ボサノヴァギター教室の弾き語りコース

弾き語りのコースを選んだ人はまず、ギターか歌のどっちかを完璧に覚えてしまうといいらしいです。歌が簡単に歌えるなら、ギターの楽譜だけ見て弾けるし、ギターを楽に弾けるなら、歌の歌詞を見ながら歌えるという感じ。

だいたいは初心者からスタートした生徒さんが多いので、ギターをしっかり弾ける様に練習して、歌は別でYouTubeとか音源に合わせて歌って練習して、最後に合わせていく人が多いです。ギター経験者やベテランさんは、コードを見たらすぐおさえられるし、リズムもできるので、ギターをある程度完璧にして、その後歌詞を見ながら(ポルトガル語の発音とか教えてもらいつつ)せっせと練習している人が多いです。

曲をカスタマイズ

そして、ある程度できる様になったら、「イントロ」とか、「間奏」とか、「エンディング」とかを選んでいきます。特に有名な曲はたくさんパターンがあって(先生がその場で色々弾いてくれる)、その中から選んでいきます。

普段は先生に選曲してもらって、自分で曲を選ばない生徒さんも、このイントロをどうするか、どんなパターンにするかを選ぶのは楽しそう。

難しいイントロを選んで「ギターの練習になるから」と言う人もいたら、一番簡単そうなのを選んで「私(のギター)にそんな余裕はないっ!」と、まずはなんとか曲を仕上げる事を目標に頑張っている人も。難しいイントロを選んだ人も「発表会までに出来なかったら簡単なバージョンにかえる」って言っていました。

上手くなってきたら曲の中にギターソロのパートが登場!間奏はソロギターの練習みたいな感じで、先生が生徒さんのレベルに合わせて考えてくれるので、気に入ったパターンを勉強していきます。すごく分かりやすいアレンジが好きな人もいれば、ちょっと変わったアレンジが好きな人も。好みが分かれます。もちろん自分で考えてくる人も多いです。

エンディングは、どのコードで、どんな風に終わるのかでだいぶ曲の印象が変わるので、「この曲はやっぱり・・・」とご本人のこだわりも出てきて、上達すると自分で考えてくる人も増えてきます。最終的には自分でアレンジを考えられる力をつけるのが一番ですもんね。

Corcovado コルコバード

何故か最近、コルコバードが人気(ギター教室20年間で今更?初の人気曲に?)で、ソロギターコースも弾き語りコースもこの曲をやっている人が多いんです。空前のコルコバード・ブーム(ローカルすぎる!)。皆さんそれぞれにカスタマイズされてて面白い。弾き語りはまずキーがそれぞれに違うし、1番をポル語で、2番を英語で歌う人(その逆も)や、「学校で習った事のある英語じゃなきゃ歌えない」という人もいれば、「ボサノヴァはやっぱりポル語じゃなきゃ雰囲気でないな~」っていう人もいて人それぞれです。コルコバードじゃないけど、日本語で歌いたい人もけっこういて、自分で考えてくる人や、ネットで検索して日本語で歌っている人の歌詞を拝借してくる人も。

そうそう先日レッスンで、ベテランさんが「Desafinado(デサフィナード)」を久しぶりに歌って、ポル語の歌詞が微妙に違ってて大笑い。練習してないと謎の言葉になるのも教室あるあるです。また思い出さないと!

そんなこんなで最近の弾き語りコースのお話でした。

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投稿者: Yukiko

Web担当。教室内ではお茶だし担当。発表会やライブでは撮影担当です。楽器は全然弾けませんが、ジャスとボサノバが好き。この仕事のせいで、世間ではボサノヴァが常に大人気と勘違いしている。

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