第21回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 第1部

20 / Oct / 2024 (sun)

今年も年に一度の発表会を行いました。インフルや風邪でキャンセルが出たり、本番直前までバタバタしたけれど、不思議とすごくいい発表会になりました。

中堅組やベテランさんは普段から色んな所でライブをしている人も多く、選曲&MCも楽しかったです。入場無料でいいのかな?と思うほど豪華なメンバーでした。またそんな先輩のいる中、緊張の面持ちで登場してくれた新人さんも健闘していました。それぞれに個性豊かなステージを作って、聴きに来てくれた方々に楽しんでもらおうと思う気持ちが伝わってきました。見に来た一般のお客さまからも「よかった」と声をかけて頂きました。ありがとうございます。

教室恒例のエイエイオー写真。今回は発表会が終わってから集合写真を撮りました。なのでみんなこの笑顔。緊張から解放されております。さて気になる本番のステージですが、どんな感じだったのでしょうか?写真で振り返っていきましょう!

※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語り、☆はオリジナル曲です。

1. ニシグチ(講師)「Clouds and Plants」☆

簡単な挨拶をして、いつもライブの1曲目に演奏するオリジナル曲の「Clouds and Plants」を演奏しました。生徒さんにうまく繋げられたかな?

2.長尾さん「Só danço samba(ソ・ダンソ・サンバ)」*

生徒さんのトップを飾ってくれたのは長尾さんです。曲はトップにふさわしく明るいポップな「Só danço samba」です。歌詞の内容を説明して演奏をスタート。少しゆったりしたイントロから歌が入ると一気にスピードアップ。歌も伴奏も軽快なサンバで、「ここから発表会が始まる!」という喜びを感じさせる見事な演奏でした。最後のキメもかっこよかったです。最高のトップバッターでした。ありがとうございました!

3.高本さん「Fly me to the moon」*「Pela luz dos olhos」*

交流会などでは演奏していましたが、発表会は今年が初めての高本さん。演奏前のMCでは「初めてなので緊張しています」とのことでしたが、始まってみると実に堂々した演奏でした。ギターの伴奏も走ったりすることなく、その独特の歌声をしっかりサポート。特に1曲目の「Fly me ~ 」はカッコよかったです。2曲目の「Pela luz ~」も少しミスはありましたが、最後までしっかり歌い切ってくれました。課題だったギターのベース音もしっかり出ていましたね。よかったです。ありがとうございました!

4.橋本さん「Samba triste(悲しみのサンバ)」

ギターのインスト組でトップを飾ってくれたのは橋本さんです。曲はMCで本人も言っていたように思い入れのある「悲しみのサンバ」です。かなりの難曲なのですが、見事に弾き切ってくれました。演奏のスピード感、コードカッティングの迫力、3連が連続する難しいリズム、中盤のバロック調の単音フレーズ、終盤のたたみかけるようなフレーズなどお見事でした。演奏後の会場の拍手の大きさが演奏の素晴らしさを反映していましたね。よっ!さすが北区のバーデン!!

5.加藤ホフ信一さん「人生の花」*

もはや我が教室のイベントの名物と化しているエンターテイナーの加藤さん。いつものご機嫌な自己紹介からスタート。それだけで会場から大笑いが。今回は曲の前に朗読や演劇、または落語のようなセリフ/前口上を入れてくれました。会場の意識を一気に集めてから演奏スタート。カオリーニョ藤原さんの名曲の世界観を見事に表現できていたと思います。素晴らしかったです。熱演ありがとうございました!

6.シノさん「Ela é carioca(彼女はカリオカ)」*「O barquinho(小舟)」*

続いて前田さんの登場です。自宅の修繕のMCで軽く笑いとってから演奏をスタート。軽快な「Ela é carioca」と「O barquinho」を披露してくれました。昨年から比べるとギターが段違いに上手くなっていて、曲の小気味良さがしっかり表現できるようになってきました。歌は元々上手いので、このまま成長してくれれば念願のソロライブも大丈夫なはず。11月に向けて頑張っていきましょう!ボサノバらしい素敵な演奏をありがとうございました!

7.いまなかさん「Fly me to the moon」「It don’t mean a thing」

今回も唯一のウクレレで参加のいまなかさん。MCでの丁寧な曲紹介とともに今回は2曲ともソロウクレレで演奏してくれました。1曲目の「Fly me ~」は自分で考えた変奏部分がよかったです。そして白眉だったのが2曲目の「It don’t mean ~」凄まじいキレのある演奏で、ソロウクレレで演奏するジャズの魅力を余すことなく表現できていました。迫力が凄かったし、めっちゃカッコよかった!熱演ありがとうございました!!

