Grant Green / Green Street

今日の一枚「Grant Green / Green Street」。

ピアノレスのギタートリオ盤。
とくれば、ギターの華麗なコードワークとか聴けそうなもんなのに、テーマ&ソロの部分ではほぼ皆無。
かろうじてベースソロの伴奏で若干コードを弾いている程度。思い切りが良すぎる(笑)。
しかも手垢にまみれたお得意のブルージー単音フレーズばっかり。ジム・ホール先生とはある意味対極。
でもこれが一度はまると中毒のように気持ちいいねんな。ある意味めっちゃ難しいことをしてると思う。
ワン&オンリーってこういうことなんか。素晴らしい。

2045[1]

Sarah Vaughan / After Hours

今日の一枚「Sarah Vaughan / After Hours」。

マンデル・ロウのギターとジョージ・ディヴィヴィエのベースというシンプルなバックが、サラの歌の魅力を存分に引き立てている名盤。しんみりと聴き入ってしまいます。
「My favorite things」と「In a sentimental mood」がたまらん。

2032[1]

Kenny Burrell / Midnight Blue

今日の一枚「Kenny Burrell / Midnight Blue」。

これほどタイトルとジャケットと内容が一致するものはないと思う超名盤。
いぶし銀という言葉が似合うギタリストによる男の世界。かっこええわ~。
レイ・バレットのコンガがいい味出してます。

2030[1]

Joe Pass / Sounds of synanon

今日の一枚「Joe Pass / Sounds of synanon」。

ジョー・パスのデビュー作。
「シナノン」麻薬厚生施設の名前で、そこに入院しているミュージシャンだけで録音されたものだそうです。
なのにというべきか、だからというべきなのか、良質のウエスト・コースト・ジャズが聴ける素晴らしい作品。
ジョー・パスといえばソロギターのイメージだけど、こういうのもかっこいい。

1976[1]

Thelonious Monk / Alone in San Francisco

今日の一枚(日付け変わったけど…)「Thelonious Monk / Alone in San Francisco 」

タイトルどおりのソロピアノ。自身のオリジナルでは不協和音に極端な間、唐突なアクセントなど実験色満載なモンクだけど、スタンダードを弾く時は驚くほど素直な演奏が多い。余計なテクニックを見せようともせず淡々と弾くので、かえって曲の良さがダイレクトに伝わることが多い。特にこの作品は聴きやすく、グッとくる演奏が多いです。名盤。

1969_large[1]