことが多かったのですが、今年はメンタルトレーニングを中心に取り組んでその大きな課題をクリアすべく頑張ってきました。その地道な努力の結果、今年は本当に堂々とした演奏で、演奏後は会場が大きな拍手で包まれました。この曲はベース音がメロディーを奏で、高音部がその合いの手を刻むスタイルで音量差をつけるのが難しいのですが、見事に表現できていました。よく頑張りましたね。いい演奏をありがとうございました!

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11番:久野さん「Emoldurada / エモルドゥラーダ」*(12)
2年ぶりの発表会参加の久野さん。曲はイヴァン・リンスの名曲です。2年ぶりだし、もともと緊張するタイプなので大丈夫かな~?と心配していたのですが、そんな心配は無用でした。イントロから落ち着いた出足で、その特徴のある透き通った歌声で会場を包んでくれました。久野さんの声によく合う曲で、改めて曲の良さを再認識できました。レッスンではテンポのキープが一つの課題でしたが、心地よいテンポで最後まで演奏してくれました。ギターも上手になったな~と思いました。久しぶりにこの場で聴けて嬉しかったです。ありがとうございました!

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12番:北村さん「Bohemian rhapsody / ボヘミアン・ラプソディ」(3)
第一部のトリを飾ってくれたのは、3回目の登場の北村さん。曲はクイーンの名曲。ウクレレ好きな人にはお馴染みの、ジェイク・シマブクロさんの超絶ヴァージョンです。見た目は華奢で可愛らしい雰囲気なのに、演奏はいい意味で堂々としてて可愛くない(笑)。前半は落ち着いた抑揚のある演奏でその世界観を表現。ただ、後半畳み掛けるようなパートで少しミスが目立ったのはもったいなかったですね。それでも曲の難しさが理解できるのか、演奏終了後は会場から一際大きな拍手が。後で聞いたら、中音が少しキンキンしていてやりにくかったそうです。それでも最後までしっかり演奏してくれてあっぱれでした。お疲れ様でした!

ちなみに・・・
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今回受付スタッフをしてくださった、左から、竹内さん、壱岐さん、本当に助かりました。ありがとうございます。またここに写真はありませんが、動画を撮影してくれた中川くん、PAを手伝ってくれた田辺さん、本当にありがとうございました。心から感謝します。

この後、第二部に続きます。

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投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズを愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、アグスティン・ペレイラ・ルセナ、ジョー・パスなどがフェイバリット。

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