Barry Galbraith(バリー・ガルブレイス) Guitar and The Wind

今日紹介するアルバムはBarry Galbraith(バリー・ガルブレイス)の数少ないリーダー作の一枚です。

めちゃくちゃ好きな感じなんですが、このアルバム、リーダーであるはずのギタリスト・Barry Galbraith(バリー・ガルブレイス)の演奏はちょいちょい出てくるけれど、ギターメインのジャズアルバムって感じはありません。そこがすごく興味深い所。

ギター職人と言われて、名立たるアーティストと共演しているアメリカのすごいギタリストなのに、このアルバムでも前に出ないと言うか、そんな方なんだな~と思いながら聴いてます。アルバムとしての全体のアレンジやバランスがよくて、名盤と呼ばれる一枚。おすすめです。

大阪城公園散歩の時の写真。いい季節です。

映画 BILL EVANS TIME REMEMBERED

映画「BILL EVANS TIME REMEMBERED」見に行ってきました。 アメリカのジャズ・ピアニスト、ビル・エヴァンスの生涯を追ったドキュメンタリー。

ビルのファンとしては本人が当時を語る声も聞けますし、マイルス・デイヴィスやスコット・ラファロとの貴重な映像、 数多くの関係者の証言など見れて楽しかったです。でもこの時代のジャズメンにありがちなドラッグや女性関係など浮き沈みの多い人生を追っていくと、一人の人間としてのビルも感じました。人間性はあんまり好きじゃないかも。それでもとにかくビルの音楽が素晴らしいのは、まちがいない。音楽的にはやっぱり好きなアーティストだと思いました。

ビル・エバンスの映画とメガネ

教室でも人気のビル・エヴァンス。モダン・ジャズを代表するピアニストで、僕ももちろん大好きです。そのビル・エヴァンスの映画があるそうです。
こちら→「BILL EVANS TIME REMEMBERED
ビル・エヴァンス生誕90周年記念公開だそうです。楽しみですね。
追記:その後見てきました。→「映画 BILL EVANS TIME REMEMBERED

あとビル・エヴァンスのメガネの復刻販売があるみたい。
こちら→「ビル・エヴァンスのメガネ復刻販売
僕はメガネが大好きなんで、めっちゃ気になります。欲しい・・・


写真はジム・ホールと一緒のビル。レコードの中ジャケで気に入ってます。

「Jim Hall / It’s nice to be with you」(LP/国内盤)

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今週の一枚 「Jim Hall / It’s nice to be with you」(LP/国内盤)

ホール先生のセカンドソロアルバム。
1stに比べると完全に自己の世界を確立しているのが分かります。
My funny valentine の多重録音もさすがのセンス。
ギターの音色もフレーズも心地よい。さすが巨匠。
昨年逝去されたのが惜し過ぎる。改めて合掌。

さようなら、Jim Hall大先生・・・

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僕が最も愛するジャズ・ギタリストのジム・ホールさんが、12月10日、ニューヨークの自宅にてお亡くなりになったそうです。
83歳。大往生と言えばそうだけど、まだなんか実感が湧かない。

自分がロックバンドでギターを弾いていた10代後半、友人に聴かされた『Concireto』の1曲目、「You’d be so nice to come home to」に衝撃を受け、そこから自分で色々と探して聴いていきました。

特にビル・エヴァンスとの傑作デュオ『Undercurrent』に収録されている「My funny valentine」には度肝を抜かれました。まだまだジャズIQの低い若造には本当に衝撃的でした。

20代の頃、ロン・カーターとのデュオでの来日公演を見に行った時は、演奏もさることながら、ステージ上で白いハンカチで堂々と思いっきり鼻をかんでいた姿に衝撃を受けました。(笑)「なんておおらかな人なんだろう」と。(笑)

本当に大好きでした。ジム・ホール先生、ありがとう。
残してくれた音源やプレイの数々は宝物です。
安らかにお眠りください。
心よりご冥福をお祈りいたします。

関連ブログ→「Jim Hall / LIVE!