あべゆみさん&清水丈二さんのライブへ ギターのお店「クラベリト」(梅田・天満)

またまたボサノヴァを聴きに行ってきました。

今回は、「Bossa夕暮れ時」のあべゆみさん(Vo)と清水丈二(G)のデュオです。「Bossa夕暮れ時」はいつも4名で活動されていますが、この日はお二人での演奏です。

場所はギター音楽のお店「クラベリト」。梅田駅の地下街「泉の広場」より徒歩5分の所にある雑居ビルの4Fです。

店内。ギター音楽のお店だけに壁のクラッシックギターがお出迎え。他にもスペイン風の気になるオブジェがいっぱい。

店内はスペイン・アンダルシアの趣きです。

約50年の歴史に幕を閉じたスペイン風居酒屋 「グラナダ」跡に2020年11月、ギター音楽の店 「クラベリト」はオープンしました。
クラシックギター をはじめとする弦楽器の生演奏がある 小さなライブバーです。

クラベリトはスペイン語で愛情を込めて(かわいい)カーネーションちゃんという意味。 スペインの国花でもあります。 

クラベリトHPより

写真を撮り忘れたけど、この日も赤いカーネーションが飾ってありました。

ライブ前半がスタート!客席は満席でした。ボサノヴァを知らない人にも、1曲ごとに丁寧な説明があって楽しいステージ。二人の掛け合いトークも面白い。

後半もたっぷりありました。この日の選曲は全て7弦ギター担当の清水さんだそうです。

最後、アンコールは、「Bossa夕暮れ時」でもお馴染みの「O pato(オ・パト)」。あべゆみさんが立って歌って盛り上がりました。

ジャーン!と曲が終わってこの笑顔。最後に大きな拍手の中、終了しました。

今回も楽しい夜になりました。爽やかなお二人のMCと演奏が印象に残りました。清水さんのギター伴奏やソロパートもめっちゃかっこよかったです。あべゆみさんの伸びやかな歌声やブラポル語の発音などなど細部にボサノバ愛が感じられて素敵でした。

お店の店長さんも気さくな感じで、ちょっとお話ができて楽しかったです。スペインのクラッシックギター音楽も大好きなので、また行きたいと思います。

ギターってどうやって日本にやってきたの?「ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史」。

本屋で立ち読みして気になって買った本。

帯にもあるけど、黒船とともにギターは日本へやってきた様子です。

ギターが初めて日本に持ち込まれて演奏されたのは、江戸時代末期。初のペリーの黒船来航の翌1854年(寛永7年)、二度目に来航したペリー率いるアメリカ艦船の乗組員によるもので、幕府役人との交歓会での余興で弾かれたものだった。

ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史 竹内貴久雄著書

近代日本の西洋音楽はアメリカ音楽からのスタートなんですね。

初めてギターを聞いた日本人はギターの事を「三味線」とメモっていたとのこと。面白いです。ちなみに「ヴァイオリン」は胡弓と表示されていたみたい。何か自分達の知っている楽器に置き換えてメモっていかないといけないし、なかなか鋭い洞察力だと思って当時の役人をすごいと思いました。

その船の中で聴いた演奏当時の絵も残っています。当時の日本人が描いたそうで、とってもうまい!額に入れて教室に飾りたいくらい。

初めてギターを聞いた日本人の後は、初めてギターを弾いたであろう人の紹介、そしておそらく初めてギターで演奏会をして、演奏を披露した人、またクラシックギターにおける『現代奏法の父』、アンドレス・セゴビアの来日当時の様子など興味深い内容ばかり。

ギターはオーケストラに入っていない楽器だったので、ヴァイオリンとは違った運命をたどって日本人に愛されていったみたいです。「憧れの遠い国」の音楽が、徐々に明治・大正・昭和と進むにつれて日本人の生活の中に入っていく過程が面白いです。

著者は依頼があって「西洋音楽」の中の「ギター音楽」の歴史を追っていったそうで、特にギター専門の方ではないのに、依頼されてここまで調べ上げた濃い内容の本にビックリです。今ではギターがあるのが普通だけど、江戸末期の三味線ありきの世界から、今の日本になっていく過程を知り、ありそうでなかった貴重な本に出会えた気がしました。

クラッシックギターと近代日本史に興味がある方にはオススメです。

高価なギター、ラミレスが・・・

響きアラタのブログ→「ギター凹ませちゃった」・・・ん?

