ギター製作日記・四日目 表面板編

今日も頑張ってきました。

●縦の力木を表面板の裏に貼ります。
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●乾いてからはみ出た接着剤を削り、力木にペーパーをかけます。そして音色に大きく影響をする力木の高さ決め、ナイフ・カンナで削ります。この高さの調整は先生でないと無理。絶対無理。先生が神に見える瞬間。
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●叩いて音をチェック。ほんとに微妙な差異ですが、これで分かるそうです。僕も何となく聴き分けられるような気もしますが、削るのは先生でないと絶対無理・・・これは神業です。
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●とりあえず縦の分は終了。先生お疲れさまでした。
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●続いて横の力木を貼り、プレス。
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とりあえず今日の表面板の作業はここまで。側板・パープリング編へ続きます。

ギター製作日記・三日目・サウンドホール編

年末に溝を彫っておいたサウンドホールに装飾を施します。

サウンドホール1:装飾で使う樹脂を溝に沿わせて長さを測ります。
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サウンドホール2:接着剤を流し込み、上から押さえ込む感じで樹脂を埋め込みます。
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サウンドホール3:全部はまりこむとこうなります。ホールの上と下にある線は埋め込んだ樹脂と同じものです。
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サウンドホール4:平らになるようにペーパーをかけます。ボディエンド側についている穴の開いた板は、補強のためにサウンドホールの裏側に貼るものです。
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サウンドホール5:サージカルテープと巨大洗濯バサミ(名称知りません(笑))で補強板の接着が乾くのを待ちます。
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とりあえず今日はここまででした。また5日に行ってきます。うーん、楽しい♪

ギター製作日記・三日目・側板/裏板編

「古畑」面白かった。京極の「じょろう蜘蛛~」を思い出しました。何のことか分からん人ゴメンナサイ。

では年明け一発目の「ギター製作日記」です。

側板:30日に型にはめて接着が乾くのを待ってたものです。ごらんの通り、無事接着完了です。
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裏板1:力木(バスバー)を作成。
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裏板2:それを裏板に接着していきます。
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裏板3:乾くまでプレスします。
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裏板4:一本目が乾いたらプレスを外して、2・3本目(真ん中とネック側)を貼りプレス。
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表面板の力木は次回やることに。まだまだ先は長いですが、少しずつ形になっていくのが楽しいです。

ギター製作日記・二日目

防寒もばっちりで作業に没頭してきました。以下写真でレポ。

●29日に作った側板を連結するブロックを作成。写真はボディエンドのブロック。
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●ネックとのジョイント部のブロック
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●ネック側のブロックにジョイントのための切り込みを入れる。写真は初登場の先生。このあと自分の分はもちろん自分でやりましたよ(笑)
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●型にはめ、側板とブロックを接着。
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●表面板と裏板にやすりをかけます。写真は裏板です。
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●表面板にサウンドホール・力木・ブリッジの位置などのガイドを鉛筆で引く。これも写ってるのは先生だけど、自分の分はちゃんと自分でやりましたよ(笑)
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●サウンドホールの穴あけ。これは危ないのでやらせてもらえませんでした。先生におまかせです。
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●こんな感じになります。
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●サウンドホールの周りに装飾を埋め込むための溝を彫ります。薄さ0.1mmまで。手は不器用な僕です(笑)。これがメッチャ緊張する・・・。最悪の場合は先生が補修してくれるらしいけど、やっぱりキレイの仕上げたいと思うと力が入る。でも力が入るとダメ。ゆっくり焦らず少しずつ根気強く。修行です。
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とりあえず昨日はここまで。疲れたけどメチャクチャ楽しかった。また年明け3日から再開します。

それでは皆様、よいお年を。来年もよろしくお願いします。

ギター製作日記・一日目

いよいよ今日からギター製作がスタート。
その前に本来はギターを作ることになった経緯を書くべきですが、あまりに工房が寒くて鼻水ズルズルになり(笑)、 かつ明日も朝早いので、今度時間があるときにじっくり書きます。
それにしても今朝は、会社勤めを辞めてから久しく朝起きる習慣が無かったのでけっこうつらかった(笑)。でもやっぱ作るのは楽しい。以下写真とともにレポ。

左→TOP板・ドイツ杉、右→裏板・ブラジリアンローズウッド 計4枚の板から目を見てこの形に切り出し、表面を電動カンナで削る。
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接着・継ぎ合わせてプレス。明日まで放置。
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ここまでの工程はかなり難しいということなので、先生任せ(笑)。オレは完全に助手(笑)。

側板・ブラジリアンローズウッド
先生手作りのアイロン(ヒーター)で熱を加え、均等に木を割らないように慎重に力を加えながら、ゆっくり身体を左右に動かし曲げていく。これがなかなか難しい。何とか型どおりに割らずに曲げることができました。微調整は先生が修正してくれました。やさしい先生です。
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型に曲げた側板をあてて曲がり具合を確認
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とりあえず今日はここまで。明日は再度曲げの調整と表面板の研磨、力木の作成です。

ではまた明日。眠いっす・・・