第13回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

18 / Oct / 2015 (sun) 第13回 発表会にて / 第二部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、また()内は発表会の出演回数です。

DSCF5990

DSCF5976
12番:高さん「The shadow of your smile/いそしぎ」(5)
2部のトップを飾ってくれたのは5回目の参加の高さん。今回は、昨年の発表会で平田さんが演奏したバーデン・パウエルの「いそしぎ」に挑戦してくれました。直前に練習し過ぎて腱鞘炎気味になってしまうなど、トラブルに見舞われましたが、そんなことを感じさせない本番になりました。女性ですが、切れ味鋭い男前な演奏を聴かせてくれました。かっこよかった~。しっかりとベース音を出した迫力ある演奏で、休憩後で和む会場を、また音楽に集中するというキリッとした空気にしてくれました。熱演ありがとうございました!

DSCF6019

DSCF6023
13番:松井さん「Ob-La-Di, Ob-La-Da /オブラディ・オブラダ」(初)
初参加の松井琴理ちゃん。小学4年生です。当教室は、子供さんの指導は基本的にお断りしていて、最初は琴理ちゃんも断ったのですが、昨年の発表会を見て感動し、どうしてもうちの教室でお願いしたいということで、その熱意に負けて今年の4月からレッスンに通ってもらっています。曲はビートルズの名曲をソロウクレレで演奏しました。表情はとても緊張しているように見えたのですが、演奏が始まると堂々としたもので、見ているこっちがびっくりしました。レッスンではなかなかキレイな音が出なかったセーハの部分も、本番はキレイに出ていてよかったです。初めての発表会でこれだけ弾けたら、将来有望なんじゃないでしょうか。演奏後は会場から凄い拍手が。素晴らしかったです。これからもがんばっていきましょう!

DSCF6050

DSCF6061
14番:下田さん「Meditação/メディテーション」(2)
昨年に引き続き2回目の参加の下田さん。今回も佐藤正美さんの楽譜から演奏していただきました。直前の琴理ちゃんの演奏で会場がざわつく中、やりにくいかもしれないと心配したのですが、全然関係なかったですね。非常に落ち着いた演奏を聴かせてくれました。今年の交流会は全て参加。そして毎回この曲を演奏してました。そうやって積み上げてきたものが、しっかり結果に結びついたような演奏でほんとうに素晴らしかったと思います。熱のこもった演奏をありがとうございました!

DSCF6094

DSCF6109
15番:中村さん「O Astronauta/宇宙飛行士」(3)
僕の司会で中村さんがF1好きだと話したら、すかさずT-スクエアのあのテーマ曲を弾いてくれて会場を笑いで包んでくれました。お茶目です。
そんな中村さんが今回挑戦したのは、バーデン・パウエルの名演です。課題だったイントロのトレモロは少し難しそうでしたが、それを超えてからは切れ味のある演奏を披露してくれました。中盤ではオリジナルのソロを、そして後半には突如ショーロの「鐘の音」のフレーズを挟み込むなど、中村さんらしい個性的な音世界でした。ありがとうございました!

DSCF6148

DSCF6141
16番:高山さん「ロミオとジュリエット」(初)
交流会には参加してくれていましたが、発表会は今回が初めての高山さん。曲は、昨年のフィギュアスケートの羽生選手でもお馴染みになった映画のテーマ曲です。それをソロウクレレで披露してくれました。曲の持つしっとりとした雰囲気をよく捉えた演奏で、丁寧に強弱をつけながら最後まで乱れることなく、しっかりと弾ききってくれました。ほんとに堂々とした、それでいて繊細な演奏で、凄く素敵でした。お疲れ様でした!

DSCF6154

DSCF6172
17番:弘中さん「Desde que o samba é samba/サンバがサンバであった時から」*(7)
7回目の参加の弘中さん。この「7回目」とかを紅白のようにプログラムに明示すると、非常にプレッシャーなんですと言っていた弘中さん。本番はそんなプレッシャーなど感じさせない、ベテランらしい堂々とした落ち着いた歌と演奏でした。曲はカエターノ・ヴェローゾの名曲。今回この曲を選んだのは、サンバのリズムに挑戦したかったのと、カエターノの甘い雰囲気を再現したかったからとのこと。それを見事に表現できていたと思います。また、弘中さんらしい優しい歌声に非常によく合っていました。ギターソロもバッチリでしたし、素晴らしい演奏でしたね。熱演ありがとうございました!

DSCF6191

DSCF6217
18番:河口さん「It’s a sin to tell a lie/嘘は罪」(2)
神戸から通ってくれている河口さん。昨年に続き2回目の発表会です。昨年に引き続き今年もジャズに挑戦しました。楽しそうでもあり、切なく淋しそうな表情もあり、しかし、最後には喜びを感じさせてくれるような様々な感情を思い起こさせるこの曲の魅力を、非常に上手く引き出した演奏を披露してくれました。音の強弱、テンポ、カッティングの切れ味と単音の甘い音色の対比、どれも素敵でした。終わった時の会場の拍手の大きさが、演奏の充実度を表していたと思います。素敵な演奏をありがとうございました!

DSCF6226

DSCF6239
19番:田辺さん「Triste/トリスチ」*(4)
もうすっかりお馴染みの田辺さん。でも冷静に考えるとまだ4回目の発表会なんですね。ライブ活動も盛んなのでベテランな感じがしていました。そんな田辺さんが今回披露したのはトリスチ。ジョアン・ジルベルトのアモローゾというアルバムに収録されているヴァージョンを演奏してくれました。やはり熱意と場数というのは重要なんだと、田辺さんのパフォーマンスを見てそう感じました。場数を踏んだがゆえの落ち着き、そしてボサノヴァが大好きだという熱を演奏のそこかしこに感じることができました。課題だったリズムキープもいつの間にかクリアされているし、ギターの伴奏のリズムも柔らかさを感じさせるし、一つずつ丁寧に克服されていると感心しました。演奏中の表情も素敵でした。11月のライブも楽しみです。よろしくお願いします!
当日の演奏→「Triste/トリスチ

DSCF6270

DSCF6299

DSCF6303
20:相澤さん夫妻「Birdland/バードランド」(2)
今回で2回目の相澤さんご夫妻。 2年前の時は、オアシスのギャラガー兄弟のお面をつけて登場。(当時の様子→)しかし手元が見えなくて演奏で本領発揮とはいきませんでした。 今年はそんなことがないようにお面の形を改良してきてくれました(笑)。曲はウエザーリポートのバードランド。ドブロ奏者のジェリー・ダグラスのヴァージョンを参考にウクレレデュオ用にアレンジ。ぼくも少しはアイディアを出しましたが、ほぼお二人で作ったアレンジです。レッスンの時からテンポやタイミングを合わすのが難しかったのですが、本番はかなりいい感じだったと思います。切れ味とノリの良さがある演奏で、会場のみさなんもぐいぐい惹きこまれていました。今から次にどんなものを見せて・聴かせてくれるのかが楽しみです!

この後、第三部に続きます。

この記事をSNSでシェア!

投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズを愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、アグスティン・ペレイラ・ルセナ、ジョー・パスなどがフェイバリット。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA