脳の中に「カラダの地図」を描く?!「演奏者のためのはじめてのボディ・マッピング」を読んで。

今回は身体の使い方の本のご紹介を。

以前、練習後に身体の疲れやコリをよく感じていたので、どこかに余分な力みがまだあるんだろうなと思っていました。それを解消したくて、いろいろなところで耳にしていた「アレクサンダーテクニーク」に興味を持って何冊か読みましたが、理解力に乏しい自分には今ひとつピンときませんでした。

でも、写真左の「演奏者のためのはじめてのボディマッピング」を読んで「そういうことだったのか!」と目から鱗状態に。自分の身体、特に骨格と筋肉にたいする認識不足・理解不足が、自分を苦しめていたんだと気付きました。

「ボディマッピング」を読んでから、改めて「アレクサンダーテクニーク」を読むと、ピンとこなかった部分もかなり理解できました。そこからは長時間練習してもあまり疲れていない自分がいます。

まだまだ自分を実験台にして研究中ですが、レッスンでも少しずつ生徒の皆さんに楽に演奏する方法を伝えていければと思います。

興味がある方は是非読んでみてください。オススメです。

追記:前回の本の紹介もそうですが、けっこうオススメ本を生徒さん達が買っているので、このブログの影響力がそんなにあるのか・・・???と思ったりしています。紹介していながらなんですが、ちょっとびっくりしています。またいい本があったらアップしますね。

関連ブログ→「手が痛いのはダメ!

手が痛いのはダメ!

ギターを練習していて手首とか関節が痛いと言う生徒さんがいます。
真面目に一生懸命練習してきてくれているのはわかるけど、痛くても我慢して弾き続けるのは危険です。
弾く時に痛い!と思ったら弾き方がおかしいと思ってみてください。根性論で力まかせに弾くのは身体を悪くするだけです。

ギターの構え方や左手の親指の位置だとか、色々実験して変えてみて、自分が痛くなく弾けるポイントを探してみてください。とは言え焦らずゆっくりと。

以前、何年も通ってくれている生徒さんから「ようやく先生の言う『力を抜いて!』ということが少し分かってきたような気がします。」と笑顔で言われたことがありました。とにかく最初から力を抜くことは難しいのですが、力はそんなに要らないということを忘れずに。

スポーツでも職人さんの作業なんかでも、うまい人は力みがない。最初からそうじゃないと思いけど、力みがない姿が理想です。プロのギタリストでもフォームはさまざまですから、焦らず自分の楽な弾き方を探してみてください。

痛いのはダメですよ。

なんでもそうですが、余分な力はいりません。

過去のブログ→「ギターの構え方

ギターの構え方

最近、複数の生徒さんから「ギターの構え方」の話が出てきたのでちょっと書いてみます。

ギターの構え方はプロの方でも人それぞれ色んな構え方をしていますよね。一人のアーティストでも若い時の構え方と晩年の構え方は違う場合もあるし興味深いです。好きなギタリストの手癖フレーズなんかも、その人の構え方をモノマネしてみると、急に弾きやすくなったりします。(そうならないこともあるけど。笑)

いちおう基本の持ち方、構え方はあると思いますが、やっぱり「4スタンス理論」にもある様に人それぞれに適した構え方・身体の動かし方があると思います。ヒントは自分の身体の声を聞くこと。すぐに痛くなったりするのはダメな構え方ということです。

最近はたくさん動画が見れますし、世界中の色んなアーティストの構え方がすぐ見れるので便利な世の中になりました。ぜひ参考にしてみてください。

僕と同じ構え方が合う人、合わない人、それぞれいると思うのでこれからもその生徒さん一人ひとりと相談しつつやっていきたいと思います。生徒さんから「楽になりました。」と言ってもらえるとやっぱり嬉しいです。

以前フラメンコギターを見に行った時も1時間以上弾いてると疲れてくるのか、組んでいた足をほどいて足台を使ったり、また足を組んでみたりと色々変えていて「やっぱり足は痺れるよね~(笑)」と思って見てました。

沖仁さんの楽器屋さんでのセミナーの時に聞いたのは、あえて持ち方は決めないということでした。曲やフレーズによって無意識に変えているそうです。そんな自由形もありですよね。

皆さんも自分に合ったギターの持ち方・構え方を探求していってくださいね。

ちなみに僕はこんな感じです。↓

足を組んだ時。
DSCF9451

足を組まずに足台を使用している時。
DSCF9455

クラシック型(?)。
DSCF9463

その後、行われた交流会での生徒さん達の構え方も色々でした。よかったらご覧ください。こちら→「tempo delicioso 21