14 / Oct / 2012 (sun) 第10回 発表会にて / 第一部
おかげ様で今回で第10回の発表会です。今回も去年にもまして沢山の生徒さんが参加してくれて、大変にぎやかな発表会となりました。
また雲州堂で行う発表会も4回目を迎え、お店も私たちも、またベテランの生徒さん達も慣れたもの。ホームグランドに帰ってきた様なあたたかい雰囲気で進める事ができました。
参加してくださった生徒のみなさん、ゲストで来てくれたパーカッションの木山くん、受付などを手伝ってくれたスタッフの皆さん、会場の「IOR?I / 雲州堂」の皆様、そしてなによりご来場いただいた皆様方、本当にありがとうございました。
では、当日の模様を写真で振り返ります。 (※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、()内は発表会の出演回数です。)
恒例の集合写真。いつも通り2バージョンアップしました。
だんだん大所帯が普通になってきました。
リハも順調に終了して・・・
舞台が整い・・・
ちょっと慣れてきた?!と生徒さん達に言われた講師の司会がはじまりました。(笑)
1番:田辺さん「Verde」*(初)
トップバッターは初登場の田辺さん。エドゥアルド・グジン作曲の「Verde」です。渋い選曲です。背が高い方なので、会場の椅子では合わなくて、ご自分の椅子を持参する気合いの入れよう。もちろん演奏は、レッスンやリハーサルの時よりはるかに素晴らしい出来映えで、プレッシャーのかかる1番を見事に飾っていただきました。ハイトーンヴォイスが素敵でした!
2番:吉田さん「Dindi」*(5)
5回目の発表会の吉田さん。当教室の生徒さんの遠藤さんと兵頭さんのトリオで「O beija flor」というユニットを組んでライブ活動も盛んです。そのせいか、発表会でも堂々とした落ち着きっぷりで、アントニオ・カルロス・ジョビンの名曲「Dindi」を見事に歌い上げていただきました。ギターのリズムも正確で、年々着実に成長してきているのを感じさせてくれるので、早くもまた来年が楽しみになってきました。これからもがんばっていきましょう!
3番:興津さん「A voz do coração」*(3)
今回で3回目の興津さん。曲はセルソ・フォンセカの「A voz do coração」。今までの発表会とは違い、緊張が表に出ることもなく、また曲調が興津さんの渋い声にあっていたこともあり、大変素敵な演奏を聴かせてくださいました。下で聴いていてジーンときました。いつも遠い淡路島からレッスンに通っていただきありがとうございます。これからもよろしくお願いします!
4番:木村さん「Corcovado」*(3)
こちらも3回目の木村さんです。曲は名曲「Corcovado」。しゃべると面白い女性なんですが、歌うとなんともいえない、少しセクシーな感じさえある独特の雰囲気にがらりと変わるので、いつも圧倒されます。今回も会場がその雰囲気に包まれていくのが分かりました。課題だったイントロとソロのギターもなんとかこなせたので、下で聴いていてホッとしました。素敵な演奏、ありがとうございました!
5番:弘中さん「Just the way you are」*(4)
4回目の発表会の弘中さん。今まではウクレレソロや、フルートの方とのデュオでの参加でしたが、今回初めてソロでギターの弾き語りで参加されました。曲はビリー・ジョエルの名曲をボサノヴァのリズムに乗せて少しアレンジ。その伸びやかなヴォーカルとやさしいギターの音色で、しなやかな心地よい演奏になったと思います。間奏のところで少しだけミスがあったので、本人は満足というわけでは無かったようですが、会場からは大きな拍手が自然と湧きおこっていました。お疲れ様でした!
6番:久保田さん「A banda」*(初)
初登場の久保田さん。曲はシコ・ブアルキの「A banda」です。1週間前には、そのマジメさから、練習のし過ぎで指を痛めるというアクシデントもありましたが、当日には回復して素敵な演奏と歌声を披露してくれたのでよかったです。京都のメトロなどでライブ活動もされているので、そのパフォーマンスはさすがと思わせてくれるものでした。ありがとうございました!
7番:原さん「Este seu olhar」(2)
ここからはソロギターの部が始まります。その先陣をきって2回目の発表会の原さんの登場です。曲はメロディーの素敵なジョビンの名曲「まなざし」です。佐藤正美さんの楽譜を参考にさせていただきました。普段より少し緊張気味で、実力どおりの演奏というわけにはいきませんでしたが、最後までしっかり弾こうとするその姿に、会場は温かく見守るような雰囲気になっていき、一体感が生まれたように思います。
その熱意に感謝です。ありがとうございました!