8.兵頭さん「The days of wine and roses(酒とバラの日々)」

そして前半のトリを務めてくれたのは、すっかりうちの教室の発表会でお馴染みの兵頭さん。ベテランらしいリラックスしたMCで、柔らかい雰囲気を作ってくれてお客さんも楽しそうでした。いまなかさんに続いてジャズのスタンダードをソロギターで、こちらはしっとりとしたジャズの魅力を披露してくれました。一音一音丁寧に紡いでいき、原曲の持つ明るい曲調の中に潜む切なさを見事に表現できていたと思います。さすがでした。素敵な演奏をありがとうございました!

この後、第二部へ続きます。

第21回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 第2部

20 / Oct / 2024 (sun)

※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語り、☆はオリジナル曲です。

9. 徳山さん「Só tinha de ser com você」*「O pato」*

後半のトップを飾ってくれたのは、今年一緒にライブをしてくれた徳山さんです。軽く自己紹介をして演奏スタート。もう貫禄すら感じる堂々としたステージで、休憩でざわついていた会場の空気も一変。ボサノバの魅力を体現していました。2曲目の曲紹介の後に僕のことネタにして笑いをとり、会場を和ませてから演奏をスタート。その2曲目では歌もさることながら、間奏で難しいソロギターも披露してお見事でした。素敵な演奏をありがとうございました!!

10.中井さん「Tristeza」

そして中井さんの登場です。MCでこの後に登場する河井さんの過去の演奏を聴いてこの曲を選んだとのこと。「人生でこんなに緊張する時はそんなにないですけれど、今はもう、幼い頃の徒競走以来です」というMCで笑いをとっていました。演奏は曲が今まで一番難しい曲だったこともあり、レッスンや練習の時のようにはいきませんでしたが、最後までしっかりと演奏してくれました。そのタッチの強いしっかりした音色がよかったです。終わった後は来年に向けて頑張りたいとおっしゃってくれた真面目な中井さん。またここから頑張っていきましょう!

11.Bishop あかいさん「Chove chova」*「Seu encanto」*

こちらもうちの名物生徒さんになりつつあるビショップ赤井さん。MCで会場をバンバン笑わせてから演奏をスタート。MCではギターはそこそこでいいと言っていましたが、以前に比べるとギターも良くなっています。元々歌はめっちゃ上手いので、このままの調子でギターが上手くなってくれたらすごくいいボサノヴァシンガーになりそう。伸びやかな歌声としっとりとしたギターの伴奏が素敵でした。ありがとうございました!あ、でもポル語の発音は直していきましょうね。

12.高さん「Samba de uma nota só」

こちらもうちの発表会ではすっかりお馴染みの「女バーデン」こと高さんの登場です。今回はローリンド・アルメイダのMJQとの共演時のヴァージョンに挑戦です。めっちゃ難しいアレンジなんですが、さすが高さんという演奏でした。前半のルバートのアルペジオとか難しいんだけど余裕で演奏、苦手だったトレモロもなんとか乗り切ってインテンポの後半へ。後半は少しブリッジよりの硬質な音色でキレキレの演奏を披露。いや~凄かった。今年も熱演ありがとうございました!

13.渡辺さん「Flor de lis」*「Encontros e despedidas(出会いと別れ)」*

弾き語りのトリを飾ってくれたのは渡辺さんです。自身のユニット「ゆきとひつじ」でライブをめちゃくちゃやっているので、もう余裕のステージングです。1曲目ではボサノヴァやサンバを歌えているという喜びを演奏から感じました。歌っている時の笑顔が素敵。テンポも走らず安定したギターのリズムに乗せて軽やかな歌声を聴かせ、ほんとに心地よい時間を創出してくれました。一転2曲目では切迫感を感じさせるテンポやコードチェンジでシリアスな曲の魅力的に表現してくれました。表情も1曲目と違う表情で素敵でした。ありがとうございました!

14.河井さん「Linda」「Deixa」

そして今年の大トリを務めてくれたのは河井さんです。MCでLINDAと山本リンダをかけて笑いを取ってから演奏スタート。河井さんらしいブリッジ近くで弾くそのはっきり・くっきりとした音色で1曲目はバーデンのバラードを紡いでくれました。貫禄の演奏とはこのことですね。2曲目はバーデンがバンドサウンドで演奏していたものをソロギターで演奏。ど迫力の演奏は客席の度肝を抜いてくれました。凄かったですね。大トリにふさわしい熱演をありがとうございました!

