第18回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第一部

17 / Oct / 2021 (sun)

2年ぶりとなった発表会。第18回目を迎えました。ギター14名・ウクレレ2名の総勢16名がステージに帰ってきました。参加してくださった生徒の皆さん、会場の「IOR?I/雲州堂」のスタッフの皆さん、そしてなによりご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。

今回は「弾き語り」より「インスト」の演奏が多くなりました。そして弾き語りは「ポルトガル語」より「英語」で歌う人が多い展開に。ジャズのスタンダードナンバーを演奏する人も増えて、今までと違う新たな流れを感じました。

また10月より緊急事態宣言が解除となり、急遽1週間前に予約限定で入場OKとなった為、お客さんは4名だけ。こじんまりとした会になりました。

そんな今までと違う展開が多かった発表会ですが、「ステージに一人で上がって1曲だけを披露する」と言う緊張感だけは今まで通り。1曲目からウチの教室の発表会が帰ってきたなーと思いました。

まずは2年ぶりのエイエイオー!

それでは、当日の模様を写真で振り返ります。

※演奏者名の後「」内は曲名、Uはウクレレ、*印は弾き語り()内は発表会の出演回数です。

1. まつげんさん 「Insensatez ハウ・インセンシティヴ 」(8)

初めてトップバッターをお願いしたまつげんさん。今回で8回目の発表会です。ベテランらしくMCで軽く笑いをとってから演奏スタート。曲はボッサバラードの名曲。まつげんさんの得意のナンバーです。はっきりした力強い音色で一音一音しっかりと奏でていきます。今回よかったのはそのリズムとテンポ。落ち着いたタメの効いた演奏で、トップを飾るに相応しいステージングでした。重責を担っていただきありがとうございました。お疲れさまでした!

2. 渡辺さん 「Samba de uma nota só / ワンノートサンバ」*(2)

2回目の発表会で2番目に登場の渡辺さん。曲はおなじみのボサノバスタンダード。今年はまつげんさんの誘いでソロで北加賀屋のワインバー「こもれび」でのライブも成功させました。その勢いを感じさせる演奏でした。顔を上げてしっかりとお客さんに歌いかける感じで堂々としていました。ギターのリズムのキレもよくて、しかもレッスンの時より歌が上手くなってる!自分でアレンジしたギターソロもいい感じでした。素敵な演奏ありがとうございました!

3. 橋本さん 「Night and Day / 昼も夜も 」(初)

続いて初めての発表会の橋本さん。でも今年始めたzoomの交流会に全て参加して力を養ってきました。曲はジャズスタンダードでおなじみの曲をボサノバアレンジのソロギターで演奏しました。初めてとは思えない落ち着いた演奏で、ちゃんと一つ一つのフレーズが歌っていたし、柔らかい音色とリズムのキレが曲の魅力を引き出していました。期待の大型新人の登場といったところでしょうか。かっこよかったです。ありがとうございました!

4. 野口さん 「The shadow of your smile / いそしぎ」(初)

さらに初めての発表会参加の方が続きます。4番目に登場の野口さんです。曲は映画音楽の名曲をボサノバにアレンジしたものです。元々がギターが上手な方なので、演奏の前半はリズムも音色もしっかりしていてさすが!という感じでした。緊張からか後半に少しミスが出たりしましたが、なんとかリカバー。最後はしっかりと締めてくれました。音色がはっきりしていて気持ちのいい演奏でした。お疲れさまでした!!

5. 藤友さん 「ぼくらが旅に出る理由」*(3)

続いて3回目の発表会の藤友さん。前回はボサノバの三月の水でしたが、今回は日本語の曲で小沢健二さんの曲に挑戦です。アン・サリーさんのヴァージョンを参考にしてギターはアレンジしました。イントロで緊張してやり直しましたが、それ以降は安定した演奏を聴かせてくれました。素直で伸びのある歌声が曲に合ってました。コードチェンジの難しい部分が課題でしたが、本番ではしっかりと演奏できていました。リズムもよく、曲の良さが出ていたと思います。素敵な歌声をありがとうございました!

6. いまなかさん 「情熱大陸」U (2)

そして2回目の発表会のいまなかさん。曲は葉加瀬太郎さんの超有名曲のジャカソロアレンジ(Low-G使用)です。今回のメンバーで唯一椅子に座らずに立って演奏しました。曲名通り、イントロから情熱的な演奏。課題だったメインテーマのリズムもしっかり修正できていました。激しい部分はこれぞジャカソロという演奏でよかったと思います。ちょっと粗くなってしまった部分もありましたが、体全体で表現するという演奏の楽しさを思い出させてくれました。お疲れさまでした!動画あります→「当日の映像」&「ホームレコーディング

7. 木村さん 「Lullaby Of Birdland / バードランドの子守唄 」*(10)

7番目の登場はベテランの木村さん。今回はジャズスタンダードの弾き語りに挑戦です。おなじみのイントロから渋い世界が展開されていきました。ギターのアレンジがかっこいいし、曲調に合わせたのか、いつもより声がハスキーに聞こえて歌声もカッコよかったです。自分で考えたギターソロもばっちり。素敵でした。ちょっと止まりかけたり、エンディングの最後のコードでミスったからか演奏後は苦笑いで「すみません(笑)」と。でも全然大丈夫でしたよ。素敵でした。ありがとうございました!

8. 河井さん 「Libertango / リベルタンゴ」(11)

そして前半戦のトリを飾っていただいたのは、11回目の発表会になる河井さんです。今年生誕100周年を迎えたタンゴの巨匠、アストール・ピアソラの超有名曲に挑戦です。非常に細かいフレーズが続く難しいアレンジで演奏するのが大変な曲です。落ち着いた出だし、そしてテーマに入ってからのスピード感が圧倒的で、強弱の表現がしっかりできていた熱演でした。エンディングのラスゲアードも大迫力でした。演奏終了後、観に来ていたたいていたご友人から花束を贈られてちょっと照れていた河井さん。素敵でした。ありがとうございました!

演奏後、客席(ファン?笑)からの花束プレゼント!いいですね。

この後、第二部も熱い演奏が続きます。

第18回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第二部

17 / Oct / 2021 (sun)

出番を待つ中井さんの姿。ここからは後半スタートです。

※演奏者名の後「」内は曲名、Uはウクレレ、*印は弾き語り()内は発表会の出演回数です。

9. 中井さん 「ライオン橋」(4)

後半戦のトップをつとめていただいた中井さん。4回目の発表会です。今回はスーツで登場。お似合いでした。そして今回の曲は、なんと僕の作曲したオリジナル曲を演奏してくれました。リズムはシャッフルのリズムで、出てくるコードの種類も多くてややこしい曲なのですが、しっかりと演奏していただきました。テンポが落ち着いていたし、間奏のソロもなんとかこなしてエンディングへ。僕の曲を演奏してくれてほんとに嬉しかったです。ありがとうございました!

10. 長尾さん 「Moonlight serenade」* (4)

そして4回目の発表会の長尾さん。曲はジャズスタンダードのボッサアレンジで。小野リサさんの音源でも有名ですね。ギターの伴奏がややこしいアレンジで、覚えるのが大変だったのですが、本番ではしっかり弾きこなせていました。そして特筆すべきはその歌声。歌の表情がしっかりして、レッスンの時よりも数倍もよかったです。曲の魅力をしっかり引き出せていたと思います。いい演奏でした。ありがとうございました!

11. 高さん 「Deixa」(10)

そして当教室が誇るベテラン・ソロギタリスト、高さんの登場です。毎回選ぶ曲がマイナーキーなのですが、今回もブレることなくバーデン・パウエルのマイナーキーの名曲です。ルバートのイントロを緩急をつけて情感たっぷりに歌い上げ、インテンポになってからの演奏も小気味のいいリズムで最後までその勢いを失うことなく突っ走りました。今回も素敵な演奏をありがとうございました!

12. 河村さん「Touch」U (6)

続いて6回目の発表会になる河村さん。昨年に続き今回もジェイク・シマブクロの曲を演奏してくれました。イントロのやさしい音色が響いた瞬間に会場の空気が変わったように感じました。その優しい音色で一音一音ていねいに奏でられていく演奏に、僕はすごく癒されました。どちらかというと淡々とした曲調なのですが、一本調子にならないように強弱のつけ方に工夫がある素敵な演奏でした。ありがとうございました!

13. 徳山さん 「Fly me to the moon」* (4)

そして4回目の発表会の徳山さんです。今回はジャズでもボサノバでも超有名なスタンダード曲に挑戦です。イントロのルバートのソロギターを丁寧に演奏。インテンポに入ってからの弾き語りの伴奏のテンポも良かったです。そして淡々としていながら伸びのある歌声がボサノバの魅力を伝えていたと思います。ソロでちょっと詰まりましたが、気を取り直して後半はメロディーを少しフェイクするなどしっかりと歌い上げてくれました。いい演奏でした。ありがとうございました!

14. 兵頭さん 「Waltz for Debby」(14)

そして14番目は大ベテランの兵頭さんが登場です。今回はいつもの弾き語りではなく、久しぶりのソロギターに挑戦してくれました。しかも曲はジャズピアニストのビル・エヴァンスが作曲したジャズワルツの名曲です。ピアノとは違うギターの特性を生かしたアレンジで爽やかな演奏になりました。テンポ・音色・強弱のどれも素晴らしく、ピアノでは出せないまた別の曲の魅力を引き出した演奏になったと思います。さすがベテラン。素敵な演奏をありがとうございました!

15. Bishop あかいさん 「Ligia」* (5)

そして今年のトリを飾ってくれたのは、5回目の発表会の赤井さんです。曲はアントニオ・カルロス・ジョビンの隠れた名曲に挑戦してくれました。最近は、クラブミュージック的なブラジル音楽にはまっていて、伴奏のリズムもそれを意識したリズムにアレンジなっています。曲のメロディに赤井さんのちょっと高めの伸びのある歌声がすごく合っていました。そしてギターが上手くなってきたな~と感じました。リズムがすごくよかったです。ありがとうございました!

16. 西口(講師)「コンパス(オリジナル曲)」

最後に恒例の僕の演奏。曲は先月作ったばかりの新曲。でも演奏は散々でした。ごめんなさい。また修行し直します。

改めて、参加してくださった生徒の皆さん、会場の「IOR?I/雲州堂」のスタッフの皆さん、そしてなによりご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。

2年ぶりの発表会でリハーサルがなかったり、打ち上げなどもありませんでしたが、今出来る範囲で存分に楽しみました。来年はどうなるのか分からないけど、これかも音楽を通して楽しい時間を過ごせたらと思います。

<おまけ>

いちおうマスク姿でもエイエイオー写真撮ってみました。今しか出来ないもんね。これも思い出になるかな?

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