第11回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

27 / Oct / 2013 (sun) 第11回 発表会にて / 第二部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。

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12番:木村さん「Desafinado」*(4)
第二部のトップを飾るのは、4回目の出演の木村さん。曲はボサノヴァの名曲「Desafinado」です。教室内にも彼女の声のファンが多くて、今回もその素敵な歌声で会場を魅了していました。テンポも落ち着いた良い演奏でした。課題だったギターソロで少しミスが出ましたが、そこで崩れなかったのがよかったです。今後はギターのテクを上げるために、ギターソロの曲に挑戦していくとのこと。楽しみですね。またがんばっていきましょう!

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13番:中村さん「Corcovado」(初)
初参加の中村さん。曲はジョビンの名曲「Corocovado」。佐藤正美さんのアレンジを参考にギターソロで演奏しました。とはいえ、ジャズギターが大好きな中村さん。レッスンではやっていなかった少しフラメンコ風の大胆なイントロをつけて僕を驚かせてくれました(笑)。
中間部のソロも中村さん自身のアイディアで、なかなかいい感じでした。ただ、リズムとテンポキープが課題なので、今後はその辺をがんばっていきましょう。お疲れ様でした!

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14番:吉田さん「Chega de Saudade」*(6)
6回目の参加の吉田さん。今回はボサノヴァ誕生のきっかけになった曲とも言われている名曲「Chega de saudade」に挑戦。遠藤さんと兵頭さんとのユニット「O beija-flor」でライブを重ねてきた経験が活きているのか、ほんとに落ち着いてステージをこなしているように見えました。ギターは中低音を効かせたジャジーな音色で、吉田さんとの声の対比がよかったと思います。課題だったギターソロも見事に弾きこなし、とても良い演奏でした。コードを間違えたところもあったのに、それと気付かせないさりげなくリカバーするあたりに成長を感じました。ありがとうございました!

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15番:弘中さん「I just called to say I love you」*(5)
5回目の参加の弘中さん。今回はStevie Wonderの名曲「I just called to say I love you」をボサノヴァのリズムでカバー。レッスン時にサビのメロディーをソロギターにアレンジして練習していましたが、それをイントロに持ってくる大胆な構成で演奏しました。最初に難関があるので、それを無事に乗り越えられるのか不安でしたが見事にクリア。その後はいつもの伸びやかな歌声を披露してくれました。熱演ありがとうございました!

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16番:平田さん「Aquarela do brasil」(3)
3回目の参加の平田さん。今回は有名なサンバの曲「ブラジルの水彩画」を、中村善郎さんのソロギターを参考にしてアレンジしました。イントロですぐにミスをして、最初からやり直すというハプニングがありましたが、そのことに引きずられることなく、そこからは流れるような見事なソロギターを聴かせてくださいました。けっこう難しいアレンジにしたので正直不安でしたが、杞憂に終わる素敵な演奏でした。観客からも「凄〜い」という声が聞こえてきました。お疲れ様でした!

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17番:高木さん「Naima」*(2)
今回で2回目の参加になる高木さん。前回は「O PATO」に挑戦してくださいましたが、今年はサックスの巨人ジョン・コルトレーンの名曲「Niama」を、普通はインストゥルメンタルで演奏されるものを弾き語りというスタイルで挑戦するという少しビックリな選曲でした。歌詞はマーク・マーフィーが作ったものを使用しました。ヘタをすると、のっぺりとした抑揚のないものになりそうな素材を、開放弦を活かしたギターの伴奏と、独特な歌声でその世界観を表現。会場の空気を心地よい緊張感で包んでくれました。歌で聴いても名曲なんだな〜と感心する演奏でした。ありがとうございました!

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18番:ジゲンさん「ルパン三世」(7)
もはやうちの教室の名物ウクレレ奏者となったジゲンさん。今回は第5回目の発表会で挑戦した「ルパン三世」にもう一度チャレンジしました。前回は大橋英比個さんのアレンジでしたが、今回はより原曲に近い勝誠二さんのアレンジに挑戦しました。おなじみの演奏前のMCも冴え渡り、会場を笑いの渦に巻き込み、イントロの後に「ルパン三世〜」とかけ声を入れてまた笑いを誘うという憎い演出。その後の演奏もよかったのですが、課題にしていたリズムのキレという意味では、もっとできたのではないかと思いました。それでも会場は大喜びでしたので、素晴らしかったと思います。お疲れ様でした!

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19番:兵頭さん「Olha pro céu」*(7)
7回目の参加の兵頭さん。もうすっかりうちの教室の重鎮です。今回はジョビンの隠れた名曲「Olha pro céu」を弾き語りで聴かせてくださいました。いつもは演奏前にビールを飲む兵頭さん。でもこの日は珍しく飲まずに演奏。そのおかげか安定感抜群の出来で、さすがベテランという貫禄を見せてくれました。最初から最後まで気を抜くことなく丁寧に弾き語り、会場を魅了していました。素晴らしかったです。お疲れ様でした!

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20番:中井さん「Berimbau」*(3)
3回目の出演の中井さん。今まではゲストヴォーカルの友人とのデュオで出演していましたが、今回は初めてソロ演奏に挑戦です。曲はバーデン・パウエルの「Berimbau」をソロギターで演奏しました。少し緊張気味でしたが、緊張のとれてきた中盤ぐらいからは、迫力のある演奏を聴かせてくれました。途中、ジャジーなアドリブソロを披露し、会場をうならせていましたね。最後のサビでは歌声まで披露。素敵でした。新たに購入したギターも良い音色でした。熱演ありがとうございました!

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21番:横川さん「Bohemian Rhapsody」(3)
第二部のトリを飾っていただいた横川さん。今回で3回目の出演です。昨年の「While my guitar gentry weeps」に引き続き、今回もジェイク・シマブクロのレパートリーから難曲・クイーンの「Bohemian rhapsody」に挑戦。レッスンの時には、ほぼ完璧に弾けていたのですが、ステージの魔物の仕業なのか、レッスン時ほど完璧ではなかったのが少し残念で、ご本人も残念そうでした。それでも一度も止まることなく、次々とテンポチェンジをしながらフレーズを繰り出していく様は圧巻でした。会場からの拍手の大きさがその感動を表していたと思います。
僕が少し疲れていたのか、ぼんやりとフレディー・マーキュリーが見えましたよ(笑)。ほんとにご苦労様でした。ありがとうございました!

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ちなみに中井さんの曲「Berimbau」の前に「Berimbau」と言うブラジルの楽器について説明をさせて頂きました。楽器を貸してくれた友人に感謝です。

この後、第三部に続きます。

第11回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第三部

27 / Oct / 2013 (sun) 第11回 発表会にて / 第三部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。

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22番:洪さん「Tequila」(2)
第三部のトップを務めてくれたのは、2回目の参加になる洪春香ちゃん。曲はチカーノ・ロックの名曲「テキーラ」です。昨年も完璧な演奏で観客を喜ばせてくれましたが、今年もやってくれました。両親からプレゼントされた真新しいコンサートウクレレで、春香ちゃんのかわいいルックスとは対照的な迫力の演奏が繰り広げられました。僕が司会の時に、お客さんに「テキーラ!」とかけ声をお願いしたのに、3回目の時に僕が演奏に聞き惚れてしまいかけ声を忘れて、お客さんに笑われるというアクシデントがありました。みなさん、申し訳ありませんでした。でもそれを見て、演奏中なのに笑顔がこぼれる余裕の春香ちゃんでした。また来年も楽しみにしています!

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23番:田辺さん「Manhã De Carnaval」*(2)
2回目の参加の田辺さん。今回はルイス・ボンファの名曲「黒いオルフェ(カーニバルの朝)」に挑戦です。少し長めの開放弦を活かしたイントロからソロギターへ、そして最後に歌うという構成が新鮮で聴きごたえがありました、春香ちゃんの後ということで、やりにくいはずでしたが、それを感じさせない熱演でした。ちなみに、今回もアイテムに拘る田辺さんらしく、前回に引き続き椅子を持参し、さらにマイクは持参のインカムという懲りよう。ちょっとMCでいじらせていただきました(笑)。ありがとうございました!11月のライブもよろしくお願いします!

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24番:奥野さん「The gift」(8)
うちの教室のマエストロこと奥野さん。今回で8回目の参加です。曲は交流会でも挑戦した「The Gift」です。テーマは基本は中村善郎さんの楽譜を参考にしましたが、イントロ〜ギターソロ〜エンディングとほぼ奥野さんが考えたアレンジです。哀愁漂うイントロからテーマへ、迫力のギターソロからスペイン風のエンディングまで、最後までテンションが途切れることのない完璧な演奏だったと思います。実は、8月の交流会の時にもこの曲を演奏したのですが、そのときはコードが飛んでしまい、途中で止まってしまいました。その経験を今回の演奏に活かしてくれて本当に嬉しかったです。交流会と発表会を行うことの意義を感じさせてくれる素晴らしい演奏でした。文句なしで今回のMVPだと思います。ありがとうございました!

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25番:佐藤さん&娘さん「Travessia」*(初)
当教室始まって以来の初の親子での出演をしてくださった佐藤さん親子。もちろん初参加です。曲はミルトン・ナシメントが60年代のブラジル軍事政権に立ち向かう若者に向けた名曲「Travessia」。アン・サリーさんのバージョンを参考にしました。「マエストロの後でやりにくいわ〜」と言って会場を和ませた佐藤さん。曲が始まるとそのギターの優しい音色と娘さんの爽やかな歌声で、会場の空気も優しさに包まれました。お二人の演奏を聴きながら、この曲を優しい気持ちで聴ける時代がずっと続けばいいな、とぼんやり思いながら、演奏に浸らせていただきました。癒されました。ありがとうございました!

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26番:近江さん&北村さん「フラガール」(3)
2年ぶりの発表会となった近江さんと北村さん。今年、お二人ともご結婚されておめでたい年になりました。そんなふたりが演奏してくれたのは。映画「フラガール」のジェイク・シマブクロの主題曲です。イントロからエンディングまで、非常に丁寧に演奏され、発表会も終盤に来ていたので疲れているはずなのに、その疲れを癒してくれるような演奏で、聴いていて心地よかったです。ふたりが苦手にしていたサビのチョーキングもばっちり決まって、爽やかさを感じさせる良い演奏でした。結婚式でも演奏されたそうなので、思い出深い曲になりましたね。素敵な演奏ありがとうございました!

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27番:相澤さん夫妻「Whatever」(初)
初参加の相澤さん夫妻。曲はTVのCMでもお馴染みのUKロックバンド、オアシスの名曲「Whatever」をウクレレデュオにアレンジしました。写真を見てわかるとおり、巨大なノエル・ギャラガーお面をつけて登場。お客さんの度肝を抜いてくれました(笑)。レッスンの度に、アレンジを工夫してきてくれて、凄くいいアレンジに仕上がったのですが、お面が巨大過ぎてウクレレが見えず、少し荒い演奏になってしまったかも?でも後半は慣れてきたのか、いい演奏になったと思います。なによりお客さんの喜び方が尋常じゃなかったので、盛り上げてくれて感謝です。ほんとにありがとうございました。お疲れ様でした!来年はどんなお面で登場するんだろう・・・今から楽しみです。

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28番:川中さん&山口さん「Moliendo Café」(9)
2年ぶりの参加となった川中さんと山口さんのウクレレデュオ。今回で9回目の参加です。曲はラテンの名曲「Moliendo café(コーヒー・ルンバ)」です。アルパ奏者のウーゴ・ブランコを参考にアレンジしました。ルックスはかわいいけど、もうベテランと呼んでもいい二人(この呼び方嫌がるかな〜・・)。さすがの安定感ある演奏で、聴いている方もリラックスして楽しめました。川中さんが担当した超速弾きのアルペジオでは、会場から「おぉ〜!」という声が。かっこよかったです。熱演ありがとうございました!

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29番:高さん&西口(講師)「Autumn Leaves」(3)
ここからは講師の僕とのデュオの人たちです。まずはウクレレの高さんが登場。3回目の出演になります。曲はジャズの大スタンダードであり、シャンソンの名曲「枯葉」です。テーマは大橋英比個さんの楽譜を参考に、ウクレレソロは高さん自身が考えてアレンジしました。冒頭で、僕がギターのヴォリュームを上げるのを忘れていたというハプニングがありまして、高さんの集中力を削いだのではないかと焦ったのですが、そんなことはどこ吹く風とばかりに素晴らしい演奏を聴かせてくれました。リズムも正確で丁寧な演奏はお手本のようでした。ソロでも単音とコードのバランスが素晴らしく、いいフレーズだな〜と感心しました。他のウクレレの生徒さんから「こんなん演奏したい!」と言われていました。素敵な演奏をありがとうございました!

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30番:河井さん&西口(講師)「Apelo」(4)
そしてデュオの2人目は、4回目の参加の河井さんです。現在、東京での生活が中心の河井さん。遠いところからわざわざレッスンに通っていただきありがたいです。今回はバーデン・パウエルの「アペロ」にギターデュオで挑戦。デュオと言っても僕は伴奏だけで、あくまでも河井さんがメインです。実は、この時点で予定時間をかなりオーバーしており、演奏終了後、すぐ東京へ移動しなければならないという大変な状況でした。そのせいか、少しリズムが走り気味で、レッスンどおりの演奏というわけにはいきませんでした。それでもフラメンコ仕込みの大きくてハリのある音色で弾かれるフレーズは圧倒的で、スピード感に溢れていました。それにしても、時間が押してしまって本当に申し訳なかったと思っています。まだベストな状態で、是非一緒に演奏しましょう。ありがとうございました!

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31番:石井さん&西口(講師)「Fotografia」(2)
そして生徒さんのトリは石井さん。2回目の参加です。曲はジョビンの傑作「Fotografia」です。エリス・ヘジーナとのデュオアルバムのバージョンを、参考にギターデュオ用に二人でアレンジしました。始まる前は、発表会でトリを任せられて困惑しているようでしたが、演奏が始まってしまえば遠慮なく、ガンガン弾いてくれました。スローなテーマから、ソロ回しのアップテンポなパートまで、めまぐるしいアレンジが演奏していて楽しかったです。「石井くんのオクターブ奏法がかっこよかったな〜」と、今これを書きながら思い出していました。また是非やりましょう。ありがとうございました!

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32番:西口(講師)「Euridice」
そして毎年恒例の最後に僕の演奏を。曲はヴィニシウスの「Euridice」です。もうこの頃はふらふらでしたが、なんとか最後まで集中を切らすことなく演奏できました。最後まで聴いて下さった皆さま、本当にありがとうございました。

今回も、たいへん個性豊かな生徒さん達のおかげで楽しい発表会となりました。お面やインカムなど用意してくれていたり、生徒さんそれぞれにやりたい音楽・個性があり、持ち味を存分に発揮してくれた様に思います。とてもいい刺激をもらいました。本当にありがとうございました。

それでは恒例の番外編へと続きます。

第11回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 番外編

27 / Oct / 2013 (sun) 第11回 発表会にて / 番外編

ここからは番外編で、楽しかった打ち上げの模様です。

打ち上げで演奏してくれた方々。
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その他にもたくさんの方々の演奏ありがとうございました!

ちなみに料理は・・・
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この他、パスタやデザートなどたっぷりのボリュームで美味しかったです。飲み放題付にしたのでお酒を飲みすぎた人もいるのでは?

そして楽しかった打ち上げの最後は・・・
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いつもの1本締めを。今回は横川さんにお願いしました。ありがとうございました。
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今年も音楽を通して本当に幸せな時間を過ごす事が出来ました。関わって下さったみなさまに心から感謝です。おかげさまで、非常に楽しい一日となり、良い思い出ができました。

最近、Facebookや生徒さんのブログなどまったく見なくなって放置状態でしたが、久々に見ると、何人かの生徒さんが発表会の宣伝や終わった後の事をアップしてくれていて嬉しかったです。ありがとうございました。

それでは、これからも良い教室になるよう頑張っていきたいと思いますので、生徒のみなさん、来年の発表会もよろしくお願いいたします。また来年の準備をしていきたいと思います。

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第10回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第一部

14 / Oct / 2012 (sun) 第10回 発表会にて / 第一部

おかげ様で今回で第10回の発表会です。今回も去年にもまして沢山の生徒さんが参加してくれて、大変にぎやかな発表会となりました。

また雲州堂で行う発表会も4回目を迎え、お店も私たちも、またベテランの生徒さん達も慣れたもの。ホームグランドに帰ってきた様なあたたかい雰囲気で進める事ができました。

参加してくださった生徒のみなさん、ゲストで来てくれたパーカッションの木山くん、受付などを手伝ってくれたスタッフの皆さん、会場の「IOR?I / 雲州堂」の皆様、そしてなによりご来場いただいた皆様方、本当にありがとうございました。

では、当日の模様を写真で振り返ります。 (※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。)

恒例の集合写真。いつも通り2バージョンアップしました。
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だんだん大所帯が普通になってきました。
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リハも順調に終了して・・・
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舞台が整い・・・
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ちょっと慣れてきた?!と生徒さん達に言われた講師の司会がはじまりました。(笑)
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1番:田辺さん「Verde」*(初)
トップバッターは初登場の田辺さん。エドゥアルド・グジン作曲の「Verde」です。渋い選曲です。背が高い方なので、会場の椅子では合わなくて、ご自分の椅子を持参する気合いの入れよう。もちろん演奏は、レッスンやリハーサルの時よりはるかに素晴らしい出来映えで、プレッシャーのかかる1番を見事に飾っていただきました。ハイトーンヴォイスが素敵でした!