15.ニシグチ(講師)「駅舎にて」「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」

最後は再び僕が演奏。オリジナル曲の「駅舎にて」を演奏しました。終了と思いきやアンコールがでたので、今回はみんなの演奏していなかったボサノヴァのド定番「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」をちょっとアレンジして演奏しました。

発表会後に一般の人で初めてウチの教室の発表会を聴きに来てくれた方から「同じ先生に習っても、学びたいことはやはり生徒さんごとに違うでしょうから、選曲も演奏もMCも十人十色で、とても楽しかったです。」とメールをいただきました。

教室の生徒さん達が「聴いている人を楽しませたい」と思って考えて演奏してくれる人たちなので、僕も助かっています。今年もみんなに感謝です。

改めて、参加してくださった生徒の皆さま、また当日お手伝いをしてくれた方々、アルペジオホールの本越先生、そしてなによりご来場いただいた観客の皆さま、本当にありがとうございました。

この後、楽しい打ち上げ「番外編」へ続きます。

第21回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 番外編

20 / Oct / 2024 (sun)

ここからは恒例の番外編で、楽しかった打ち上げの模様です。

場所はお馴染みの玉造のフレンチレストラン「RiRe」です。広々と贅沢な空間で貸し切りさせて頂き優雅にコース料理&演奏を堪能しました。

まずは料理の数々を・・・

前菜

スープ

魚料理

お肉料理

最後のデザートまで、全てすごく美味しかったです。手の込んだ料理が疲れた身体を癒します。みんな美味しすぎて料理が運ばれると黙々と食べてました。誰かが「静かやな~」って言ってちょっと笑いアリ。

会話も弾んで演奏していない事に気が付き、デザートが終わってから演奏スタート!

トップバッターのいまなかさん

この時期に現れる謎のユニット(今回早めの登場!)。いつも優しい拍手ありがとうございます。そして素敵な写真もありがとう。

酔っぱらってても弾ける様になった橋本さん

いつも笑顔の渡辺さん

ひとりで弾き語りデビューも近いシノさん

今やジャズのエース!?兵頭さん

また新しい芸風を開花された加藤さん

譜面台と足台をいつも持っている用意周到なあかいさん

無理やり弾かされても嬉しそうな徳山さん

最後はやっぱり高さん

演奏してくださった皆様、ありがとうございます!今年もウラ発表会、素敵でした。

最後の挨拶。お名残惜しいけど、もうそろそろお開きです。

恒例の一本締め。皆さまお疲れさまでした~。

最後にお店の方に撮ってもらいました。ありがとうございます。♪

貸し切りできて贅沢でした。「RiRe」さんに感謝です。そして参加してくれた皆さま、本当にお疲れさまでした。来年もまたよろしくお願いいたします。

追記:今年は発表会がはじまる直前までキャンセルなど色々あってバタバタしましたが、後で演奏動画を見たら、だいぶ楽しい会になっていました。21回やってるけれど、上位にランキングされるいい発表会だったような。来年が楽しみです。

第20回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 第1部

15 / Oct / 2023 (sun)

今年も発表会を行いました。

ギター15名・ウクレレ2名の総勢17名がステージに登場しました。ステージで演奏した生徒の皆さま、また当日裏方で色々とお手伝いをしてくれた方々、アルペジオホールの本越先生、そしてなによりご来場いただいた観客の皆さま、本当にありがとうございました。

普段からライブをしている生徒さんも多く、それぞれに個性豊かなステージを作ってくれたと思います。選曲もMCも個性的でよかったですし見ていて楽しかったと思います。皆んな凄いなと思いました。

それでは、当日の模様を写真で振り返ります。

まずは恒例のエイエイオー!ここは完全にやらせです。本番前は皆んな緊張気味。普通のポーズでも撮ってるけど、表情が硬い!(笑)なので、こちらの写真を採用しています。調べたら第7回からエイエイオー!ってやってました。

気合は十分!さて本番はいかに・・・

※演奏者名の後「」内は曲名、Uはウクレレ、*印は弾き語りです。

1. ニシグチ(講師)「Desafinado(ヂザフィナード)」

今年は僕がトップを務めさせていただきました。曲は定番の「ヂザフィナード」を弾き語りで演奏しました。今年からしっかり取り組んでいる弾き語りですが、ようやくマシになってきたな、と後でビデオを見返して思いました。

