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講師の好きなギタリストを紹介。他にもいっぱい紹介したいギタリストや、ギタリスト以外でも書きたい人などたくさんいますが、それは今後時間があるときに。ブログの「recommend」でも色々書いてますので、そちらもご参照下さい。

★ジョアン・ジルベルト
(Joao Gilberto)

説明不要のボサノバの神様。2003年9月の初来日公演も東京まで見に行ってきました。実際に生で見て、ある意味、凄まじいまでにパンクな人だと思いました。個人的に思うのはボサノバとは本当の意味ではジョアン固有の音楽で、それ以外は全て亜流だと思ってます(悪い意味ではありません)。音源はどれも大好きですが、フェイバリットはやはり 『 三月の水 』 。若かりし頃、夜中に友人の家でこれを初めて聴いたとき、その場にいた全員が揃って息をのんで引き込まれました。衝撃でした。初来日の時に東京まで聴きに行きましたが、その時はまだ自分がまさか「ボサノバギター教室」を開くとは思ってもみなかったです。そしてその時の音源がCDになって出たので、来日の時に何回か日本でライブしてたけど、自分たちが見たライブが一番ジョアン的に満足のいくものだったのかなと思って、それがちょっと自慢です。

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★バーデン・パウエル
(Baden Powell)

ギターの鬼。鬼才。そういう言葉がピッタリとあてはまる人だと思う。「鬼気迫る演奏」とはこの人の全盛期のようなことを指すんだと思う。そのパーカッシブな演奏はめちゃくちゃ衝撃的で憧れました。『 a Vontage 』 は永遠の名作です。この人の演奏を初めて聴いたときは「あ、無理・・・こんなん弾けん・・・」と思いました。そして色んな曲の譜面を見たら余計にそう思った(笑)。それでもどうにかこうにか何曲かはモノマネ程度には弾けるようになりました。そのことが自分のスキルアップに相当役に立ったのは言うまでもありません。

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★アグスティン・ペレイラ・ルセナ
(Agustin Pereyra lucena)

アルゼンチンが生んだボサノバ系ギタリスト。バーデンを端正にしてより洗練させたようなその演奏は、スタイリッシュかつオリジナリティ溢れるかっこよさ。オリジナル曲もいい曲が多いです。センスのかたまり。是非聴いてほしいギタリストです。

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★ジェラルド・ヴェスパール
(Geraldo Vespar)

ジャズの人がボサノバを演奏するとちょっとリズムのノリが違うから違和感があったりするけれど、こちらはジャズもボサノバもリズムのノリがすごくいい。ジャズもボサノバもかっこよく弾けると言う意味で、すごく憧れのギタリストです。

★パウリーニョ・ノゲイラ
(Paulinho Nogueira)

僕が何回もYouTubeを見てしまうノゲイラ先生です。後述のトッキーニョさんの師匠です。ギターが凄過ぎて見るたびに釘付けになるのですが、とぼけた感じの歌もイイ味だしてます。色々と見るたびに気づく事が多いので、もっとたくさん資料があったらいいのにと思うけど(アナログ高過ぎ!)、この動画だけでも僕にとっては得るものが大きい!そんな大好きなノゲイラ先生です。(勝手に先生と呼んでます。笑!)

★トッキーニョ
(TOQUINHO)

バーデンと並び称されるブラジルギター界の重要人物。ヴィニシウス・モライスと組んだアルバムも味があっていいですが、個人的には若い頃のインスト中心のアルバムが好きです。特にこの「Toquinho tocando」はオススメ。リズムにキレのある見事なギター捌きは格別。明るいアップテンポのものから哀愁漂う(サウダーヂ?)泣きのマイナーチューン、リリカルな小品まで聴き応えありまくりです。是非!
Baden Powellの「Deixa」を、Toquinhoのアルバム「A bossa do Toquinho」のバージョンを参考に演奏してみました。→「Deixa

★カエターノ・ヴェローゾ
(Caetano Veloso)

ジョアンもよく歌ってるカエターノの曲の数々。教室の弾き語りの生徒さん達に人気です。僕は歌えないので、カエターノの曲をソロギターにアレンジしてライブで弾いたりしています。人気のベスト3は「O leozinho」「Coração Vagabundo」「Desde que o samba é samba」かな?他にも「Aquele Frevo Axé」「Avarandado」「Menino do Rio」「Lindeza」など色々やってます。いい曲が多いです。

★ジム・ホール
(
Jim Hall)

一番よく聞いてるジャズギターミュージシャン。 特にビル・エヴァンスとの傑作デュオ『Undercurrent』に収録されている「My funny valentine」には度肝を抜かれました。
ロン・カーターと来日した時は友人と観に行きました。チェックのネルシャツにオーバーオールのジーンズというラフないでたちで、ステージで鼻を擤むし「おいおい・・」と思ったけど演奏には痺れました。大好きです。
関連ブログ→「さようなら、Jom Hall大先生・・・

★グラント・グリーン
(Grant Green)

「ワン・アンド・オンリー」。よく使われるこの言葉が凄く似合う人だな~と思う。聴けば一発で分かる。その手癖にまみれた(笑)朴訥と弾かれるフレーズは、特にバラードで沁みてきます。ウマく(テクニックがあるように)聴こえるギタリストが好きな人からは、よくボロっかすに言われるけど、僕は大好きです。「ウマいだけ」の人にはない独特の 《 味 》 があるので。

★ウエス・モンゴメリー
(Wes Montgomery)

説明不要。ジャズ・ギターの巨星。聴いていつも思うのがリズムのノリが凄いな、と。めちゃくちゃかっこいい。聴いてるとため息が出ます。右手は親指ピッキングだけ(たまに人差し指も使うらしい)というのも凄いけど、人間性が滲み出ているようなフレーズすべてに溢れる歌心。譜面が読めないという逸話を聞いて、勇気づけられたな~(笑)。

★ ジョー・パス
(
joe Pass )

ジョーパスが楽器屋さんで弾いてる奴です。

やっぱりジャズのソロギターと言えばジョー・パス先生。お手本です。ヴァーチュオーゾ・シリーズはジャズソロギターの金字塔だと思います。ヴァーチュオーゾ1の1曲目「Night and Day」は必死に練習しました。
トリオやデュオの作品もいいし、「ちょっと弾き過ぎちゃう?」と思う時もあるけど、やっぱかっこいい。

その他、ギタリストではボラ・セチジョニー・スミス、フラメンコギターではパコ・デ・ルシアサビーカス、クラシックのアンドレス・セゴビアデビッド・ラッセルラファエル・アギーレ、ギタリスト以外ではビル・エヴァンスポール・デスモンド、もちろんボサノバの名曲を沢山作ったアントニオ・カルロス・ジョビンも大好きです。

〇続きは講師のブログ→「recommend」 をご覧ください。