白バーデンで分かる人たち。

先日、山本のりこさんとお会いしてバーデン・パウエルの話になって、のりこさんが「あの、白バーデン、ヤバいですよね」と言って、私が「晩年の白の衣装を着て演奏しているバーデンの話ですよね。」って言ったら「そうそう。」とのりこさん。

「白バーデン」って、一般的にコレで通用する用語ではないのですが、すぐ理解出来てしまう私たち。趣味友は話が早いです。(笑)「白バーデン」ですぐこの映像が目に浮かんで「確かに、全盛期もいいけれど、白バーデンもいいですよね。」と盛り上がりました。

のりこさんは最初バーデンはあんまり好みじゃなかったそうですが、「だんだんバーデンのロマンチシズムと言うか、作曲も、とてもわかりやすいし、とても高貴な感じがして好きになって」と言ってました。バーデンの曲の中で、最近は「ビリンバウ」が好きで弾き語りで演奏しているそうです。

だいたい全盛期のバーデンに憧れる人が多いけど、私はなんか白バーデンも割と好きで、そんな意見を持っている人に出会えて嬉しかった。

晩年、歌もよく歌ってるけど、歌ってないバージョンの動画をアップしてみました。よかったら白バーデン(流行らそうとしてる?笑)、聞いてみてください。「Euridice(ユリディス)」いいですよ。

ちなみに夫は全盛期のバーデンが好きなんだそう。

家にあるバーデンのDVD。白バーデン時代のものです。前半は歌わない、ソロギター演奏が聴けるのに「アバンギャルドすぎてついていかれへん・・・。」って笑ってました。後半はトリオになってバーデンがボサノヴァ・スタンダードを歌っています。歌も私は好きです。

裏面の写真。白バーデン時代満載で、全盛期とは違う味わいがあります。

ピカソの青の時代じゃないけど、バーデン白の時代もオススメですよ。(流行らそうとしてる??笑)

今週の日曜日は交流会!

今週は交流会です。発表会に向けて最後の交流会=「人前で演奏する練習」です。発表会まであと2ヶ月ですし、頑張っていきましょう。

前回の交流会は弾き語りの生徒さんが多かったけど、今回はインスト組が多い会になりました。その中でもバーデン・パウエルの曲を学んだ人が多いです。奥野さん、河井さん、高さん、橋本さん、まつげんさんと皆んなバーデンの曲やアレンジを勉強した事のある人ばかり。こんなに揃う事もあんまりないし、なんか面白いなと思ったり。

そもそもボサノヴァギター教室でバーデン・パウエルを教えている所もあんまりないし(バーデンはボサノヴァちゃう説があるし)めっちゃローカルだけど、ブラジルの裏側の日本で、大阪で、玉造で、密かに盛り上がっている集団がいるとバーデンが知ったらどう思うのやら。

今回も楽しみな交流会。楽屋での直前練習も出来ますので、よかったら利用してみてください。

それではよろしくお願いいたします。

お盆明けたら涼しくなるのかな・・・。

Euridice(ユリディス) / ヴィニシウス・ヂ・モラエス(Vinícius de Moraes)演奏してみました。

ボサノバの作詞家として超有名なヴィニシウス・ヂ・モラエス(Vinícius de Moraes)が、作曲したワルツの名曲「Euridice(ユリディス)」を演奏しました。

アレンジは僕の大好きなバーデン・パウエルです。江部賢一さんの楽譜で練習しました。ぜひ最後まで聞いてください。

今週末のライブでも演奏する予定です。よかったら、ぜひ聴きに来てください。

土曜のランチ後に、のんびり聴いていただければと思います。予約や前売りもありませんので、お気軽に。お待ちしております→(ライブ詳細)をチェック。

教室でも人気のあの曲をバーデン・パウエルのアレンジで弾いてみました。 Samba do Avião(ジェット機のサンバ) / A.C.Jobim Baden Powell

アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の「ジェット機のサンバ」をバーデン・バージョンで弾いてみました。

イントロはバーデンが考えてたって言うエピソードを聞いた事があります。ジョビンから「そのイントロのアイデア、もらっていいかな?」と聞かれ、バーデンがOKしたと言う話を。どの本だったか覚えてなくて、探したけど分からない。なのでこのエピソード、違ってたらごめんなさい。

この曲のイントロ、インパクトありますよね。よかったら聴いてください。

生徒さんがバーデンのレコード持って来てくれました。「BADEN “FRESH WINDS”」。

生徒さんがバーデンのレコードを持ってきてくれました。「BADEN “FRESH WINDS”」。US盤です。

ジャケットが気に入って購入したそうです。かっこいいなぁ。

裏ジャケ。お馴染みの「Samba Triste」や「Berimbau」も入ってます。

中ジャケ。NYでの録音3曲を含む、色々な音源を集めたベスト盤的なレコードです。

ポール・モーリアのオーケストラをバックに、バーデンのギター演奏があって豪華な感じです。録音もいいし、盤の状態もいいレコだったから、すごくいい音で聴けました。

バーデンと言えば、1963年にハービー・マンのすすめで渡米したけれど、想像以上の人種差別とNYの寒さに嫌気がさしてブラジルに帰国したって言うエピソードを聞いた事があるけれど、そんなアメリカ・NYでの録音なんだなーと思ったり。ちなみにリリースは1969年になってました。

今回もレコードを持ってきてくれた生徒さんに感謝!ありがとうございました。

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