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2番:吉田さん「Dindi」*(5)
5回目の発表会の吉田さん。当教室の生徒さんの遠藤さんと兵頭さんのトリオで「O beija flor」というユニットを組んでライブ活動も盛んです。そのせいか、発表会でも堂々とした落ち着きっぷりで、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「Dindi」を見事に歌い上げていただきました。ギターのリズムも正確で、年々着実に成長してきているのを感じさせてくれるので、早くもまた来年が楽しみになってきました。これからもがんばっていきましょう!

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3番:興津さん「A voz do coração」*(3)
今回で3回目の興津さん。曲はセルソ・フォンセカの「A voz do coração」。今までの発表会とは違い、緊張が表に出ることもなく、また曲調が興津さんの渋い声にあっていたこともあり、大変素敵な演奏を聴かせてくださいました。下で聴いていてジーンときました。いつも遠い淡路島からレッスンに通っていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします!

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4番:木村さん「Corcovado」*(3)
こちらも3回目の木村さんです。曲は名曲「Corcovado」。しゃべると面白い女性なんですが、歌うとなんともいえない、少しセクシーな感じさえある独特の雰囲気にがらりと変わるので、いつも圧倒されます。今回も会場がその雰囲気に包まれていくのが分かりました。課題だったイントロとソロのギターもなんとかこなせたので、下で聴いていてホッとしました。素敵な演奏、ありがとうございました!

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5番:弘中さん「Just the way you are」*(4)
4回目の発表会の弘中さん。今まではウクレレソロや、フルートの方とのデュオでの参加でしたが、今回初めてソロでギターの弾き語りで参加されました。曲はビリー・ジョエルの名曲をボサノヴァのリズムに乗せて少しアレンジ。その伸びやかなヴォーカルとやさしいギターの音色で、しなやかな心地よい演奏になったと思います。間奏のところで少しだけミスがあったので、本人は満足というわけでは無かったようですが、会場からは大きな拍手が自然と湧きおこっていました。お疲れ様でした!

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6番:久保田さん「A banda」*(初)
初登場の久保田さん。曲はシコ・ブアルキの「A banda」です。1週間前には、そのマジメさから、練習のし過ぎで指を痛めるというアクシデントもありましたが、当日には回復して素敵な演奏と歌声を披露してくれたのでよかったです。京都のメトロなどでライブ活動もされているので、そのパフォーマンスはさすがと思わせてくれるものでした。ありがとうございました!

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7番:原さん「Este seu olhar」(2)
ここからはソロギターの部が始まります。その先陣をきって2回目の発表会の原さんの登場です。曲はメロディーの素敵なジョビンの名曲「まなざし」です。佐藤正美さんの楽譜を参考にさせていただきました。普段より少し緊張気味で、実力どおりの演奏というわけにはいきませんでしたが、最後までしっかり弾こうとするその姿に、会場は温かく見守るような雰囲気になっていき、一体感が生まれたように思います。
その熱意に感謝です。ありがとうございました!

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8番:石井さん「Samba do avião」(初)
初登場の石井さん。曲は「ジェット機のサンバ」のバーデン・パウエル・ヴァージョンです。その圧巻のテクニックと演奏は、まさに期待の新人現る!といったところでしょうか。課題だったリズムキープや、力みもなく、本当に素晴らしい演奏でした。まだまだ若いので、これからさらに楽しみです。今後も楽しくがんばっていきましょう。よろしくお願いします!

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9番:平田さん「Manha de carnaval」(2)
2回目の参加の平田さん。今年はルイス・ボンファの名曲「カーニバルの朝」に挑戦です。ブラジル音楽好きの方には有名な愛器・Di Giorgioのエレガットで、しっとりとしていながらもキレのあるリズムで演奏してくださいました。今回はかなりよかったんではないでしょうか?素敵でしたね。最近レッスン前に一杯引っ掛けてきてやると調子がよかったので、本番もそうするのかな?と思っていたら、シラフだったらしいので、実力が伴ってきたということですよね。これからもがんばっていきましょう!

