ギター製作日記・自宅にて

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すましていますがニヤけてます(笑)。もうホンマに嬉しい・・・(泣)。

この時(2/3の金曜)はまだ木が乾燥しきっていないので、音も湿りがち。ところが弾くごとに音が変わってくる。1時間・2時間と弾くとどんどんいい音になっていく。一夜明けて、今日(2/4)さらによくなっているのが分かる。凄い・・・。今のところ、音の立ち上がり・音色・コードと単音のバランスのよさ・弾き心地、など全てに満足。さらに弾き込んでいくとどうなっていくんだろう・・・

ここからは約1週間、いろいろな曲を弾きまくり、ギターに振動を与え、木にニスをどんどん染みこませて乾かしていく。つまり、ギターを弾く行為そのものがギターを作っていくことになります。そして1週間後に塗装の加減を見て、必要があればさらに塗り、弾き心地の悪いところがあれば調整していきます。そしてさらに3~4ヶ月弾きまくって、最終の塗りを施します。それで完成。でも完成と言っても『とりあえず』なんですね。その後もある意味ずうっと製作していることになります。だって弾くことがギター(音)を作っていくことになるので。

今回、自分でギターを作ったことで学んだことは、ここで簡単にまとめられるようなものではないので、これから整理して少しずつここで書ければいいと思う。それよりもまず音を聴いてもらうことが先ですね。

すでに練習が楽しくて仕方ないっす(笑)。

ギター製作日記 十五日目・とりあえず一段落

●前回の日記にも書きましたが、弦まで張っているのにペグが固まってないので、弾けずに家で乾燥中の写真。眺めるだけ。せつない・・・
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●翌日、ガマンのかいがあって無事ペグが固まりました。そしてとりあえず弦を全て外してボディの塗装を仮で仕上げます。まずはペーパーをかけます。320・800・1200と細かさをあげていきます。
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●そして仕上げのアルコールを塗ります。これは、それまでに塗ったニスを溶かして滑らかにするための仕上げだそうです。
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●そして外で乾燥(笑)。この塗り・乾燥を3回ほど繰り返します。
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●そしてナットとブリッジを調整して弦を張ります。写真はナットを接着して乾燥させているところ。
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この後、弦を張って感動の音出し♪興奮して写真を撮り忘れました(笑)。そして自宅に連れて帰りました。

ギター製作日記 十四日目

●前回の日記で書いたとんでもないことというのは、写真のボディ真ん中あたりの色むらのことです。ペーパーかけを頑張りすぎた・・・塗っても塗っても治らなかったので、いったんそこのニスを全部はがしてから再度先生が塗ると治りました。さすが先生!その写真はまた後で。
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●で、この日の作業はフレットの磨きから。ネック側・ボディ側の両方からヤスリで磨きます。手抜きせずに一つずつ丁寧に。そのときに指板を削らないように下敷きをあてます。その後400番のペーパーでキズをフラットにし、800番でキレイに磨きます。
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●アーマーオイルを塗ってフレット・指板は終了。
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●ブリッジとボディを接合するさいに杭を打ち込んだときの穴を、黒檀の粉で埋めました。写真ではそう見えないけどキレイですよ。
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●そしていよいよ弦を張ります!!この時点で弦を張るのは早いと思うかもしれませんが、弦高・ナット・ブリッジ他様々なところをチェックするためと、1週間ほど弾き込んで塗装(ニス)をその振動で木に染みこませていくために張ります。そうするとまた1週間後に塗装面が凸凹になるので、さらにフラットにするために塗り重ねていきます。この作業がとても重要なんです。ところが事件発生・・・
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●弦も張ってとうとう完全なギターになりました!!感動です。またこの写真で前編に書いた色むらが無くなっているのが分かります。
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●で、事件発生というのは、ペグの接着が完全に乾いていなくて、3・4・6弦がチューニングできない・・・仕方がないのでペグの接着をやり直すことに。結局2日間は弾けないことに・・・(涙)
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●気を取り直して裏面とサイドの塗装面の凸凹を無くすためのペーパーがけをやります。水ペーパーで丹念に。
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●分かりにくいかもしれませんが、だいぶツルツルになりました。
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●この状態で自宅に持って帰って、金曜の朝まで乾かしていきます。今も部屋にこいつがいます。眺めてはニヤニヤしてます(笑)。早く弾きたい!!!
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ギター製作日記 十三日目

●先生がブリッジを製作してくれてます。
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●仮ではめているところ。この後、ブリッジとナットが付いた状態で、角度などネックの状態をチェック。いい状態なので、いよいよ塗装です。
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●その前にヤスリとペーパーで握り具合を調整。
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●ようやく塗装。ボディと同じく重ね塗りをしていきます。
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●ええ色!
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●再度天井から吊るして乾かします。
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●完全に乾く前にペーパーをかけて、砂のような石(名前不明・・・)をふりかけ、細かい木目の溝を埋めて再度塗ります。
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●仕上げに向けて塗り重ねます。
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●第一次ネック塗装終了。
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●そしてボディの塗装も仕上げにかかります。まずはいったん塗装が乾いたボディの表面の凸凹が無くなるようにペーパーをかけます。
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この後、オレがペーパーをかけすぎてトンデモナイことに・・・。まぁちゃんとリカバーできたんですが(正確には先生のゴッドハンドによりリカバー・・・)詳細はまた明日お知らせします。

ギター製作日記 十二日目

土曜に行った時のものです。

●前回製作した指板をいよいよネックに取り付けます。もちろんタイトボンドです。
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●暖かい空気は上の方にたまるので、接着後、バイスで固定して天井近くに吊ります。
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この後のペグ作りに続きます。
●黒檀の角材からペグのカバー(?)を12個分(オレのが6個・先生ので6個)作ります。まずペグを回し道具(名前分かりません)に入るように寸法を測り、線を入れ、ネジ止め用の穴を上下に空けます。
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●指にフィットするように、ベルトサンダーで表面を曲面にしていきます。
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●こんな感じ。分かりにくいかな?
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●240番・800番・1200番とペーパーをかけていき(800番と1200番は水をつけながらかけます)、仕上げに2000番でオイルをつけながら磨きます。
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●写真がピンぼけで申し訳ないんですが、右側の2個が磨いたもの、左側をこれから磨いていきます。
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この黒檀のペグの肌触りが大好きで、加工が面倒なんですが無理言ってやらせてもらってます。またライブで機会があればみなさんにも触ってほしいと思ってます。