ほぼ買う予定の試奏会?!

響きアラタこと、田辺さんがずっとクラッシックギターを探していて、関西の色んな楽器店で試奏を重ねて、ようやくほしいギターと出会ったみたいで、楽しそうなので、買う瞬間を見に、私たちもお邪魔してきました。場所は上本町のクラッシックギター専門店「Fana」です。

店主の福永さん(左)が取り出したギターが今回のお目当てのギター。田辺さん(中央)が気に入っているギターだそうです。うーん、その音色はいかに・・・

「やっぱり、いいな~このギター!」と試奏中の姿。こちらのギター、ラミレスだそうです。ちょっとお高いです。表面板は杉で、横板はハカランダ。79年製作のものだとか。

実は田辺さんはFanaへ通って、これが3回目。1回目は噂のラミレスを試奏したくて来たものの、安倍元総理の国葬で、東京よりギターが届くのが遅くなって、他の手工ギターをたっぷり弾かせてもらったそうです。

そして2回目、ラミレスをめでたく試奏。自分のメインギターも持って弾き比べもして確認したそうです。その時、初めて弾いたとは思えないほど弾きやすく、音色も好みだったとか。

そして今回が3回目。ほぼ買うけど、まだまだ確認します。

まずは他の人、特にボサノバを弾ける人に弾いてもらって、出音を確認です。「ジェット機のサンバ」とか演奏してもらって、「(出音も)いいな。」と田辺さん。音の抜け感がよくて、綺麗な音色。

手の小さい女子にはちょっとサイズが大きめで弾きにくい感じでしたが、田辺さんにはちょうどいいサイズだったそうです。音色もボサノバにあうし、出音も気に入ったし、いよいよ・・・

とは言え、高額な買い物なので、他のギターも弾かせてもらいながら試案中。同じくらいの価格のギターと弾き比べてみるのも大切な確認作業です。

そして・・・

「買います!」とこの笑顔。

<いいギターを買う時のアドバイス>

1.色んな楽器屋さんで試奏しまくる。1本1本違うので、知識を持っておいて、自分が好きな音を知る事も大切。
2.自分のギターを持っていって同じ空間で弾く。自分のギターより弾きやすくて、いい音(好きな音)かを確認。
3.店員さんか、他の人に弾いてもらって、出音も好きな感じかを確認する。

簡単にはこんな感じかな?あと、買った後に何か不具合が出た時、見てもらえたり、色々と相談できるお店だと嬉しいです。

帰り道。田辺さんの事だから、毎日ギターを弾くだろうし、ギターにとっても幸せな所に来る事ができたんじゃないでしょうか?

他の楽器店でもさんざん試奏していただけに、後悔のない買い物になった様子。でも念願のラミレスが手に入って嬉しい反面、ちょっと緊張した面持ち。「ボサノヴァギターのまた新しい扉を開けてしまったなー。いやー、頑張ります!」って言ってました。

どんどんYouTubeにもアップしてもらいたいです。今後の響きアラタの活動が楽しみです。

自分が購入した訳じゃないけど、めちゃくちゃ緊張して、ドキドキしました。エキサイティングな一日でした。笑

追記:実は教室でラミレスを買った生徒さんがいて、そのギターの音色がよかった話をしたら、田辺さんも「そんなギターがほしいなぁ。」と。Fanaへ問い合わせたら、ちょうど東京で中古のラミレスが出てきたよと言う話があって、そこからトントン拍子にこの日を迎えました。タイミングって不思議ですね。

〇その後、ラミレスの初舞台!ライブをした様子はこちら→「ボサノバライブ無事終了!」をチェック。

本番をイメージして・・・

最近は連日、発表会に向けての演奏が続いています。

演奏の時、間違えたらどうしよう?

「普段、よく間違える所を間違えた時はいいんだけど、本番なぜか練習では絶対に間違えないって所でアレ?ってなるんです。そんな時が本当に困るんですよね。」と言っていた生徒さんがいました。

確かに普段間違えないのに、何故か本番間違えて、どうだったか全く思い出せない時があります。

想定外を少なくする

そんな時の為に、想定外を少なくする、失敗しても「想定内」にしておく練習が大切です。

Bメロの所でうっかり演奏が止まってしまったら、「間違えました。すみません!」と言って「もう一度Bメロの頭から演奏します。」と言って、演奏を始める、と自分で決めておく事が重要です。

これがイントロでこけたら、「すみません、もう一回弾きます!」って言って、また最初から演奏する、Cメロで間違えたらCメロの頭から演奏し直すと決めて、Cメロの頭からすぐ演奏できる様に普段から練習しておきます。

そんな感じで、自分なりの小さな「立て直し方法」を決めて想定外を少なくしていく事が重要。さらに細かく『右手を上げて「すみません、もう一回弾きます。」と言う』と決めて、実際やってみてもいいと思います。本番を想定しての練習を続けていくんです。

何回も発表会に出ている生徒さんは、そんな所が上手い!

