第17回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

20 / Oct / 2019 (sun)

※演奏者名の後「」内は曲名、Uはウクレレ、*印は弾き語り()内は発表会の出演回数です。

13番:田辺さん「 Julia Florida/フリア・フロリダ 」 (6)

田辺さん後半のトップを飾るのは、この日もPAのアシスタントを手伝いながら出演してくれた田辺さん。いつもは素敵な弾き語りを聞かせてくれる田辺さんですが、今回はなんとクラシックギターの名曲に挑戦しました。今年3月のジョアン・ジルベルト・トリビュートライブ以降はずっとこれに取り組んできました。なかなかうまく弾けない時期が長かったんですが、本番は正直レッスンの時よりも凄く良くなっていて、テンポも強弱も表現できていたと思います。多少のミスタッチもあったし、本気のクラシックギター教室からすると全然違うと言われそうですが、心のこもった熱い演奏でした。素敵な演奏をありがとうございました!

14番:山下さん「 Manhã de carnaval / カーニバルの朝」 *(初)

14番目は初登場の山下さん。曲は「カーニバルの朝」の弾き語りに挑戦です。本番直前のリハーサルの時までキーをGmにするかFmにするかで悩んでいましたが、結局本番はFmで歌いました。より低いキーで歌ったことで山下さんの甘くて太い声の魅力が伝わる演奏になりました。ギターの伴奏も淀みなくしっかりとテンポをキープして歌を引き立てていました。課題のギターソロもなんなくクリア。最後まで初めてとは思えない堂々とした歌いっぷりでステージを務めてくれました。演奏を始める前は「緊張するわー」と言っていたのに、全くそんな風には見えませんでした。素敵な演奏をありがとうございました!

15番:上野さん「 Cast your fate to the wind 」(2)

15番目は2回目の登場の上野さん。Earl Klughが大好きで、レッスンでもEarl Klughの曲を主に練習しています。その中でも今回は教室のYoutubeにも上げさせてもらった「Cast your fate to the wind」を演奏しました。もともと凄くギターが上手なので、イントロから「音がいい!」という感じで順調な滑り出しでしたが、中盤で急に止まってしまい「忘れてしまいました」ということで、最初から弾き直しました。会場の暖かい雰囲気に支えられながら2回目はなんとか最後まで弾ききりました。上野さんはうちの教室の誰よりも美しい音で演奏できる人なので、来年はその本来の実力を見せつけて欲しいと思います。またがんばろー!お疲れ様でした!

16番:門脇さん「 風をあつめて」 *(5)

今回で早くも5回目の発表会の門脇さん。めちゃくちゃ歌がうまいので、うちの教室でもファンが多いです。今年は新しく購入したクラシックギターを携えて挑戦してくれました。曲ははっぴいえんどの名曲を少しボサノバ風のリズムにアレンジして演奏しました。イントロで少しだけミスったけど、その歌声が響いたとたん会場中の耳を釘付けにしていました。ギターもいい音でリズムもテンポも良かったです。ほんとに聞いていて心地いい歌と演奏で、終了後は大きな拍手と掛け声に包まれました。司会で疲れていた僕もその声に癒されました。素敵な演奏をありがとうございました!

17番:野口さん「 水たまり~ボサノバヴァージョン~」 U (初)

17番目は初登場の野口さん。登場の瞬間からMCで会場の爆笑を誘っていました。いいキャラです。そんな野口さんは、インストでキヨシ小林さんの「ミズタマリ」のボサノバヴァージョンに挑戦してくれました。この曲が弾けるようになりたくてうちの教室に来た、というぐらい野口さんにとっては思い入れの強い曲です。よく通る透明感のある音色で、ボサノバのリズムに乗せて軽やかにメロディーを紡いでいきます。初めてとは思えないぐらい堂々とした演奏で、めちゃくちゃ良かったのに、急に「ん?」と言って2度も止まってどうなるかと思いましたが、その後はしっかりと最後まで弾ききってくれました。素敵な演奏でした。ありがとうございました!

18番:Bishop あかいさん「 Não deixe o Sumba morrer / 愛のサンバは永遠に」 *(4)

18番目に登場のBishopあかいさん。発表会は4回目の登場です。うちの教室の中では珍しく、ベルカント唱法のような個性的で素敵な歌声をいつも聞かせてくれます。今回は激シブのサンバナンバーを披露してくれました。演奏前に曲の歌詞の内容を丁寧に説明してからスタート。柔らかい音色の伴奏に乗って朗々と歌っていきます。ちょっと切ない哀愁を帯びたメロディーがあかいさんの甘い声によく合っていて、この曲を選んだあかいさんの思いが伝わってくるようでした。演奏後のはにかんだような笑顔が演奏の充実感を表していたと思います。素敵な演奏をありがとうございました!

19番:徳山さん「 Doralice / ドラリス」 *(3)

今回で3回目の発表会の徳山さん。前回はトップを務めてくれました。曲はジョアン・ジルベルトでおなじみの曲ですが、伴奏をまさにその難しいジョアンのパターンで演奏してくれました。イントロは少し硬さを感じさせましたが、歌に入ると水を得た魚のように流れるようなギターワークと、耳に心地よいウイスパーボイスを聞かせてくれました。その演奏はこの曲の小気味良い魅力を見事に引き出していました。課題だったギターの音量もバッチリ。ほぼ完璧な演奏でした。演奏終了後は、会場から大きな拍手と「フー!」という大きな声が沸き起こっていました。ほんとにいい演奏でした。熱演ありがとうございました!

20番:河井さん「 Tristeza / トリステーザ」(10)

20番目に登場は10回目の発表会になる、ベテラン河井さんの登場です。曲は念願のバーデン・パウエルの難曲「トリステーザ」に挑戦しました。今回に向けての課題として、正確なリズムで弾くというのがあったのですが、そこはだいぶ良くなってきたように思いました。まだまだと思う部分もあるにはあったのですが、本当に難しい曲なのにしっかりと弾けていたと思います。特にimでのカッティングの部分や16分音符を3連のようなノリで弾く苦手だった部分がよく弾けていたと思います。音の強弱はもともと良かったので、迫力のあるいい演奏になったと思います。ほんとによく頑張ってくれました。ありがとうございました!

21番:まつだくばくさん「 Desde que o samba é samba / サンバがサンバであった時から 」*(初)

そして21番目は初登場のまつだくばくさん。普段はオリジナル曲を中心に京都でライブ活動中です。曲はうちの教室でも人気のカエターノ・ヴェローゾの名曲です。のっけからそのハスキーな声で「まつだワールド」に。本人はギターのリズムが課題と言っていましたが、ボサノバのリズムやアルペジオ・和音で音を伸ばす、などアレンジを巧みに使い分けて曲の魅力を表現していたと思います。ハイライトはポルトガル語の歌詞の後で、日本語の意訳を付け加えていく部分でした。オリジナリティーがあるアレンジで、演奏終了後は会場から大きな拍手が起こりました。さすがです。ありがとうございました!

22番:高さん 「 Autumn leaves / 枯葉」(9)

22番目に登場の高さん。9回目の発表会です。曲はジャズでおなじみのシャンソンの名曲をソロ演奏で披露。まつださんの演奏で盛り上がった会場でやりにくい空気かなと思い心配しましたが、全くの杞憂でした。最初はルバートで、そしてボサノバのリズムで少しミディアムテンポの第二パート、そして徐々にアレンジが難しくなっていき、しかもテンポも上がっていく第三パート以降へと続くのですが、それをいとも簡単に弾いていく演奏に会場は圧倒されていきました。最後のスローダウンしていくアルペジオパートで完全に聴き手をノックアウト。凄かったです。受付のお手伝いもお疲れ様でした。ありがとうございました!

23番:兵頭さん 「 O leãozinho / レオジーニョ」*(13)

そして大ベテランの兵頭さんが23番目に登場。まつださんに続いてカエターノの可愛らしい名曲に今回は挑戦してくれました。演奏前にはいつもの通り軽妙なトークを交えて会場の雰囲気を和ませてから演奏スタート。自分の空気に持って行くところは、さすがベテランという感じでした。そして演奏は少しゆっくり目のテンポで丁寧に歌ってくれました。そのテンポがこの曲の魅力をさらに引き出していたように思います。この伴奏のギターが簡単そうで意外と難しいんですが、そこは全く問題なかったですね。その歌声と演奏に癒されました。さすがです。ありがとうございました!

24番:河村さん「 Hallelujah / ハレルヤ」 U(5)

そして24番目で2年連続ウクレレのトリを飾ってくれた河村さんの登場です。曲はレナード・コーエンの名曲で、ジェイク・シマブクロのカバーバージョンです。ワイドストレッチで左手がしんどいし、右手もややこしいアレンジなんですが、その小さい手を目一杯広げて素敵な演奏を聴かせてくれました。その優しい音色と柔らかくて暖かさを感じさせる演奏に、司会でぐったり疲れていた僕は泣きそうになりました。ほんとにいい演奏でした。会場も水を打ったように静かに聞き入っていました。演奏後の大きな拍手と歓声がすべてを表していましたね。感動しました。ありがとうございました!

25番:木村さん「 Mas que nada / マシュ・ケ・ナダ」*(9)

そして大トリを飾ってくれたのは、一昨年も大トリの重役を担ってくれた木村さんです。9回目の発表会になります。今年も受け付けを手伝いながらの出演です。曲はアップテンポの名曲「マシュ・ケ・ナダ」です。演奏前に会場のみんなで歌おうと呼びかけて、みんなで歌う練習までしてから本番スタート。イントロいきなりで躓いたけどそれを笑いに変えて、みんなで大合唱。盛り上がりました!ギターソロのミスすらも笑いに変えて、その人柄が伝わってくる楽しいステージに観客みなさんも大満足という感じでした。もちろん終了後は拍手喝采。さすがですね~。ほんとに楽しい時間でした。熱演ありがとうございました!

27番:西口(講師)「 Chega de saudade / 想いあふれて 」*

最後に恒例の僕の演奏です。発表会が今の形式になってからは初めて歌に挑戦してみました。まあ内容は可もなく不可もなくという感じでしたが、無事に終えられてほっとしました。ご静聴ありがとうございました。

改めて、参加してくださった生徒の皆さん、ステージ脇での仕事や受付などを手伝ってくれた皆さん、会場の「IOR?I/雲州堂」のスタッフの皆さん、そしてなによりご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。

それでは恒例の番外編へと続きます。

投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズをこよなく愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、ジム・ホール、グラント・グリーンなどがフェイバリット。

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