2. 川口さん「As time goes by(時の過ぎゆくままに)」 U

久しぶりの出演の川口さん。曲はジャズスタンダードの定番「As time goes by」をソロウクレレで演奏してくれました。一昨日に衝動的に購入した本人曰く「感動的に弾きやすい」というウクレレを引っ提げて挑んでくれました。序盤で少しコードを見失ってしまいましたが、もう一度最初からやり直して演奏すると、そこからは練習通りの演奏をすることができました。悩んでいたセーハの音も、新しいウクレレだとキレイに出ていたのでよかったです。今度は最初からスムースに演奏できるようにまた練習を頑張っていきましょうね!

3. シノさん「Samba de Verão(サマー・サンバ)」*「Brigas nunca mais(もう喧嘩はしない)」*

昨年に続いて2年連続の出演のシノさん。緊張をほぐすために演奏前のMCで、2匹の飼い猫がどの曲の練習の時に機嫌よく懐いてくれるかの話をしてくれました。1番人気はWAVEだそうで、今回選んだ曲は人気No.2と3だそうです。シノさんも今年新調したギターで演奏してくれたのですが、そのギターと自身の演奏の上達により、昨年よりも格段に音量も大きく音色も良くなっていました。1曲目は緊張から少しテンポが速くなりましたが、最後まで乱れることなくしっかり演奏。2曲目は曲の良さが伝わる演奏でよかったです。元々歌は上手なので、今後ますます期待できます。これからも楽しみにしています!

〇その後、シノさんのボサノヴァ・ユニットとライブをしました。当日の模様はこちら→「Bossa nova 845 LIVE with Sunset Cocktail」をご覧ください。

4. ほまり~にょさん「Someday my prince will come(いつか王子様が)」

4年ぶりの発表会出演のほまり~にょさん。演奏前に去年は客席から見ていたけど、今年はここに戻って来られて良かったと言っていたのが印象的で、それを聞けてとても嬉しい気持ちになりました。曲はディズニーの「いつか王子様が」の中村善朗さんのアレンジのギターソロを披露。あえて2曲演奏せずに、この1曲の思いをこめた素晴らしい演奏でした。力強い音、的確なリズムとテンポ、最後まで集中力が途切れずに最後の一音まで気持ちをこめて演奏していたので伝わってきました。会場からの拍手がそれを表してしましたね。素敵な演奏をありがとうございました!

5. Bishop あかいさん「Regra tres」*「Lindeza」*

直前のレッスンまで演奏曲を悩んでいたあかいさん。僕が強制的にあかいさんの個性が生きる曲を選ばせてもらいました。演奏前には自身のステージネームの由来と曲の説明をして会場を和ませてからスタート。1曲目の「Regra tres」は畳み掛けるようなアップテンポで迫力のある演奏を披露。2曲目の「Lindeza」はあかいさんの甘い声が映えるしっとりしたテンポですごく良かったです。あとはギターと歌詞の発音の細かい部分を詰めていけばもっともっと良くなりそう。これからも楽しみながら演奏してさらに上達していきましょう!

6. 中井さん「A Felicidade(フェリシダーヂ)」

6番目に登場の中井さん。曲は名曲「A felicidade」をソロギターで演奏してくれました。僕がYoutubeにアップしている江部賢一さんのアレンジです。僕の演奏を聴いてやりたいと思ってくれたので嬉しかったです。交流会で弾いた時は音が小さかったので心配でしたが、発表会本番は、使用ギターも変更して音量も大きくなり、しっかりとしたタッチで力強い演奏を聴かせてくれました。細かい部分はレッスンの時の演奏どおりとはいきませんでしたが、最後のコードを弾き切るまで集中力高く演奏されていたのが印象的でした。熱演ありがとうございました!

7. 兵頭さん「Round Midnight(ラウンド・ミッドナイト)」*

もうベテランの域の兵頭さん。曲はセロニアス・モンク作曲のジャズスタンダードの名曲。弾き語りで披露してくれました。演奏前のMCで軽く会場を笑わせてからスッと演奏に入るあたりがニクいです。演奏も非常にスムースでメチャクチャかっこよかったです。歌の強弱に合わせたギターの伴奏も工夫が随所に感じられてアレンジも良かったし、ボサノバの時の兵頭さんとはまた違った力強い表現ができていたように感じました。ジャズバラードもこんなにかっこよくできるなんて凄いです。会場からの拍手も大きかったですね。熱演ありがとうございました!

