僕が最も愛するジャズ・ギタリストのジム・ホールさんが、12月10日、ニューヨークの自宅にてお亡くなりになったそうです。
83歳。大往生と言えばそうだけど、まだなんか実感が湧かない。
自分がロックバンドでギターを弾いていた10代後半、友人に聴かされた『Concireto』の1曲目、「You’d be so nice to come home to」に衝撃を受け、そこから自分で色々と探して聴いていきました。
特にビル・エヴァンスとの傑作デュオ『Undercurrent』に収録されている「My funny valentine」には度肝を抜かれました。まだまだジャズIQの低い若造には本当に衝撃的でした。
20代の頃、ロン・カーターとのデュオでの来日公演を見に行った時は、演奏もさることながら、ステージ上で白いハンカチで堂々と思いっきり鼻をかんでいた姿に衝撃を受けました。(笑)「なんておおらかな人なんだろう」と。(笑)
本当に大好きでした。ジム・ホール先生、ありがとう。
残してくれた音源やプレイの数々は宝物です。
安らかにお眠りください。
心よりご冥福をお祈りいたします。
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