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10番:奥野さん「A felicidade」(7)
7回目の参加のマエストロ・奥野さん。昨年はお休みされましたが、今年は見事に復活です。曲は、今回の出演者のうち4人も演奏した「フェリシダーヂ」。奥野さんのヴァージョンは、少しジャジーにアレンジしたもので、特に中間部のフリーテンポのジャズ風アドリブは聴きごたえ十分でした。さすがです。ヤマハのサイレントギターも、そのアレンジに合う音色でよかったと思います。11月には僕と一緒にライブをするので楽しみです。よろしくお願いします!

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11番:ジゲンさん「大江戸捜査網」(6)
ここからはウクレレ部の登場です。まずは6回目の参加のジゲンさん。毎回面白い選曲でみんなを楽しませてくれるんですが、今回は時代劇の「大江戸捜査網のテーマ」を大胆にソロウクレレにアレンジしてみました。元が変拍子バリバリのブラスバンドの楽曲なので、本当にアレンジも演奏も大変だったのですが、なんとか最後までがんばって弾くことができました。お疲れ様でした!次はジャズかボサノヴァに挑戦したいということですので、それもまた楽しみです。

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12番:横川さん「While my guitar gentry weeps」(2)
2回目の参加の横川さん。曲はビートルズですが、ジェイク・シマブクロのヴァージョンなので、これまた大変に難しいアレンジでした。そのアレンジを飄々と弾きこなしていく横川さんに、会場からは感嘆の声が上がっていました。凄いですね~。本人的には少し緊張感があったので、満足というわけではなかったようですが、あれだけ弾ければ立派だと思います。それは会場の拍手の大きさが物語っていたと思います。ほんとにお疲れ様でした!

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13番:岡宮さん「Smile」*(初)
初登場の岡宮さん。ウクレレ部で唯一の弾き語りです。曲はチャップリンの映画「モダンタイムス」の挿入歌。アン・サリーさんのヴァージョンを参考にアレンジしました。岡宮さんの歌声も伸びやかで、少しハスキーでありながらも透明感を感じさせる素敵な歌声でした。間奏のソロもしっかり弾きこなして素敵な演奏でした。初登場とは思えないステージング、ありがとうございました!

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14番:洪さん「ルージュの伝言」(初)
こちらも初登場の春香ちゃん。ステージにあがるやいなや、会場から「かわいい~」の声が。でも演奏が始まると、その声が「凄い・・・」と変わっていくのが面白かったです。それぐらい堂々とした圧巻のパフォーマンスでした。これからを考えると末恐ろしい気もしますが、ほんとにこの子の才能をつぶさないように、レッスンもがんばらないといけないなと思いました。「魔女の宅急便」を意識した、洪さん家族の愛が詰まった衣装やアクセサリーもかわいかったです。来年も出たいと言ってくれているので楽しみです。これからもがんばっていきましょう!

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15番:高さん「情熱大陸のテーマ」(2)
ジゲンさん、横川さんと並ぶウクレレ部のエース、高さん。2回目の発表会です。曲はお馴染みの「情熱大陸」を中村たかしさんの楽譜を参考にジャカソロアレンジで。これ、難しいんです。でも冒頭のウクレレを叩くパーカッシブなフレーズ、あの有名なテーマをガンガン弾いていくさまは、大人しそうなルックスからは想像できない激変ぶり。会場も口あんぐり、という感じでした。ほんとにお疲れ様でした。次はどんな曲をやりたいと言ってくるのか、今から少し怖いです(笑)。熱演ありがとうございました!

この後、第二部に続きます。

第10回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

14 / Oct / 2012 (sun) 第10回 発表会にて / 第二部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。
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16番:長野さん「Vou te contar」*(初)
休憩をはさみ、ここからしばらく弾き語りが続きます。後半1番目は、初登場の長野さん。曲は名曲「ウェイブ(波)」です。この曲をやり始めてから、時間が短かったので不安だったんですが、なかなかのパフォーマンスを聴かせてくれました。課題だった間奏のギターソロを終わったところでホッとしたのか、続く歌詞を「*○$△□☆▲~!!」と訳の分からん言葉でごまかして、会場の大爆笑を誘っていました(笑)。恐るべしステージ根性。素敵でした!