〇その後、兵頭さんとライブしました。当日の模様はこちら→「ボサノヴァ845ライブwith 兵頭宏 無事終了!」をご覧ください。

8. いまなかさん「Sing sing sing」「Take Five」 U

ウクレレでいつも迫力のある演奏を聴かせてくれるいまなかさん。今回はジャズの難曲に挑戦です。1曲目のTAKE FIVEはちょっとゆったりめのテンポで丁寧に音を紡いでいきます。自身でアレンジした間奏もアヴァンギャルドでかっこいい。かなり難しいことに挑戦してくれました。2曲目はスイングジャズの名曲をアップテンポで演奏。間奏のボディヒットを多用したパーカッシブなソロもかっこよかったな~。リズムも走らなくなって全体的に安定してきました。素敵な演奏をありがとうございました!

9. ringoさん「Emoldurada」*「時をかける少女」*

ringoさんこと藤友さんが登場。ステージネームの由来をMCで伝えてから演奏をスタート。1曲目はアン・サリーさんで有名な曲です。レッスンの時より全然声も出ているしギターもしっかり弾けててびっくり。ringoさんの声質にもあっていて素敵な弾き語りになっていました。2曲目は直前まで演奏するか悩んでいた「時かけ」。何を悩んでいたの?と言いたくなるぐらいの出来具合でとても良かったです。1週間後のライブも楽しみになってきました。ライブでもこの調子でよろしくお願いいたします!!

〇その後のライブの模様はこちら→「ボサノヴァライブwith ringo 無事終了!」をご覧ください。

10. 高さん「Por causa de você( 君ゆえ)」「Canto de ossanha(オサーニャの歌)」

前半のトリを飾ってくれたのは、バーデン・パウエルが大好きな高さん。今回ももちろんバーデンの曲を選曲。MCで最近の趣味のソロ登山の話で軽く笑いをとってからスタート。1曲目はバラードをしっとりと、でもバーデンらしくパンチの効いた音色で演奏してくれました。2曲目の演奏前にもMCで東京のコンビニでの失敗談を言って軽く笑いをとってからスタート。アップテンポで難易度の高いアレンジを高さんらしく迫力の演奏で聴かせてくれました。演奏終了後の歓声と拍手が凄かったですね。今年も素敵な演奏をありがとうございました!

この後、第二部へ続きます。

第20回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 第2部

15 / Oct / 2023 (sun)

※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語り、☆印はオリジナル曲です。

11. 長尾さん「Pretty World」*

後半のトップを飾ってくれたのは長尾さんです。曲は小野リサさんで有名な「Pretty World/Sa marina」。それを弾き語りで披露してくれました。演奏前に曲の由来を説明してからスタート。ずっとギターの音量の小ささが課題でしたが、今回はそこをクリアできていたと思います。間奏のアルペジオも上手になりましたね。歌声もいつも通りに伸びやかで素敵でした。そしてテンポをしっかりキープできていたので、聴いていてとても心地よかったです。演奏終了後の会場からの拍手も大きかったです。素敵な演奏をありがとうございました!

12. 橋本さん「Samba Triste(悲しみのサンバ)」

続いて登場の橋本さんは、今回バーデン・パウエルの難曲に挑戦!MCでメチャクチャ緊張していてリハーサルでも止まったから本番も3回ぐらい止まるかも?と言ってましたが、そんな心配は杞憂でした。右手のimでカッティングする奏法も迫力がありましたし、3連が続くフレーズでもずれることなくリズムがしっかりしていました。課題だったバロック調の単音フレーズもなんとか弾きこなして、最後のたたみかけるようなコードワークへ。最初から最後まで終始安定した演奏で聴いていて引き込まれていきました。会場も盛り上がっていました。本当にお疲れ様でした。熱演ありがとうございました!