ありゃりゃ、これは大変。机の角に当たって凹んだとのこと。ラミレスの中でも特に高価な中古ギターなのに。

こりゃ、気持ちも凹みます。

ギター工房の福永さんに見せたら音には支障はないけれど、まったくキレイにはなりませんが・・・と言って修理に持って帰ってもらいました。

数週間後・・・

「わー、めっちゃキレイ」と田辺さん(左)とギター工房の福永さん(右)。

ほんとだ!ここまでキレイになるんですね。

傷は分かるけど、その他のすり傷なんかも全部直してもらって嬉しそうな田辺さん。よかったですね。

今回も福永さんに感謝です。お忙しい中、ありがとうございました。


久々の神戸へ。Miguel Trápaga(ミゲル・トラパガ)コンサート!スペイン・ギター

Miguel Trápaga(ミゲル・トラパガ)コンサートを聴きに神戸へやってきました。

JR元町駅より徒歩5分くらい。会場のロッコーマンホールへ到着です。

ロッコーマン」のビル。よーく見ると・・・

ちょっと怖いけど、やっぱり面白い。

本日のフライヤー。

エレベーターで4階「ロッコーマンホール」へ。あー楽しみ。

こちらがステージ。

当日の演目。

めちゃくちゃ近くで聴く事ができました。フライヤーに「誰もが聴きたかった最高のスペイン人ギタリストによる珠玉のスペイン音楽をお届けします!」とありましたが、本当にそうでした。ミゲル先生(当日の司会で「ミゲル先生」と紹介していたので、僕らもミゲル先生って呼んでます。)の演奏はスペインのクラッシックギターの凄さを感じました。マドリッド王立高等音楽院ギター科教授だそうです。

知らない方のために動画はこちら↓

本当にクラッシックギターと言う楽器のポテンシャルの凄さを知らされました。綺麗な音色はもちろん色んな音色が聞こえて、ギターは小さなオーケストラと言うけれど、本当にそう聞こえました。レコードで聴いていた曲が目の前で演奏されていく感動があり、音色が本当に豊かで幸せな時間でした。先日聞いた「ラファエル・アギーレ」も凄かったけど、この日の演奏も凄かったです。スペイン・クラッシックギター恐るべし。

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元町ケーキを食べながら、コンサートの余韻に浸りました。神戸もいいわ~。

ミゲル先生のYouTubeはこちら→「Miguel Trápaga」をご覧ください。

追記:コンサートに来る前に妻がミゲル・トラパガをアルパカって言い間違えて爆笑しました。そんな妻がコンサートの後はミゲル先生の演奏に感激。先生がプログラムから外していた曲をコーディネーターの方に言われて当日は演奏していましたが、妻は「外したのには意味があっただろうし、その演奏もすごく良かったけれど、外したままでよかったのでは?」「本人の意図したプログラムを聴きたいな。」など熱く語っていたけれど、僕は「アルパカ」事件があったのでちょっと笑ってしまう。「さっきまで名前も覚えてなかったやん!」と。でも面白い意見なのでブログに記します。妻より許可をもらってます。

行ってきました。ラファエル・アギーレのコンサート!

昨日は待ちに待ったラファエル・アギーレのコンサートへ。

場所は室内楽専用ホールの「ザ・フェニックスホール」です。

とうとう来ました!!!

チケットは早めに買ったのに、1階の後ろで、人気の凄さが分かります。

パンフレットを頂いて、エスカレーターで2階へ。ドキドキ。

演奏以外の時間は撮影OKと言う事で、こちらは演奏後のホールの景色です。

CDを購入してサインをもらいました。

もうエグい!ヤバい!凄い!の感動の嵐。アンコールは4回も!なんていい人。アンコールのガブリエルのオーボエで不覚にも泣きそうになった。Muchas gracias Rafa!!!

また来日したら絶対に行きます。今から楽しみです!

この日も演奏してくれた「Misionera」の動画です。よかったら見てみてください。

ちなみにこの日のプログラムです。

ラファエル・アギーレのYouTubeはこちら→「Rafael Aguirre」をご覧ください。