8番:石井さん「Samba do avião」(初)
初登場の石井さん。曲は「ジェット機のサンバ」のバーデン・パウエル・ヴァージョンです。その圧巻のテクニックと演奏は、まさに期待の新人現る!といったところでしょうか。課題だったリズムキープや、力みもなく、本当に素晴らしい演奏でした。まだまだ若いので、これからさらに楽しみです。今後も楽しくがんばっていきましょう。よろしくお願いします!
9番:平田さん「Manha de carnaval」(2)
2回目の参加の平田さん。今年はルイス・ボンファの名曲「カーニバルの朝」に挑戦です。ブラジル音楽好きの方には有名な愛器・Di Giorgioのエレガットで、しっとりとしていながらもキレのあるリズムで演奏してくださいました。今回はかなりよかったんではないでしょうか?素敵でしたね。最近レッスン前に一杯引っ掛けてきてやると調子がよかったので、本番もそうするのかな?と思っていたら、シラフだったらしいので、実力が伴ってきたということですよね。これからもがんばっていきましょう!
10番:奥野さん「A felicidade」(7)
7回目の参加のマエストロ・奥野さん。昨年はお休みされましたが、今年は見事に復活です。曲は、今回の出演者のうち4人も演奏した「フェリシダーヂ」。奥野さんのヴァージョンは、少しジャジーにアレンジしたもので、特に中間部のフリーテンポのジャズ風アドリブは聴きごたえ十分でした。さすがです。ヤマハのサイレントギターも、そのアレンジに合う音色でよかったと思います。11月には僕と一緒にライブをするので楽しみです。よろしくお願いします!
11番:ジゲンさん「大江戸捜査網」(6)
ここからはウクレレ部の登場です。まずは6回目の参加のジゲンさん。毎回面白い選曲でみんなを楽しませてくれるんですが、今回は時代劇の「大江戸捜査網のテーマ」を大胆にソロウクレレにアレンジしてみました。元が変拍子バリバリのブラスバンドの楽曲なので、本当にアレンジも演奏も大変だったのですが、なんとか最後までがんばって弾くことができました。お疲れ様でした!次はジャズかボサノヴァに挑戦したいということですので、それもまた楽しみです。
12番:横川さん「While my guitar gentry weeps」(2)
2回目の参加の横川さん。曲はビートルズですが、ジェイク・シマブクロのヴァージョンなので、これまた大変に難しいアレンジでした。そのアレンジを飄々と弾きこなしていく横川さんに、会場からは感嘆の声が上がっていました。凄いですね~。本人的には少し緊張感があったので、満足というわけではなかったようですが、あれだけ弾ければ立派だと思います。それは会場の拍手の大きさが物語っていたと思います。ほんとにお疲れ様でした!
13番:岡宮さん「Smile」*(初)
初登場の岡宮さん。ウクレレ部で唯一の弾き語りです。曲はチャップリンの映画「モダンタイムス」の挿入歌。アン・サリーさんのヴァージョンを参考にアレンジしました。岡宮さんの歌声も伸びやかで、少しハスキーでありながらも透明感を感じさせる素敵な歌声でした。間奏のソロもしっかり弾きこなして素敵な演奏でした。初登場とは思えないステージング、ありがとうございました!
14番:洪さん「ルージュの伝言」(初)
こちらも初登場の春香ちゃん。ステージにあがるやいなや、会場から「かわいい~」の声が。でも演奏が始まると、その声が「凄い・・・」と変わっていくのが面白かったです。それぐらい堂々とした圧巻のパフォーマンスでした。これからを考えると末恐ろしい気もしますが、ほんとにこの子の才能をつぶさないように、レッスンもがんばらないといけないなと思いました。「魔女の宅急便」を意識した、洪さん家族の愛が詰まった衣装やアクセサリーもかわいかったです。来年も出たいと言ってくれているので楽しみです。これからもがんばっていきましょう!
15番:高さん「情熱大陸のテーマ」(2)
ジゲンさん、横川さんと並ぶウクレレ部のエース、高さん。2回目の発表会です。曲はお馴染みの「情熱大陸」を中村たかしさんの楽譜を参考にジャカソロアレンジで。これ、難しいんです。でも冒頭のウクレレを叩くパーカッシブなフレーズ、あの有名なテーマをガンガン弾いていくさまは、大人しそうなルックスからは想像できない激変ぶり。会場も口あんぐり、という感じでした。ほんとにお疲れ様でした。次はどんな曲をやりたいと言ってくるのか、今から少し怖いです(笑)。熱演ありがとうございました!
この後、第二部に続きます。