第20回 uncherry Bossa nova guitar school 発表会 / 第2部

15 / Oct / 2023 (sun)

※演奏者名の後「」内は曲名、*印は弾き語り、☆印はオリジナル曲です。

11. 長尾さん「Pretty World」*

後半のトップを飾ってくれたのは長尾さんです。曲は小野リサさんで有名な「Pretty World/Sa marina」。それを弾き語りで披露してくれました。演奏前に曲の由来を説明してからスタート。ずっとギターの音量の小ささが課題でしたが、今回はそこをクリアできていたと思います。間奏のアルペジオも上手になりましたね。歌声もいつも通りに伸びやかで素敵でした。そしてテンポをしっかりキープできていたので、聴いていてとても心地よかったです。演奏終了後の会場からの拍手も大きかったです。素敵な演奏をありがとうございました!

12. 橋本さん「Samba Triste(悲しみのサンバ)」

続いて登場の橋本さんは、今回バーデン・パウエルの難曲に挑戦!MCでメチャクチャ緊張していてリハーサルでも止まったから本番も3回ぐらい止まるかも?と言ってましたが、そんな心配は杞憂でした。右手のimでカッティングする奏法も迫力がありましたし、3連が続くフレーズでもずれることなくリズムがしっかりしていました。課題だったバロック調の単音フレーズもなんとか弾きこなして、最後のたたみかけるようなコードワークへ。最初から最後まで終始安定した演奏で聴いていて引き込まれていきました。会場も盛り上がっていました。本当にお疲れ様でした。熱演ありがとうございました!

13. 加藤ホフ信一さん「Bossa nova lovers」*☆

当教室一番のショーマン、加藤さんが登場。今回は今年作ったオリジナル曲で参戦です。今年はなんとフリップ芸を披露!?お客さんみんなでサビで合唱できるように工夫を凝らし、みんなで入念に練習。そして演奏がスタート。曲は今年の夏のイベント「Bossa nova lovers」で披露したその名も「ボサノバラバーズ」。序盤はちょっとギターに緊張が見られたけど、歌い始めるとよく通る声が会場中に響き、とても楽しい雰囲気になりました。間奏のイパネマの口笛アレンジもいいですね。最後はみんなで練習した通りに大合唱。幸せな時間と空間がそこに出現しました。熱演ほんとうにありがとうございました!追記:写真のケイン・コスギのイラストは中学生の娘さんが描いてくれたそうです。

14. 渡辺さん「Falando de amor」*「Tristeza(トリステーザ)」*

そして今年はうちの教室で一番ライブ演奏をしている渡辺さんが登場。盛り上がった加藤さんのあとでやりにくいかな?と思いましたが、そこはさすがに落ち着いて、自分の色に会場をすぐに染めてしまいました。1曲目は「Falando de amor」。リズムもテンポもバッチリで、よく通る個性的な歌声が心地いい。間奏のギターソロもばっちり。2曲目はおなじみ「Tristeza」。アップテンポな伴奏に乗って笑顔で歌う渡辺さん。会場も自然とサビで合唱。楽しい幸せな空間になっていきました。サンバの持つ力を表現してくれたと思います。素敵な演奏をありがとうございました!

〇その後、渡辺さんのボサノヴァ・ユニットとライブしました。当日の模様はこちら→「Bossa nova 845 LIVE with ゆきとひつじ」をご覧ください。

15. 河井さん「I can’t give you anything but love」「Apelo(アペロ)」

盛り上がった後でやりにくいと言いながら笑顔で登場した河井さん。1曲目「捧るは愛のみ」の説明をしてから演奏をスタート。河井さんらしい張りのある音色と大きい音で会場を圧倒。自分でアレンジした間奏もかっこよく決まりました。ノリノリで弾き切った後、2曲目のバーデン・パウエルの「Apelo」へ。不穏な雰囲気のイントロから始まり、テーマへ。ブリッジ近くで弾く河井さんの乾いた音色がこの曲にマッチしていて、リズムのキレもめっちゃかっこいい。単音フレーズが続くパートもしっかり弾きこなして後半へ。最後まで緊張感が途切れない演奏が見事でした。今年も熱演ありがとうございました!

16. 徳山さん「O grande amor(偉大な愛)」*「LOVE」*

弾き語りのトリを飾ってくれたのは徳山さん。MCで緊張していると言いながら演奏スタート。曲は「O grande amor」。ほぼギターソロのような長いイントロを弾いてから歌が始まるアレンジです。ボサノバらしいささやくような歌声がほんとに素敵です。間奏のギターソロもいい感じで、この曲の切ない雰囲気を表現してくれました。2曲目はガラッと雰囲気を変えてジャズスタンダードの「LOVE」。ギターでスイングのリズムを表現するのが苦手だったのですが、いい感じでスイングしていました。英語の発音も歌も上手くていい雰囲気。かっこよかったです。素敵な歌声と演奏をありがとうございました!

〇その後、一緒にライブをする事になりました。詳細はこちら→「Bossa nova Guitar Live」をご覧ください。徳山さんは初ライブとなります。楽しみですね。

17. まつげんさん「Introdução ao poema dos olhos da amada(恋人の瞳)」「O Amor em Paz(平和な愛)」

そして今年の生徒さんの大トリで登場してくれたのがまつげんさんです。トリも全然嫌がらず引き受けてくれて助かりました。1曲目は「恋人の瞳」をソロギターで演奏。まつげんさんの得意なバラードナンバーです。単音と和音のバランスが良くて、そして音色が抜群によかったです。太くて甘い音色から、硬くてキレのある音まで多彩な表現でした。さすがです。テンポも速くなることもなく、この曲の持つ苦味のある切なさが表現されていました。2曲目は「O amor em paz」。これも落ち着いた演奏で、トリを飾るのにふさわしい演奏だったと思います。大役ご苦労様でした。ほんとにありがとうございました!

18. 西口(講師)「Corcovado(コルコバード)」「Fotografia」

最後はもう一度僕が演奏。「Corcovado」と「Fotografia」を歌わせていただきました。ホールの反響がいいので、歌っていて気持ちよかったです。アンコールまでいただき、最後は「イパネマ」をみんなで合唱しました。ありがとうございました。

改めて、参加してくださった生徒の皆さま、また当日裏方で色々とお手伝いをしてくれた方々、アルペジオホールの本越先生、そしてなによりご来場いただいた観客の皆さま、本当にありがとうございました。

この後、楽しい打ち上げ「番外編」へ続きます。

この記事をSNSでシェア!

投稿者: Nishiguchi

ボサノヴァとジャズを愛するギタリスト。uncherry bossa nova guitar & ukulele school 主宰。バーデン・パウエル、ジョアン・ジルベルト、アグスティン・ペレイラ・ルセナ、ジョー・パスなどがフェイバリット。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA