第7回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 前編

Oct / 11 / 2009 (sun) 第七回・秋の発表会にて / 第一部

会場を「IOR?I/雲州堂」に移して、新たな気持ちで望んだ第七回目の発表会。今回もお天気に恵まれ、いい感じでリハも終わり、本番に望みます。その模様を写真で振り返ります。

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まずは全員で集合写真。

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普通に撮った後、カメラマンの一言で全員で「エイエイオー!」(笑)

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雲州堂は楽屋が舞台の真上なので、本番中は練習ができません。なのでこの空いた時間を利用して、みんな必死に練習していました。なんだか微笑ましい風景です。

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そしていよいよ本番がスタート。今回もたくさんの方に足を運んでいただきました。ありがとうございました。

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司会は今回も主宰の西口が担当です。少しはしゃべりも上達したと自分では思うのですが、実際はどうなんでしょう? 相変わらずこれが一番緊張します(笑)

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1番:遠藤さん「Corcovado」
今回のトップバッターは三回目の参加になる遠藤さんでした。曲はボサ・スタンダードの「コルコバード」。ソロギターで演奏しました。後半のソロパートはご自分でアレンジを施して、非常にかっこいいものに仕上げてくれてました。コードフォームを巧みに変えながら、メロディーを紡いでいくその手腕は素晴らしいです。衣装もおしゃれだし、キマってますよね。かっこいい大人の見本です。ありがとうございました。

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2番:遠藤さん&吉田さん「Time after time」
遠藤さんのラブコールで実現したデュオ。吉田さんは2回目の参加です。曲はシンディ・ローパーでおなじみの「タイム・アフター・タイム」。直前まで近所の中之島公園で練習する熱の入れようで、もちろんそのパフォーマンスは素晴らしいものでした。吉田さんのキュートな声に絡む遠藤さんの渋いコーラスとギター。かっこいい。これも大人の魅力ですね。ありがとうございました。

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3番:吉田さん「Lovefool」
そして遠藤さんが引いてステージに残った吉田さんが披露してくれたのは、スウェディッシュ・ポップのカーディガンズの「ラヴフール」。曲調も雰囲気も吉田さんにぴったりで、とても心地よく耳に響いてきました。ちょっと緊張気味(?)のようでしたが、それでもこんなに歌えるなんて。とても2回目の参加には見えない堂々としたステージでした。次回はどんな曲に挑戦してくれるのか、今から楽しみです。お疲れさまでした!

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4番:立石さん「Raindrops Keep Fallin’ On My Head」
そして初登場の立石さん。曲は「雨にぬれても」。とにかく英語の発音がきれいで歌がうまい!全体のアレンジはサザンの関口さんと竹中直人さんのアルバム「口笛とウクレレ」収録のverを参考にしたのですが、エンディングは原曲を参考にテンポの速いフレーズを作りました。それを入れるかどうか前日まで悩み、結局やらないことにしていたのに、本番あっさりとやってのけました(笑)。しかも3回ぐらいリピートなのに1回だけ(笑)。肝っ玉があるのかないのかよくわかりません(笑)。でも素敵な演奏でしたよ。ありがとうございました!

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5番:今村さん「人生のメリーゴーランド」
今回が2回目の挑戦になる今村さん。曲はジブリの『ハウルの動く城』の挿入歌「人生のメリーゴーランド」です。今回の参加者の中で唯一のフォークギター使用です。フォークギター特有の「シャリーン」とした音色が耳に心地よかった。練習のときよりも相当緊張されてたようですが、途中から調子を取り戻し、最後までしっかり演奏してくださいました。次回もまたがんばりましょうね。よろしくお願いします!

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6番:灘さん「街の灯り」
久々に登場の灘さん。4回目の挑戦です。そして初のうたものです。曲は堺正章さんの名曲「街の灯り」です。元々ロックバンドでボーカルを担当しているだけあって、その歌唱力は圧巻でした。めっちゃかっこよかった。練習していた間奏部分もしっかりと弾けたし、下で聴いていて、僕は非常に手応えを感じました。お客さんの拍手も一際大きかったような。素敵でした。ありがとうございました!

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7番:片上さん「主よ、人の望みよ喜びよ」
こちらも久々の登場の片上さん。今回で2回目です。曲はバッハの「主よ、人の望みよ喜びよ」。実は前回もこの曲で参加の予定だったのですが、もう一つ思ったような仕上がりにならず、さらに半年研鑽を重ねて、満を持してのこの日でした。その甲斐あって、とてもいい演奏ができたと思います。プロの人が弾くような達者な演奏ではなかったかもしれませんが、その演奏にはこの曲の新たな魅力に気づかされるような気がしました。ほんとにお疲れさまでした。次回も楽しみにしています!

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8番:弘中さん「She」
初登場の弘中さん。曲は映画『ノッティングヒルの恋人』の挿入歌で、エルウ゛ィス・コステロが歌ったシャルル・アズナブールの名曲「She」。コンサートウクレレの柔らかい音色で紡がれてゆくメロディーは、聴く人の心をグッと掴んでいました。初めての参加とは思えない落ち着きで、とても素敵な演奏だったと思います。
レッスンでも非常に積極的にいろいろな曲にチャレンジしているので、これからがまた楽しみです。これからもよろしくお願いします!

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9番:酒井さん「Let it be」
こちらも初登場の酒井さん。曲はビートルズの名曲「レット・イット・ビー」。キーを変え、ボサノバ風に開放弦を上手く利用したコード進行にアレンジし、さわやかな「レット・イット・ビー」になりました。こちらもほんとに初めてとは思えないしっかりした歌と演奏で、会場からも大きな拍手をもらっていました。打ち上げでもリクエストされて、みんなで合唱しましたね。すっかりうちの教室の人気者です。この調子でどんどんがんばっていきましょう!期待しています!!

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10番:西木さん「O Pato」
そして三回目の登場になる西木さん。曲はユーモラスでかわいいボサの名曲「オ・パト」をソロギターで演奏。前回も前々回も途中で止まり、そのときの笑顔がいいとお客さんから言われていましたが、今回は見事に途中で止まることなく最後までしっかりと演奏できました!しかもこの曲、超難しいんです。たいしたものです。演奏終了後、本人の口から思わず漏れた「やったー!」という声に会場中が爆笑でした(笑)。素敵な時間をありがとうございました!

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11番:佐藤さん「 Pra machucar meu coracao 」
前半のトリを飾ってくれたのは、2回目の挑戦の佐藤さんです。曲はゲッツ/ジルベルトにも収録されている「プラマシュカー・メウ・コラソン」。前回の時にあべゆみさんの歌を聴いて、歌いたいと思ったそうです。そういうのを聞くと発表会をやっててよかったな~と思います。そしてボイトレまで通いだしたその成果は・・・お見事!の一言でした。ボサノバギター教室らしい演奏で素晴らしいと思いました。これから自分のオリジナリティを探すのが課題になってくると思うので、これからもがんばっていきましょう。お疲れさまでした!

第二部に続きます。

第7回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 後編

Oct / 11 / 2009 (sun) 第七回・秋の発表会にて / 第二部

そして休憩をはさんで、第二部がスタートです。
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12番:あべゆみさん「Agua de beber」
2回目の参加になるあべゆみさん。曲はボサノバスタンダードの名曲中の名曲「おいしい水」です。今回も素敵な歌声で第二部のスタートを飾ってくれました。その堂々とした歌いっぷりに、みんな惚れ惚れしていましたよ。発表会終了後には、イベントをやっている人から「ライブに参加しませんか?」という依頼までありました。凄いですね~。これからの活躍を期待しています!

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13番:内海さん「ナイトクルージング」
4回目の参加になる内海さん。今回はフィッシュマンズの名曲「ナイトクルージング」を大胆にもBossa風ソロギターにアレンジ。僕も個人的に思い入れの強い曲なので、イントロだけで泣けました(笑)。この曲はコード進行が非常にシンプルなので、それを代理コードなどを駆使して少しでも膨らみのあるアレンジにしていく作業が大変でした。でも苦労した甲斐があって、非常に印象深い、他では味わえない演奏になったと思います。ご苦労様でした。毎回演奏が確実に上達していっている内海さん。 これからがまた楽しみですね。

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14番:岡本さん「Dindi」
そして第1回から皆勤賞の方が3人いらっしゃるんですが、そのうちの1人、岡本さんの登場です。曲はシルヴィア・テリスの愛称が曲名になったジョビンの名曲「ジンジ」。透明感のある岡本さんの声にぴったりの曲で、聴いていて非常に気持ちよかったです。また、間奏ではコードソロをはさんだのですが、それもなんとか無事クリアできてホッとしました。これからはさらにギターの幅を拡げて、色々な曲に挑戦していきましょう!お疲れさまでした!

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15番:川中さん&山口さん「Amazing grace」
うちの教室の発表会ではすっかりおなじみの、川中さんと山口さんのウクレレデュオ。 今回はゴスペルの名曲「アメイジング・グレース」に挑戦。ウクレレの季刊誌に載っていた、バンバンバザールの富やんさんアレンジの楽譜を元に、ゴスペルだけに二人で掛け合いで演奏できるようにアレンジしました。二人はこの2週間前に、川中さんの「ウクレレバッグ展」でライブをしたり、色々と忙しかったので、十分な練習時間が取れなかったにも関わらず、今回も、毎回会場をほっこりした気分にさせてくれる二人の演奏は健在でした。心地よい時間をありがとうございました。

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16番:久野さん「under the sun (original)」
皆勤賞2人目の久野さん。今回は満を持してのオリジナル曲「under the sun」で参加。不思議な魅力を放つ声は健在。しかもそれをわかってるかのような曲作り。憎いです。素晴らしいです。最近、写真や雑貨の個展などでコラボをするなど、活動の拠点を拡げています。これからどんな風に成長していくのか非常に楽しみです。もうすぐ音源も作るらしいので、それはまたこの教室のブログでも宣伝させていただきます。

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17番:河野慈元さん「12番街の一休さん」
4回目の参加になるジゲンさん。今回はスタンダードの「12番街のラグ」とアニメの「一休さん」のオープニングテーマを大胆に繋げ、それをソロウクレレにアレンジし演奏しました。MCも含めて毎回その芸達者ぶりには驚きます。いたってマジメなアレンジで演奏もマジメなんですが、一休さんの「あ~あ~なむさんだ~」のフレーズで会場は笑いに包まれていました。とてもピースな空気で会場を包んでくれたジゲンさん。来年はどんなことをやってくれるのか、今から楽しみです。

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18番:兵頭さん「Aguas de marco」
3回目の参加の兵頭さんが今回果敢に挑んだのはジョビンの名曲「三月の水」。最も有名なジョビン本人とエリス・レジーナのデュオは、125小節リピートなし。この曲をやる人は、だいたいコード進行を自分のやりやすいように変える人が多いんですが、兵頭さんはそのデュオの形式+アグスティン・ペレイラ・ルセナのソロを参考にギターソロまで入れました。歌詞も長いし覚えるのが大変だったと思います。この日はちょっと緊張気味でしたが、その努力の成果は演奏に現れていましたね。素晴らしい。来年もよろしくお願いします!

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19番:橋本さん「Desafinado」
皆勤賞3人目のうちの教室のスター・橋本さん。今回は初めて弾き語りに挑戦です。曲は名曲「デサフィナード」。しかも自分で作詞した日本語の歌詞を乗せて歌うという無謀な試みを敢行。まずはその心意気に1票です。そして熱いMCに続き、まるであの名曲を大胆にも解体していくかのような伴奏と歌、間奏では得意のインプロビゼーションを織り交ぜ、これぞ橋本イズムという演奏を聴かせてくれました。もう少し時間をかけてコンセプトを煮詰めたい感じはありましたが、その存在感は絶大でした。
ありがとうございました!

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20番:野中さん「蘇州夜曲」
4回目の登場になる野中さん。前回に引き続きウクレレ組のトリを飾っていただきました。今回は服部良一さんの名曲「蘇州夜曲」をソロウクレレにアレンジ。序盤は固さも見られましたが、途中から素晴らしい演奏を披露してくれました。野中さんのやさしい音色の素晴らしさを存分に生かすことのできる選曲でしたね。演奏終了後には、他の生徒さんからこのアレンジの楽譜が欲しいとリクエストが出るほどのいい演奏でした。お疲れさまでした!

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21番:奥野さん「Triste」
そして今回もトリを飾っていただいたのは、うちの教室のマエストロ・奥野さんです。曲は「トリスチ」をソロギターで。サイレントギターをラインで出し、甘くジャジーな音色を武器に、イントロから雄弁にルバートでフレーズを歌わせ、インテンポに入ってからはそのリズムとコードワークで聴かせる素晴らしい演奏は圧巻。さすがです。自分の個性をしっかりと反映させたその演奏は、他の生徒さんの見本になったのではないでしょうか。次回もよろしくお願いします。お疲れさまでした!

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22番:主宰の西口「Despues de las seis
時間も押していたので1曲だけの演奏とさせていただきました。曲は大好きなアグスティン・ペレイラ・ルセナの名曲「Despues de las seis」。聴衆の皆様には長時間、最後までお付き合いいただき本当にありがとうございました。また来年、さらにパワーアップした姿を見せられるようにがんばっていきますので、その時は是非遊びに来てください。

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以下、打ち上げでの様子です。今回の目玉はナダ・プラントとオクノ・ペイジによる「天国への階段」でした(笑)。
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演奏ありがとうございました!