ステージで間違えた時はチャンスです。ポーカーフェイスでそのまま弾き続けるのもアリですし、自分のステージなので、自分なりの「立て直し方法」を決めて、想定外を少なくしていきましょう。

間違えて、頭が真っ白になった時の準備は、「結婚式」とか、人前で弾く時には必須のテクニックです。

最後まで緊張感を持って

本番の発表会では、間違えて「最初から弾き直しまーす!」って言うと、けっこう盛り上がるんですよね。すごい拍手で「ガンバレー!」ってなります。

だから安心かと言うとそうでもない。

「もう間違えてもいいや。」「何回でも演奏し直したらいいんだから。」って思って演奏してしまうとステージに緊張感がなくなって、一機にダラダラしたステージに変わってしまいます。面白い事に客席もダラダラした雰囲気になります。

せっかく今まで練習してきたのに、最後の所で自分の演奏に無責任になってしまう。プレッシャーから逃げたくてヘラヘラしてしまう。

そうなると、もったいない演奏になります。

ウチの教室の発表会は誰でも演奏できる訳ではなく、ある程度条件があります。その条件をクリアして参加しているので、けっこうしっかり演奏できる人が多いんです。

皆さん真面目にその曲と向き合って、ステージに立ったはずなのに、ヘラヘラしているともったいない。

そこはしっかり自分の演奏から逃げずに、今の自分の実力をしっかりそのまま受け止めて、最後まであきらめずに演奏してもらえればと思います。

ステージは自由

今までの発表会でも沢山の失敗からスターが誕生しました。

本番、演奏したらチューニングができてなくてパニック。先生がステージに上がってチューニングをしてあげる事態に。そこから「もう一回弾きまーす!」と演奏して、すごくちゃんと演奏できたので、「すごーい!」てなった生徒さんがいます。

他にもポルトガル語の歌詞を忘れて一部ラララ・・・で誤魔化して笑いをとって、最後まで歌いきってスターになった人もいます。

ステージは自由ですので、楽しんでもらえたらと思います。

今年の発表会もハプニングを味方にして、自分のステージを作っていってくれたらと思います。今年も新しいスター、待っています。

教室の観葉植物からそれぞれ新芽が出てきました。ボサノバ演奏を聴いてスクスク育ってます。今月は特に熱い演奏を聴きまくりの植物たちです。

教室でも人気のあの曲をバーデン・パウエルのアレンジで弾いてみました。 Samba do Avião(ジェット機のサンバ) / A.C.Jobim Baden Powell

アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「ジェット機のサンバ」をバーデン・バージョンで弾いてみました。

イントロはバーデンが考えてたって言うエピソードを聞いた事があります。ジョビンから「そのイントロのアイデア、もらっていいかな?」と聞かれ、バーデンがOKしたと言う話を。どの本だったか覚えてなくて、探したけど分からない。なのでこのエピソード、違ってたらごめんなさい。

この曲のイントロ、インパクトありますよね。よかったら聴いてください。

寒くなってきました。今週末は弦の張り替え

大阪もいよいよ寒くなってきました。今朝はグーンと冷える感じ。

発表会に出る生徒さん達が、今週末あたりギターの弦を張り替える頃です。

だいたい1週間前に張り替える人が多いです。ちなみに僕はよく弾くのでだいたい3日前くらいです。

教室のレッスンで「後悔ないよう(練習)頑張っていきましょう。」って言ったら、「いやー、毎年、後悔ばっかりですけどね。」って返事がきて笑ってしまいました。確かに。

僕も含めて全員がだいたいそうなります。なかなか本番が一番いい演奏ができた!とはならない。でもまた次の発表会にも参加する生徒さん達はいるので、何かやっぱり幸せを感じるんだと思います。

今年発表会に参加しなかった生徒さん達も、来年挑戦したくなったらぜひ演奏してみてください。お待ちしております。

それから、けっこう「発表会、見に行きます。」って声をかけられます。嬉しいですね。

発表会まで、準備頑張っていきましょう。

関連ブログ→「弦の種類

パリ散歩気分?藤田嗣治ゆかりの地をめぐる本

美術館へ行くといつもポストカードを買って、教室にひっそり飾ってました。

その中から一番生徒さんに声をかけられたポストカードがこちら。

藤田嗣治の<カフェにて>です。京都国立近代美術館に行った時のものです。

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