この日はホテルのカフェで朝食を済ませ、ミロ美術館へ行きました。バスで向かいます。
バス停を降りて迷っていると、バスの運転手さんが運転席から身を乗り出し、方向を指し示してくれました。やさしい。それでわかったつもりで歩くもやっぱり分からず、かわいい子犬の散歩中だったマダムに道を尋ねる。すると丁寧に教えてくれ、「¿Japones?」と聞かれたので「Si」と返すと、このマダムも胸に手をあててくれた。ほんとに日本を心配してくれている人たちは多かった。嬉しく思いました。
ミロ美術館へ行く途中にあった変な家。何かの博物館かも。
けっこう歩いてようやく見つけました。
入り口。
入ってすぐのところのオブジェ。
早速ミロっぽい。
かなりの高台にあるので、見晴らしがいい。
何やら風鈴みたいな音が。
このオブジェが風に揺られて音を出す。それがまたなんとも言えない雰囲気を作っていました。
ラッキーなことに、この日は入場料フリーでした!ビックリ!!知らなかったから驚いていると、受付のお姉さんも思わず笑って、ノリノリで館内の説明をしてくれました。やさしかったな~。
人が少なかったので、じっくり観ることができました。
カメラはフラッシュ無しなら撮影OKだったので、作品をたくさん撮りました。全部は載せきれないので、観たい人はレッスンの時にでも言ってください。
一通り作品を観た後、ミロのアトリエに行く途中の景色。こんな景色を見ながら創作していたんですね。羨ましい!
アトリエに入ります。
沢山の作品とともに、実際使用していたらしい画材や道具が展示されています。
アトリエを後にさらに一番上にある資料室へ向かいます。その前の広場からの景色です。どうですかこの景色。
謎のオブジェたち。
そして美術館横の庭に向かいます。
庭にも立体作品がいくつかあります。
作品の前には、創作過程のメモや資料の写真と、解説があります。
しばし美しい庭を楽しむ。
春ですな。
何気に怪しい亀の置物があったりする。
日本で見ないような植物がいっぱい。
大満足で美術館を後にしました。これは帰り道に見つけた廃墟。
正直、ミロって全然好きじゃなかったんです。でも何故か行きたくなって。行って大正解でした。この地で作品を見て、何故ああいう作風になったのか少し理解できる気がしました。そして、作品に触れた後は、やさしい気持ちになることができました。こんな体験をタダでできるなんて幸せでした。