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17番:池田さん「A felicidade」*(2)
2回目の発表会の池田さん。曲は10番の奥野さんに続き「フェリシダーヂ」です。こちらは、ブラジルの奇才・トン・ゼーの変拍子っぽく聞こえる6/8拍子のアレンジ。これを弾き語りでするのはかなり難しいんですが、昨年の発表会や今年の交流会を通じてもベストと思える演奏の出来映えで、嬉しい驚きでした。歌もだんだん上手になってきたんじゃないでしょうか?素晴らしいパフォーマンス、ありがとうございました!

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18番:あべゆみさん「A felicidade」*(3)
3回目の発表会のあべゆみさん。池田さんに続いての「フェリシダーヂ」です。こちらは正統派ボサノヴァといったアレンジで、ライブで培ったその堂々とした素敵な歌声を披露してくれました。イントロのアカペラもよかったし、ギターの伴奏が入ってからも1つ1つの言葉を丁寧に歌っていくところが素敵でした。ギターもだんだん上手になってきてますよね。ソロで弾き語りのライブを実現させる日も近いのでは?楽しみにしています!

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19番:高木さん「O pato」*(初)
初登場の高木さん。曲はユーモラスで軽快な「オ・パト」です。高木さんの雰囲気にぴったりの曲ですね。ジョアンのヴァージョンをベースにしながら、オリジナリティ溢れる歌い方とリズムに変化を加えたギターがなかなか素敵で、本当に初参加?と思わせるレベルの高い演奏でした。かっこよかったです。これからもっといろんな曲に挑戦したいそうですので、本当に楽しみですね。高木さんらしいこのテイストを大切にしていっていただきたいと思います。がんばっていきましょう!

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20番:久野さん「東京」*(10)
唯一人、全ての発表会に参加してくれている久野さん。今回はサニーデイ・サービスの「東京」を歌ってくれました。あえてギターはボサノヴァっぽくせずに、原曲に近い雰囲気のアルペジオでアレンジにしました。この曲を選んだのは、久野さんがライブをしている時に、友人から是非カヴァーして欲しいとリクエストされたからだそうです。その友人の気持ちが分かるような、久野さんの独特な声に似合う曲でした。素敵な演奏をありがとうございました!

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21番:日吉さん「Fã」*(2)
2回目の参加の日吉さん。女性だけでなく男性にも評判がいい少しかすれたハスキーな声で、イヴェット・ザンガロの「Fã」を歌ってくれました。この曲では、ギターのリズムに慣れることと歌詞を覚えるのに大変苦労したのですが、本番では間違えずにしっかりと素敵なパフォーマンスを見せてくれました。本人は緊張していたらしいのですが、そんな風には見えませんでしたよ。お疲れ様でした!

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22番:開さん「A felicidade」(2)
ここからはソロギターが続きます。まずは2回目の登場の開さん。Newギターを引っさげて披露してくれたのは、この日4人目となる「フェリシダーヂ」です。開さんは、江部賢一さんの楽譜を参考にしました。少し緊張気味でしたが、1つ1つの音を大切にしっかりと演奏。いい音を聴かせてくれました。次はブラジルギターが欲しいそうです。ブラジルギターを弾く開さんは、どんな感じになるのでしょうか。楽しみです!

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23番:堀田さん「Nós e o mar(2人と海)」(初)
初登場の堀田さん。曲は「二人と海」を佐藤正美さんの楽譜のアレンジで。初登場なのにこんな後ろの演奏順で演奏させてしまってごめんなさい・・・と内心思っていたんですが、でもそんな心配は不要でした。見事な演奏で会場を盛り上げてくれましたね。サビの運指が難しくて苦労したのですが、本番ではバッチリでした。本人も楽しかったと言ってくれていたので、気が早いですが来年も楽しみになってきました。これからもがんばっていきましょうね!

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24番:遠藤さん「Samba triste」(6)
6回目の参加の遠藤さん。ライブもたくさんするようになって、すっかり貫禄も身に付いてきたように思います。そんな遠藤さんが挑戦するのは、当教室でも人気の高いバーデン・パウエルの「悲しみのサンバ」。本番前には「悲しすぎるサンバ」にならないようにしたいです、と冗談を言っていましたが、そうならなくてよかったですね(笑)。あのマシンガンのようなカッティングをしっかり再現され、なかなかのバーデンっぷりでした。少しのミスはあったかもしませんが、素敵な演奏でしたよ。お疲れ様でした!

