パコ先生とシーモア先生のDVD

去年の秋ごろ見た映画「灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア」と「シーモアさんと、大人のための人生入門」のDVDが出ていたのでAmazonで購入。

あらためて見直してみて、シーモアさんの方は映画で見た時と同じように感じ、再び感動に包まれました。

パコの方は映画で見た時よりもずっと感動が深かったです。最初に見た時には気づかなかった部分もあったのかな?見終わった時にはしばらく放心状態でした。

あ、スピーカーのいいやつで見たからか?!やっぱり音がいいと感動も違うんかな。また見ようっと!

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」を見に行ってきました。
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最近見たパコの映画に続いて、音楽を題材にしたドキュメンタリー映画。これが大当たりでした。

パコの映画は、天才と呼ばれた一人の音楽家の内面や恐れ、戸惑いなどとともにその演奏の凄まじさを伝えるまさに伝記映画でしたが、これはもう少し違うタイプの映画でした。

50代でコンサートピアニストを引退し、その後、ピアノ教師として後進の指導にあたってきた現在89歳のシーモア先生が説く人生の指針とも言えるような映画でした。僕にとっては金言ばかりでした。

最後の10分間は恥ずかしながら涙が止まらなかった。映画館で泣くおっさん。気持ち悪いよね(笑)。でもマジ泣きしました。嬉し涙というか。ジャンルもレベルも全然違うけど、同じく音楽を教えることを生業としている者として、また一人の音楽を愛し演奏する者としてすごく勉強になったし励まされたというか。また、音楽を通して人生を豊かにするための哲学を教えてもらったような気持ちです。

細かい内容は今後見る人のためにここでは書かないけど、一人でも多くの人に見て欲しいと思っています。大阪は現在梅田シネリーブルで上映中。是非。

映画「灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア」

映画「灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア」見に行ってきました。
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映画を見てから、もうずいぶん日にちが立つんですが、ブログになんてあげようかなと思いつつ、忙しくてのびのびになっていました。でも噂通りよかったです。

音楽の偉人の映画と言うと、貧困、女、病、ドラッグ・・・なんかが出てくるのが多いんですが、この映画はそんな感じではなく・・・見たあとに、なんとも言えず爽やか。こんな表現でいいのか分からないけど、爽やかな気持ちになりました。

もちろんパコも人間ですから老いや死もあるし、人の批判などにもあうんですが、それも含めても見終わった後、爽やかに感じたんです。画面を通してパコ自身の言葉や貴重なライブ映像の数々がすべて楽しかった。とにかく見に行ってよかったです。
DVDが出たら必ず買いたいと思います。

そしてパコの映画に行く話を前回ブログにアップしていたら・・・
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教室にパコのレコードが・・・しかもこの量!
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河井さん、雨の中すみません!ありがとうございます。
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パコをレコで聴ける幸せ・・・心して聴かせていただきます。

アントニオ・カルロス・ジョビン(映画)

前回アップしていたジョビンのドキュメンタリー映画にさっそく行ってきました。
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余計な台詞や回想などの演出を一切排し、ジョビン自身や多くの著名なミュージシャンが演奏するジョビンの珠玉の名曲の数々を、次から次へと“繋げただけ”の映画。
そのある意味安上がりとも思えるミュージックビデオ垂れ流し的な編集のおかげで、ジョビンの音楽性の素晴らしさと豊さ、そしていかに多くの人に愛されてきたかが
観る者に凄く伝わってくるものになっています。

うちの生徒さんはもちろん、音楽が好きな人全てに見ていただきたい映画です。是非!