雨の日が続きますが・・・

雨の日が続くので、パッと明るく華やかな春の訪れを告げる花「ミモザ」を飾ってみました。

ブラジルカラーだし、ボサノバギター教室にはピッタリな感じ。毎年花屋で見つけては飾ってます。

ちなみにミモザの花言葉をネットで調べたら「感謝」「優雅」「エレガンス」「友情」「豊かな感性」だそうです。

花屋さんが「ミモザは乾燥に弱いので、こまめに霧吹きをして湿度をキープしてあげると、フワフワな小花が長持ちしますよ。」と言われてこまめに霧吹きをしています。確かに今週は連日雨で湿度が高いおかげで4日目でもまだフワフワ感があります。日曜日に来る生徒さんが見れるかどうかは微妙だけど、ちょっと嬉しい雨の日でした。

ギターってどうやって日本にやってきたの?「ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史」。

本屋で立ち読みして気になって買った本。

帯にもあるけど、黒船とともにギターは日本へやってきた様子です。

ギターが初めて日本に持ち込まれて演奏されたのは、江戸時代末期。初のペリーの黒船来航の翌1854年(寛永7年)、二度目に来航したペリー率いるアメリカ艦船の乗組員によるもので、幕府役人との交歓会での余興で弾かれたものだった。

ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史 竹内貴久雄著書

近代日本の西洋音楽はアメリカ音楽からのスタートなんですね。

初めてギターを聞いた日本人はギターの事を「三味線」とメモっていたとのこと。面白いです。ちなみに「ヴァイオリン」は胡弓と表示されていたみたい。何か自分達の知っている楽器に置き換えてメモっていかないといけないし、なかなか鋭い洞察力だと思って当時の役人をすごいと思いました。

その船の中で聴いた演奏当時の絵も残っています。当時の日本人が描いたそうで、とってもうまい!額に入れて教室に飾りたいくらい。

初めてギターを聞いた日本人の後は、初めてギターを弾いたであろう人の紹介、そしておそらく初めてギターで演奏会をして、演奏を披露した人、またクラシックギターにおける『現代奏法の父』、アンドレス・セゴビアの来日当時の様子など興味深い内容ばかり。

ギターはオーケストラに入っていない楽器だったので、ヴァイオリンとは違った運命をたどって日本人に愛されていったみたいです。「憧れの遠い国」の音楽が、徐々に明治・大正・昭和と進むにつれて日本人の生活の中に入っていく過程が面白いです。

著者は依頼があって「西洋音楽」の中の「ギター音楽」の歴史を追っていったそうで、特にギター専門の方ではないのに、依頼されてここまで調べ上げた濃い内容の本にビックリです。今ではギターがあるのが普通だけど、江戸末期の三味線ありきの世界から、今の日本になっていく過程を知り、ありそうでなかった貴重な本に出会えた気がしました。

クラッシックギターと近代日本史に興味がある方にはオススメです。

中村善郎さん&滝沢ミナコさんのライブへ

ちょっと前だけど1/6(土)に、ボサノヴァを聴きに大阪・天満まで行ってきました。

この日は中村善郎さん(Vo.g)と、滝沢ミナコさん(Fl.)お二人での演奏でした。場所はJR天満駅すぐの「♭ Flamingo(フラットフラミンゴ)」です。

教室の発表会で善郎さんのアレンジしたギターソロをよく披露してくれるほまり~にょさんが、推し活で以前から善郎さんのライブに通っていた話は聞いていましたが、最近は他の生徒さん達も誘っているそうで、その生徒さんたちもファンになっている模様。教室の一部ですが中村善郎ファンが増えています。そんな善郎さんのライブへ今回は僕たち夫婦も参加して7名で行ってきました。

演奏もトークも楽しく、ボサノヴァの名曲から善郎さんのオリジナル曲までたっぷり堪能しました。お客さんもいっぱいで熱気がすごかったです。熱心に誘ってくれたほまり~にょさんに感謝です。フルートの滝沢さんとは2回目のライブだったそうですが、ボサノヴァ愛を感じる素敵な演奏でした。いい夜になりました。

それにしても善郎さんの右手の動きがやばかった。勉強になりました。

長沢芦雪を見に大阪中之島美術館へ

江戸時代中期に京都で活躍した画家「長澤芦雪」の大阪で初となる回顧展へ行ってきました。

生の絵を観たのは初めて。この犬じゃないけど「こりゃたまげた!」と言う気持ちになりました。最近は犬の絵に代表される「かわいい」が芦雪の代名詞になっていますが、それだけでは語り切れない魅力的な作品がたくさんありました。線のバリエーションの豊富さ、墨の表現の多彩さ、細かい描き込みと大胆な省略など色々な表現があり、まさに自由奔放。全てが見ていて楽しかった。今まで観てきた展覧会の中で一番感動したかも。観る前はこんなにも自分が好きになると思っていなかったので、本当にびっくりでした。心から感動しました。

いつもポストカードを買ってしまうけど、今回は生の絵が凄すぎてポストカードを買う気持ちになれなかった。

こちらのパネルの前で記念撮影している人が多かったです。

芦雪犬はだらしないポーズが人気!

中之島をちょっと散歩して梅田まで散歩しました。うーん、芦雪すごいな。

12/3までなので、もう一回行くかも。たぶん行くと思う。

前から気になっていた本を買って帰りました。

追記:後期展示も行ってきました。前期と違う絵がたくさん展示されていて、後期も行って良かったです。平日の雨の日でしたが、けっこう人は多かった様な。江戸時代も人気絵師だったようですが、200年以上たった今でも人気だなと思いました。今回はポストカードや図録も買ってきました。これからゆっくり読みたいと思います。あと伊藤若冲の「象と鯨図屏風」の展示もあって、そちらもやっぱり感動。伊藤若冲もやっぱり好きだなと思いました。

職人さん、かっこいいな。

今年の7月ごろに、建具の扉の金具が経年劣化で割れてしまいました。大家さんに言って業者の方が下見に来て、先日、ようやく職人さんが工事に来てくれました。

「今まであった金具と同じ型のものがあったからよかったね。」と言う事でした。仕事に無駄がなくて、めっちゃかっこいい。これぞ職人技。

壊れそうな所も全部チェックしてもらって、スムーズに開閉できる様になりました。ありがたい!

職人さんの手際の良さに感動してたら、「僕からしたらギター弾ける方がすごいけどな。(笑)」って。「昔フォークやってたけど、あのFの壁で出来ん様になって・・・挫折したんよ。」って笑ってました。

日本家屋の襖とか障子とか畳の話をしたり、なんか楽しかったです。

教室にも色んな職業の生徒さんが来るけど、違う仕事の話は面白い。建具職人ってなんか憧れるな。ちなみに僕は爪が大切な職業なんでDIYは出来ません。とほほ・・・。

これからも丁寧に使わせてもらいます。