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25番:兵頭さん「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」(6)
こちらも6回目の参加の兵頭さん。曲は遠藤さんに続きバーデン・パウエル・ヴァージョンの「イパネマの娘」です。軽妙なMCで始まる兵頭さんのステージはほんとに楽しくて、お酒に関する話ではかなり笑いを誘っていました。そんな兵頭さんですが、演奏は冗談抜きのガチンコで、圧巻の演奏を披露してくれました。バンド活動だけでなくソロでもライブをされていますので、会場で見て気に入った方は是非遊びに行ってみてください。熱演ありがとうございました!

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26番:上田さん&川畑さん「Summer」(3)
ここからはデュオが続きます。まずはウクレレデュオの上田さんと川畑さんです。どちらも3回目の参加です。曲は北野たけし監督の「菊次郎の夏」のメインテーマで、久石譲さんの作曲です。CMなどでも使われていました。これをウクレレデュオでできるようにアレンジしたのですが、二人のウクレレの優しい音色のおかげで狙いどおりの感じに仕上がりました。秋の発表会でしたが、夏の終わりの爽やかな空気に包まれたように思いました。お疲れ様でした!

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27番:佐崎さん夫妻「フラガール」(3)
3回目の参加の佐崎夫妻。今回は映画「フラガール」よりジェイク・シマブクロ作曲のメインテーマに挑戦です。旦那さんは普段クラシックギターでレッスンしているのですが、原曲のイメージを大切にするためにフォークギターで演奏しました。そのキレのある伴奏に乗って、奥さんのウクレレが華麗にメロディーを奏でていました。さすがと思わせる演奏に会場からも大きな拍手が。素敵でしたね~。ありがとうございました!

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28番:中井さん&コシさん「元気を出して」*(2)
2回目の参加の中井さん。今回は会社の同僚のコシさんを誘ってデュオで参加です。曲は竹内まりあの「元気を出して」を秦基博とスキマスイッチがカバーしたヴァージョンを参考にしました。コシさんの伸びのあるヴォーカルを優しく包むような中井さんのギターがなかなか素敵で、聴かせどころのギターソロもよかったですね。じっくり聴き入ることのできる素敵な演奏でした。お疲れ様でした!

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29番:河井さん&藤平さん「落葉樹」(3)
いつもデュオで参加してくれる河井さんと藤平さん。今回で3回目になります。いつもパワフルで迫力のある演奏を聴かせてくれます。今回は佐藤正美さんの「落葉樹」に挑戦しました。今回もパワフルな演奏は健在で、藤平さんの切れ味するどいクラリネットが圧巻でした。
そしてなにより河井さんのギターのリズムに安定感が出て来たのが凄くよかったです。テクニックはありながら走りがちだったリズムが改善され、ほんとにいい演奏になっていました。ありがとうございました。またこのデュオを聴かせて頂けるのを楽しみにしています!

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30番:吉岡さん&西口「Spain」(3)
そしてトリは3回目の参加の吉岡さんと僕のデュオです。曲はチック・コリアの「スペイン」です。正直、難しかったです。でも、僕の演奏はともかく吉岡さんのソロがかっこ良かった!2人のキメのフレーズのタイミングが少しずれたりして、もったいない部分もありましたが、なかなか楽しく演奏できました。吉岡さん、お疲れ様でした。またこの曲をどこかで一緒に演奏しましょうね!!

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31番:uncherry「Clouds and plants(オリジナル曲)」
最後はこの日ずっとステージのセッティングを手伝ってくれた木山くんと僕のユニットのuncherryで演奏。曲はオリジナルです。急遽演奏を止めて曲を変えたりしたのに、温かく聴いてくださった会場の皆様、しっかり支えてくれた木山くん、本当にありがとうございました。

スタンダードナンバーが続いても特に単調になりすぎる事なく、ウクレレもいいアクセントとなり楽しい発表会となりました。生徒さん達のやりたい音楽・個性がはっきりしていて、それぞれの持ち味を存分に発揮してくれた様に思います。毎年メンバーも変わり、新たなスター?が出てくるので発表会は面白いなと改めて思いました。本当にありがとうございました。

それでは恒例の番外編へと続きます。