13. 加藤ホフ信一さん「Bossa nova lovers」*☆

当教室一番のショーマン、加藤さんが登場。今回は今年作ったオリジナル曲で参戦です。今年はなんとフリップ芸を披露!?お客さんみんなでサビで合唱できるように工夫を凝らし、みんなで入念に練習。そして演奏がスタート。曲は今年の夏のイベント「Bossa nova lovers」で披露したその名も「ボサノバラバーズ」。序盤はちょっとギターに緊張が見られたけど、歌い始めるとよく通る声が会場中に響き、とても楽しい雰囲気になりました。間奏のイパネマの口笛アレンジもいいですね。最後はみんなで練習した通りに大合唱。幸せな時間と空間がそこに出現しました。熱演ほんとうにありがとうございました!追記:写真のケイン・コスギのイラストは中学生の娘さんが描いてくれたそうです。

14. 渡辺さん「Falando de amor」*「Tristeza(トリステーザ)」*

そして今年はうちの教室で一番ライブ演奏をしている渡辺さんが登場。盛り上がった加藤さんのあとでやりにくいかな?と思いましたが、そこはさすがに落ち着いて、自分の色に会場をすぐに染めてしまいました。1曲目は「Falando de amor」。リズムもテンポもバッチリで、よく通る個性的な歌声が心地いい。間奏のギターソロもばっちり。2曲目はおなじみ「Tristeza」。アップテンポな伴奏に乗って笑顔で歌う渡辺さん。会場も自然とサビで合唱。楽しい幸せな空間になっていきました。サンバの持つ力を表現してくれたと思います。素敵な演奏をありがとうございました!

〇その後、渡辺さんのボサノヴァ・ユニットとライブしました。当日の模様はこちら→「Bossa nova 845 LIVE with ゆきとひつじ」をご覧ください。

15. 河井さん「I can’t give you anything but love」「Apelo(アペロ)」

盛り上がった後でやりにくいと言いながら笑顔で登場した河井さん。1曲目「捧るは愛のみ」の説明をしてから演奏をスタート。河井さんらしい張りのある音色と大きい音で会場を圧倒。自分でアレンジした間奏もかっこよく決まりました。ノリノリで弾き切った後、2曲目のバーデン・パウエルの「Apelo」へ。不穏な雰囲気のイントロから始まり、テーマへ。ブリッジ近くで弾く河井さんの乾いた音色がこの曲にマッチしていて、リズムのキレもめっちゃかっこいい。単音フレーズが続くパートもしっかり弾きこなして後半へ。最後まで緊張感が途切れない演奏が見事でした。今年も熱演ありがとうございました!

16. 徳山さん「O grande amor(偉大な愛)」*「L.O.V.E.」*

弾き語りのトリを飾ってくれたのは徳山さん。MCで緊張していると言いながら演奏スタート。曲は「O grande amor」。ほぼギターソロのような長いイントロを弾いてから歌が始まるアレンジです。ボサノバらしいささやくような歌声がほんとに素敵です。間奏のギターソロもいい感じで、この曲の切ない雰囲気を表現してくれました。2曲目はガラッと雰囲気を変えてジャズスタンダードの「LOVE」。ギターでスイングのリズムを表現するのが苦手だったのですが、いい感じでスイングしていました。英語の発音も歌も上手くていい雰囲気。かっこよかったです。素敵な歌声と演奏をありがとうございました!

〇当日の演奏動画はこちら→「L.O.V.E.」をチェック。

17. まつげんさん「Introdução ao poema dos olhos da amada(恋人の瞳)」「O Amor em Paz(平和な愛)」

そして今年の生徒さんの大トリで登場してくれたのがまつげんさんです。トリも全然嫌がらず引き受けてくれて助かりました。1曲目は「恋人の瞳」をソロギターで演奏。まつげんさんの得意なバラードナンバーです。単音と和音のバランスが良くて、そして音色が抜群によかったです。太くて甘い音色から、硬くてキレのある音まで多彩な表現でした。さすがです。テンポも速くなることもなく、この曲の持つ苦味のある切なさが表現されていました。2曲目は「O amor em paz」。これも落ち着いた演奏で、トリを飾るのにふさわしい演奏だったと思います。大役ご苦労様でした。ほんとにありがとうございました!

18. ニシグチ(講師)「Corcovado(コルコバード)」「Fotografia」

最後はもう一度僕が演奏。「Corcovado」と「Fotografia」を歌わせていただきました。ホールの反響がいいので、歌っていて気持ちよかったです。アンコールまでいただき、最後は「イパネマ」をみんなで合唱しました。ありがとうございました。

改めて、参加してくださった生徒の皆さま、また当日裏方で色々とお手伝いをしてくれた方々、アルペジオホールの本越先生、そしてなによりご来場いただいた観客の皆さま、本当にありがとうございました。

この後、楽しい打ち上げ「番外編」へ続きます。