26 / Oct / 2025 (sun)
※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語りです。


13.ringoさん「Desafinado」*
後半のトップを飾ってくれたのは、ringoさんこと藤友さんです。曲は「ヂザフィナード」の弾き語り。透き通るような歌声と確実なギターの伴奏はいつも通りよかったです。が、今回の肝は僕がアレンジした間奏のギターソロでした。直前の練習でようやく弾けた感じだったので少し不安でしたが、最後まで集中力を切らさずにしっかりと演奏してくれました。山場を乗り切って安心したのか、後半の歌はさらに声も出て良くなっていたと思います。9月にライブをしたこともあり、演奏に余裕が出てきたように思いました。素敵な演奏をありがとうございました!


橋本さん「Samba do avião」「O astronauta(宇宙飛行士)」
後半の2番手で登場の橋本さん。曲はバーデン・パウエルが演奏した人気の2曲を演奏してくれました。あかいさんの2曲目で叩いていた最近買ったパンデイロに夢中で、ギターをあまり練習できていないとMCで予防線を張ってからの演奏スタート。でもそんなMCがいらないぐらいどちらの曲もしっかりとした演奏を聞かせてくれました。リズムの安定感が増したのはパンデイロのおかげ?と思うぐらいテンポが安定していましたね。やっぱりテンポが安定していると聴きやすいですよね。いい演奏でした。熱演ありがとうございました!


徳山さん「Smile」*「All my loving」
続いては徳山さんの登場です。今回は弾き語りとソロギターの両方に挑戦してくれました。1曲目は弾き語りでチャップリンの名画「モダンタイムス」の主題歌をボサノヴァアレンジで。いつも通りの伸びやかで耳に心地よい歌声でスムースなボサノヴァを聴かせてくれました。そして今回の目玉は2曲目のビートルナンバーのボサノヴァソロギターアレンジ。難しいんですが、インスト初挑戦とは思えない安定感で最後まで聴かせてくれました。サウンドホール近くでつまびかれる柔らかいギターの音色が曲とアレンジに合っていました。素敵な演奏をありがとうございました!


いまなかさん「Chattanooga Choo Choo」「Caravan」U
そしてウクレレのいまなかさんが登場。今回はジャズの名曲をソロウクレレで2曲披露してくれました。曲の紹介を丁寧に説明してから深くお辞儀をして演奏がスタート。1曲目は明るく陽気な曲調を上手く表現できていたと思います。演奏中の笑顔がいいですね。2曲目はアップテンポの難曲を迫力あるカッティングで聴かせてくれました。曲の途中でのボディを叩くパーカッシブ奏法もカッコよかったです。その後の畳み掛けるような技のオンパレードも凄かったですね。熱のこもった演奏をありがとうございました!


加藤さん「Eu sei que vou te amar」*「Fotografia」*
続いてこちらも教室の人気キャラの加藤さんが登場です。いつものシアトリカルな前口上のMCで盛り上げてから演奏スタート。1曲目はバラードの「フォトグラフィア」。とにかく加藤さんは歌の表現力が抜群で、その世界に引き込まれます。ギターは少しだけ押さえ間違えもあったけど、2曲目に入る前のMCでそれをネタにする余裕までありました。2曲目の名バラードも流石の歌声。課題だったイントロも決まってかっこよかったです。間奏では日本語で加藤さんらしいセリフの朗読を披露。その後に続くオクターブを上げての歌も圧巻でした。熱演ありがとうございました!


渡辺さん「A rã」*「Deixa」*
そして「ゆきとひつじ」というユニットでライブ活動中の渡辺さんが登場です。あかいさんとともにドナートが好きで1曲目に「A rã」を演奏。伸びやかでよく通る声で独特な曲を爽やかに表現してくれました。渡辺さんは間奏のギターソロも自分でアレンジしています。途中で日本語の「かえるの歌」を上手く挿入して面白いアレンジを聴かせてくれました。2曲目はバーデンの名曲を熱唱。MCでの僕のソロギターヴァージョンを聴いて選曲してくれたと言ってくれていました。そう聞くと嬉しいですね。でも全然違うアレンジで渡辺さんらしい個性的でドラマチックな構成で聴かせてくれました。最後の盛り上がるパートはすごく迫力のある演奏でした。素敵な演奏をありがとうございました!


河井さん「Você é bonita」「Wave」
続いておなじみの河井さんです。MCで言っていたのですが、ランチで激辛カレーを食べて気合いを入れたとのこと。1曲目は最近亡くなられた佐藤正美さんのオリジナル曲を追悼の意味も込めて演奏してくれました。少しシャッフルのリズムにアレンジした演奏は、原曲よりも少しまったりした感じで聴いていて心温まりました。2曲目も佐藤さんアレンジの「WAVE」を演奏。河井さんらしい少し硬めの張りの強いインパクトのある音色で、迫力のある演奏を聴かせてくれました。さすがの存在感で圧巻でした。熱演ありがとうございました!


兵頭さん「All of me」*
弾き語りのトリを飾ってくれたのはベテランの兵頭さんです。兵頭さんらしいMCで会場を笑わせて雰囲気を柔らかくしてから演奏をスタート。曲はジャズのスタンダードの名曲を弾き語りで披露。歌が上手いのはもちろん、伴奏のギターも安定感抜群。手堅く4ビートを刻んでいきます。今回一生懸命取り組んだ間奏のギターソロもよかったですね。派手なことをしなくてもリズムがよければいい演奏になるんだよ、というお手本のような演奏でした。演奏終了後の会場の大きな拍手が演奏の良さを表していたと思います。素敵な演奏をありがとうございました!


高さん「Euridice」
そして生徒さんの大トリを飾ってくれたのは高さんです。曲はヴィニシウス・ヂ・モライスの名曲をバーデン・パウエルのヴァージョンで演奏してくれました。力強いんだけど優しい音色でこの曲のイメージを上手く表現できていたと思います。強弱の付け方やアクセントの付け方も良くて、ギターで歌うってこういうことだよねというお手本のような演奏でした。MCでミスとかを気にするよりも自分らしさを出すことの大切さを言ってくれていましたがまさにそういう演奏で、会場にその想いが伝わったことが演奏後の拍手の大きさに現れていましたね。この日を締めくくる素敵な演奏をありがとうございました!


ニシグチ「Her rhythm」「Para o céu」(オリジナル曲)
最後に僕がオリジナル曲を2曲演奏させていただきました。20年も教室を続けられてきたことと、そして今まで通ってくれた生徒さんや今も通ってくれている生徒のみなさんに感謝の気持ちを込めて演奏したつもりですが、それが伝わるような演奏になったかどうかは微妙なところ。でもこの日の生徒さんたちの熱演に負けないように演奏したつもりです。最後まで聴いていただきありがとうございました。
この後、楽しい打上げ「番外編」へ続きます。

来年は2026年10月18日(日)に開催します。このステージに挑戦したい人はぜひ。一緒に頑張っていきましょう。