映画「ジョアン・ジルベルトを探して」見てきました。

映画「ジョアン・ジルベルトを探して」(原題:Where Are You, João Gilberto?) を見に行ってきました。

生徒さんを含め、僕のまわりではあまり評判のよろしくない映画。

内容はフランス生まれの映画監督でブラジル音楽が大好きなジョルジュ・ガショ氏が、崇拝してやまない“ボサノヴァの神様”João Gilberto(ジョアン・ジルベルト)に会いに行く夢を叶えるため、リオデジャネイロに出向いてジョアンと親交のある人を尋ね旅するドキュメンタリー映画で・・・

僕は収集家・コレクター気質でもなく、追っかけの人の気持ちも全く分からないので、この映画のもとになったドイツ人ジャーナリストやこの監督さんの気持ちも全く理解できないと思って観に行ったので、むしろめっちゃ楽しめました。リオの景色とジョアンの歌声を聞くだけで「あぁ、いいなあ~」としみじみ。批判的な人はこの映画にこれ以上何を求めるんだろう?

映画「ジョアン・ジルベルトを探して」のパンフレット
映画のワンシーン。地元の人と話す姿。
ヤマザキマリさんのジョアンの絵が。

パンフレットには2001年に日本来日コンサートの交渉のため、ジョアンと電話でコンタクトをとっていた日本人の方のエッセイがあって面白かった。

リオの景色とジョアン・ジルベルトの歌声に浸りたい人にはオススメです。

あぁ~リオに行きたくなったわ。

映画→「公式サイト

追記:その後も映画を見た生徒さん達から「イマイチ」との報告が。こんなに惨敗な映画も珍しい。「最初のシーンは現実じゃなくて想像ですか?」とか「最後のシーンもなんだかな~」とか「最後のシーンがなんか許せない・・・」とか「不評と知ってても、たぶん見ておきたい映画だったから見に行ったでしょうけど、アレはないよな~」などなど、色々意見を頂きました。

追記2:その後、何年かぶりに復学した生徒さんが「ジョアンの映画、不評だったんですか?僕はよかったですけどね~。」と言ってきました。貴重な1票です。
彼が冗談で「この映画ダメだった生徒は首にしましょう!」と言ったので「教室つぶれるぅ~!」って僕ら夫婦が言って3人で爆笑!ちょっと面白かった。まぁ、とにかくウチの教室では不評な映画であることに今だ変わりはありません。

追記3:その後、2020年11月にレンタルで見たと言う生徒さんが「よかった!」って言ってきました。これで2票。ネタバレになるから言えないけど「最後もよかった。」って言ってました。2018年12月に亡くなったミウシャの姿も見れるし、ブラジルの景色とジョアンのボサノバがいいですよね。


2021年2月にDVDも購入。

やっぱり僕にとっては、リオデジャネイロの景色とジョアンの歌声があれば、贅沢な映画です。ジョアンのギターも好きで、まだ全然あきない自分がいます。

映画「カーマイン・ストリート・ギター 」

映画「 カーマイン・ストリート・ギター 」見に行ってきました。

映画「カーマイン・ストリート・ギター 」テアトル梅田
映画「 カーマイン・ストリート・ギター 」

予告編の通り、楽しかったです。ドキュメンタリー風だけど、ちゃんと映画になってました。登場人物が演技しているのか?と思うと、なかなか皆んな器用だなと思ったり。お店を訪れるミュージシャンがギターを試奏するんだけど、その演奏がそれぞれにすごく個性があって、さすがNYと言う感じ。個人的にはビル・フリゼルの演奏が特にジーンときました。シンディのバースデーのシーンでほろり。ケリーさんのギター愛にグッとくる、ギター好きにはたまらないオススメの映画です。面白かった。

関連ブログ→「ニューヨークの建物の廃材を使ってギターを作る?!

映画 BILL EVANS TIME REMEMBERED

映画「BILL EVANS TIME REMEMBERED」見に行ってきました。 アメリカのジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯を追ったドキュメンタリー。

ビルのファンとしては本人が当時を語る声も聞けますし、マイルス・デイヴィスやスコット・ラファロとの貴重な映像、 数多くの関係者の証言など見れて楽しかったです。でもこの時代のジャズメンにありがちなドラッグや女性関係など浮き沈みの多い人生を追っていくと、一人の人間としてのビルも感じました。人間性はあんまり好きじゃないかも。それでもとにかくビルの音楽が素晴らしいのは、まちがいない。音楽的にはやっぱり好きなアーティストだと思いました。

JOÃO GILBERTO LIVE IN TOKYO

久々にシネ・リーブル梅田へ行ってきました。

もちろん噂の「ジョアン・ジルベルト ライブ・イン・トーキョー」を見るためです。

「コンサートを映画化したものに3,000円て高くない?」って思っていたけど、そんな風に思っていた自分に思いっきりビンタを食らわしてやりたいぐらい感動しました。

2003年の初来日も観に行っているので、そこまでの感動はないと思っていたけど見事にやられました。ほんとにコンサートを特等席でじっくりと味わえた感じです。あまりの気持ち良さに、自分の前の列の左端のおっちゃんは思いっきり寝てた(笑)。その気持ち、ちょっとわかります。

なんでかわからんけど「Estate」でじんわり涙。あんまり好きな曲じゃないのに。年のせいか最近涙もろい。

映画を観た感動をこのブログで言葉で表現しようと思ったけど、自分の陳腐な語彙力では無理だわ。ごめんなさい。ただ、ボサノヴァギター教室を営み、ボサノヴァに関わって生きていけていることに今、心から感謝しています。

今月末のジョアン・ジルベルト・トリビュート・ライブのフライヤーが出来上がり配り始めた頃、ある生徒さんに「トリビュートってことはこの日は何かジョアンの記念日なんですか?」と聞かれ、全然違うから「やばい!」と思ってたけど、直前にこの映画公開があり、ブルーレイ・DVD発売日前日ということで、やっぱりこの日にしてよかった。持ってるな〜(笑)。

ジョアンの足元ならぬ、足の爪の先にも及ばない4人のおっさんですが、頑張って歌います。それぞれの思いを持って。よかったら31日のライブに是非遊びに来てください。お待ちしております。

その後ライブは無事なんとか終了!足の爪の先にも及ばない4人のおっさんの奮闘記はこちら→「Tribute to Joao Gilberto~Live

映画「日日是好日」

久々に映画館へ行ってきました。「日日是好日

3〜4年前から茶道に興味を持ち、いくつか関連本を読み、お稽古の体験(片手で数えられるほどだけど・・・)に行ったり、自分でもお茶を立ててみたりしていたので、公開前からこの映画をすごく楽しみにしていました。結果、大当たり。僕の中ではベストと呼べるぐらい好きな映画になりました。

話は「茶道」の話ですが、本格的には茶道をやってない僕の様な人間でも楽しめる映画。たぶん茶道のことを全く知らない人でも楽しめるはず。そして音楽を演奏する上でも、生徒さんに教える上でも色々とヒントになる事が多くて、またDVDが出たら買って見てみたいと思いました。

特に樹木希林さんが演じる先生の「まず『形』なのよ。先に『形』を作っておいて、そのあと『心』が入るものなの。」と言うセリフがとても印象に残りました。あと、水の音、お湯の音、季節の花々や掛け軸。窮屈にも思える和の習い事を少しやってみたくなりました。

帰りに原本も買ったので、これから読もうと思ってます。オススメです。

過去のブログ→「梢庵 カルペディエム 抹茶サロン