26 / Oct / 2025 (sun)
今年の発表会は21名の生徒さんがステージに挑みました。初登場の方が6名、10回以上参加してくれているベテランさんが4名もいて「継続は力なり」ですごくいい演奏をしてくれました。そしてウチの教室らしい個性豊かな演奏がたくさん聴けた発表会だったように思います。皆さんはいかがでしたか?それでは写真で当日の模様を振り返りましょう。
まずは恒例の集合写真。やるぞー!と気合十分!?さて本番はいかに・・・!
<第1部>
※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語りです。
1.生駒さん「Corcovado」*「Fly me to the moon」*
今年の発表会のトップバッターを飾ってくれたのは、初の発表会参加の生駒さんです。曲は「Corcovado」と「Fly me to the moon」を英語詞で歌ってくれました。よく通る歌声が伸びやかで爽やかさを感じさせてくれました。ギターの音も大きくてしっかりと伴奏できていて安定していました。初めてなのに堂々としていてすごいと思いました。この演奏で発表会に勢いがついたと思います。トップの重責を果たしていただき感謝です。熱演ありがとうございました!
森井さん「Vivo sonhando」*「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」*
2番手に登場の森井さんも今年初参加です。MCでもおっしゃっていましたが、昨年は直前に風邪をひいてしまって声が出なくなって参加を諦めたので、今年はリベンジのステージでした。その鬱憤を晴らすかのようないい演奏でした。森井さんの可愛らしい声がこの2曲に、ボサノバに合っていましたね。ギターもしっかりと音が出てリズムも走ることもなく歌声と相まって心地よい音を聴かせてくれました。素敵な歌をありがとうございました!
小谷さん「Garota de Ipanema(イパネマの娘)」U
こちらも初登場のウクレレの小谷さんです。曲は2番手の森井さんと同じ「イパネマの娘」ですがこちらはウクレレのソロ演奏です。同じ曲が続くことで弾き語りとウクレレソロのそれぞれの魅力が伝わったと思います。本人はMCで「ボサノヴァやジャズの響きが好きなので他の方の演奏が楽しみです」と謙虚におっしゃっていましたが、演奏が始まると静かだけど熱のこもった演奏で会場のお客さんの耳を釘付けにしていました。ある意味ボサノヴァの持つ静けさの魅力を体現していたと思います。ありがとうございました!
高本さん「Pela luz dos olhos teus」*「Corcovado」*
今回が2回目の発表会になる高本さん。1曲目は去年参加した時と同じ曲でしたが、本人的に昨年は悔しい演奏だったのでリベンジで再挑戦しました。3拍子の曲でしかも1番2番3番とそれぞれ転調を繰り返すという歌うのが難しい曲で、レッスンでもなかなか上手くいかなかったのですが、本番ではしっかり歌えていました。頑張りました。2曲目は間奏で初のソロギターに挑戦。これも練習ではなかなか上手くいかなかった部分がありましたが、本番ではしっかり決めてくれました。よかったです。ありがとうございました!
大場さん「Satin Doll」「As time goes by」U
続いての登場は、こちらも初登場の大場さんです。演奏前のMCで少し笑いを取ってから演奏スタート。曲はジャズのスタンダードのソロに挑戦してくれました。練習の時から安定していたので心配はしていなかったんですが、練習通りの演奏を披露してくれたと思います。カッティングでは人差し指を使って、それ以外の部分では親指を使うというのが多いのですが、その切り替えもスムースで、メロディーもコードもバランスよく表現できていました。曲の魅力が伝わってくる素敵な演奏でした。ありがとうございました!
松本さん「Linda」「É preciso perdoar」*
続いて登場の松本さんも今回が初登場です。1曲目はピシンギーニャ作曲でバーデン・パウエルがアレンジした小品をソロギターで演奏。これは練習の時からなかなか通して弾けなかったので不安でしたが、それがそのまま再現されてしまってなかなか上手く弾けなかったですね。これは明らかに許可した僕のミスでした。ごめんなさい。でも最後までなんとか弾いてくれたのでよかったです。でも2曲目の弾き語りはお見事の一言です。歌声もギターもめちゃくちゃかっこよかったです。ありがとうございました!
高木さん「Corcovado」
こちらも初登場の高木さんです。普段は渋い声でオリジナルの日本語詞のボサノヴァを歌ってライブ活動をされているのですが、教室ではソロギターに挑戦されています。この日は佐藤正美さんのアレンジに挑戦。レッスン時に苦労していた難しい運指の部分も、本番はバッチリ。ボサノヴァギターらしい柔らかい音色で、淡々とフレーズを紡いでいくだけなんだけど、それが実に心地いいんです。本番に強いですね~、さすがです。初登場には思えませんでした。これからが楽しみです。ありがとうございました!
シノさん「Chega de saudade(想いあふれて)」*
続いて登場のシノさん。この日はいつものMCとかはなく曲紹介だけでいきなりスタート。終始笑顔で演奏されていて楽しまれているのが伝わってきました。肝心の演奏もかなり上達していました。歌はもともと素敵でしたが、伴奏のギターがリズムもテンポもよくて、格段にレベルアップしていました。今回は間奏のギターソロも自分でアレンジして披露してくれました。「ザ・ボサノヴァ」という感じでこのスタンダード曲の魅力が伝わる演奏でした。これからもどんどん上手くなりそうな予感。素敵な演奏をありがとうございました!
中井さん「Samba do avião(ジェット機のサンバ)」
9番手は中井さんの登場です。今回は難曲「ジェット機のサンバ/バーデン・パウエル」に挑戦してくれました。イントロはゆっくり確実に弾いて、テーマに突入しました。少し力んでいたのか硬い印象でしたが、なんとか最後まで完走してくれました。後半のアドリブパートは苦労した箇所ですが、そちらもなんとか大丈夫でしたね。よかったです。昨年の演奏よりも着実に進歩しているのが見えて嬉しかったです。ギターの音もよかったですね。来年も楽しみにしています。ありがとうございました!
長尾さん「Água de beber(おいしい水)」*
続いて長尾さんの登場です。曲は「おいしい水」の弾き語りです。今年は練習時からいい感じで、期待大でした。演奏前に少し「はぁ」とため息をついて会場の笑い取って演奏スタート。期待通りの安定感で安心して聴けました。3番まで歌詞を覚えるのが大変そうでしたが、これも大丈夫でした。少しハスキーな声が曲の魅力に合っていたと思います。伴奏のギターもリズムが安定していて着実に歌をバックアップ。課題はもう少しだけギターの音量があればという感じでしょうか。でもとてもいい演奏でした。ありがとうございました!
まつげんさん「Round Midnight」「Moonlight Serenade」
そして当教室の人気キャラ、まつげんさんの登場です。演奏前のMCで「本名はヨハン・セバスチャン・まつげんです」といきなり笑いを取っていました。2年ぶりの発表会の今年はジャズのスタンダードに挑戦。1曲目はセロニアス・モンクの名曲。切ない旋律を迫力のタッチで弾いていきます。ソロパートはまつげんさん自身のアレンジでいい感じでした。2曲目はスイングジャズの名曲ですね。これも原曲の持つ明るくてほんわかした雰囲気をよく表現できたと思います。熱演ありがとうございました!
Bishopあかいさん「Amazonas」*「Samba de orly」*
そして前半のトリを飾ってくれたのはBishopあかいさん。こちらも当教室の人気キャラです。MCでフットレスト(足台)のあるあるで笑いを取ってから自己紹介。この日もMCが絶好調でした。肝心の演奏は、1曲目の滑り出しはスムースでいい感じでしたが、ギターの伴奏が迷子になってしまい迷走。でもそれも笑いに変えていた所に余裕を感じました。そのあとは持ち直して素敵な歌声を聴かせてくれました。2曲目は全員で歌いたいということで、歌詞と譜面を事前にみなさんに配りました。全員とはいきませんでしたが、何人かは歌ってくれたのでいい雰囲気になりました。熱演ありがとうございました!
この後、第二部 へ続きます。
<おまけ>
毎年ご夫婦で発表会を聴きに来てくれる方より教室20周年記念と言うことでお花をもらいました。メッセージに「これからも楽しみにしています」の文字が・・・ありがとうございます。今後も頑張りますのでよろしくお願いいたします。