クラッシックギターの「弾き比べ演奏会」島村楽器 梅田ロフト店でクラギ・フェスタ!

またまた島村楽器の梅田ロフト店で、クラッシックギターフェスタがあるそうです。

詳しくはこちら→「クラシックギターフェスタ Summer 梅田ロフト店会場 催事概要・イベント詳細」をご覧ください。

ウチの教室で「絶対行きます!」って楽しみにしている生徒さんも多いです。

手工ギターは一本一本個性がありますし、そんな違いなんかも味わえる土日のイベント「ギター弾き比べ演奏会」も人気です。2024年7/5(金)~7/7(日)までなので、ぜひ!

島村楽器梅田ロフト店の副店長で、ギター担当の原さんが先日、クラベリト・ライブに来てくれて、ちょっとお話できました。ギター以外にもウクレレやヴァイオリンの話なども聞かせてもらって楽しかったです。楽器屋さんの話はやっぱり面白いな。ウチの教室の生徒さん達がお世話になっているみたいで・・・今後ともよろしくお願いいたします。

追記:何人かの生徒さんがこのイベントでクラギを購入したみたいです。すごいな~。

玉造でギターの試奏会!

前回ブログにアップしたけど、教室に福永ギター工房から新しいギターが4本届きまして、5月某日にIさんがその4本を試奏しました。〇詳しくは前回のブログ→「教室に新しいギターが4本も?!」をご覧ください。

Iさんが来る前にチューニングをしている所。

いつも1本だけ置いている所に4本ある違和感。

新品のギターを弾くので「ちょっと緊張します」って言いながら、1本ずつ弾いていきました。

割と鋭い感想があって面白かったです。手の小さい人用の弦長640㎜、630㎜は、家にあるのが650㎜だから違和感あり、とのこと。4本全部弾いて、最後は先生にも目の前で全部弾いてもらって、聞く側でも音をチェックして、この中だったらこれかな?というギターを見つけて、とりあえずキープして終わりました。

教室を始めた頃は一番安いギターが国産で6万から8万円くらいだったのに、今回福永さんが持ってきてくれたギターは12万から20万円。(もっと安いのもあるらしいけど。)円安、物価高を感じます。でもIさんは「早く買わないと、まだまだ値段きっと上がりますよ。」って言ってました。確かに。

教室内での初の試奏会。なんかちょっと贅沢な感じでした。Iさんも喜んでくれたし、クラッシックギターと言う楽器の話も色々出来て、いい時間になりました。持ってきていただいた福永さんにも感謝です。

<おまけ>

最近、またまたギターを壊してしまった元生徒さんがいて・・・

福永さんにきれいに修理していただきました。こちらも感謝です。

教室に新しいギターが4本も?!

教室に新しいギターがなんと4本も来ちゃいました!

と言うのもギターを購入したい生徒さんがいて、Fanaの福永さんに相談したら、なんと4本も持ってきてくれたんです。(しかも階段で5階まで!)

その生徒さんは教室に習いに来てちょうど一年目。今まで友人に借りていたギターで練習していたそうなんですが、「なんとか一年続けてこれたし、そろそろ自分のギターで練習しよかなと思って」探しているそうです。

福永さんが色々考えてくれて、弦長が650㎜、640㎜、630㎜と、サイズの違うギターを揃えてくれました。あと、表面版が松のものと杉のものがあります。

ギターケースも色んな色を持ってきてくれたり、楽しいです。

なんかギター屋さんになった様な気分。ま、手工ギターなどの高級ギターはありませんが。何かあった時は福永さん(福永ギター工房)に修理してもらえる特典付きです。

今ならちょっと試奏する事もできます。購入を考えている方は(冷やかしはダメよー、新品なので慎重に。)興味のある方は声をかけてください。

あべゆみさん&清水丈二さんのライブへ ギターのお店「クラベリト」(梅田・天満)

またまたボサノヴァを聴きに行ってきました。

今回は、「Bossa夕暮れ時」のあべゆみさん(Vo)と清水丈二(7弦ギター)のデュオです。「Bossa夕暮れ時」はいつも4名で活動されていますが、この日はお二人での演奏です。

場所はギター音楽のお店「クラベリト」。梅田駅の地下街「泉の広場」より徒歩5分の所にある雑居ビルの4Fです。

店内。ギター音楽のお店だけに壁のクラッシックギターがお出迎え。他にもスペイン風の気になるオブジェがいっぱい。

店内はスペイン・アンダルシアの趣きです。

約50年の歴史に幕を閉じたスペイン風居酒屋 「グラナダ」跡に2020年11月、ギター音楽の店 「クラベリト」はオープンしました。
クラシックギター をはじめとする弦楽器の生演奏がある 小さなライブバーです。

クラベリトはスペイン語で愛情を込めて(かわいい)カーネーションちゃんという意味。 スペインの国花でもあります。 

クラベリトHPより

写真を撮り忘れたけど、この日も赤いカーネーションが飾ってありました。

ライブ前半がスタート!客席は満席でした。ボサノヴァを知らない人にも、1曲ごとに丁寧な説明があって楽しいステージ。二人の掛け合いトークも面白い。

後半もたっぷりありました。この日の選曲は全て7弦ギター担当の清水さんだそうです。

最後、アンコールは、「Bossa夕暮れ時」でもお馴染みの「O pato(オ・パト)」。あべゆみさんが立って歌って盛り上がりました。

ジャーン!と曲が終わってこの笑顔。最後に大きな拍手の中、終了しました。

今回も楽しい夜になりました。爽やかなお二人のMCと演奏が印象に残りました。清水さんのギター伴奏やソロパートもめっちゃかっこよかったです。あべゆみさんの伸びやかな歌声やブラポル語の発音などなど細部にボサノバ愛が感じられて素敵でした。

お店の店長さんも気さくな感じで、ちょっとお話ができて楽しかったです。スペインのクラッシックギター音楽も大好きなので、また行きたいと思います。

ギターってどうやって日本にやってきたの?「ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史」。

本屋で立ち読みして気になって買った本。

帯にもあるけど、黒船とともにギターは日本へやってきた様子です。

ギターが初めて日本に持ち込まれて演奏されたのは、江戸時代末期。初のペリーの黒船来航の翌1854年(寛永7年)、二度目に来航したペリー率いるアメリカ艦船の乗組員によるもので、幕府役人との交歓会での余興で弾かれたものだった。

ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史 竹内貴久雄著書

近代日本の西洋音楽はアメリカ音楽からのスタートなんですね。

初めてギターを聞いた日本人はギターの事を「三味線」とメモっていたとのこと。面白いです。ちなみに「ヴァイオリン」は胡弓と表示されていたみたい。何か自分達の知っている楽器に置き換えてメモっていかないといけないし、なかなか鋭い洞察力だと思って当時の役人をすごいと思いました。

その船の中で聴いた演奏当時の絵も残っています。当時の日本人が描いたそうで、とってもうまい!額に入れて教室に飾りたいくらい。

初めてギターを聞いた日本人の後は、初めてギターを弾いたであろう人の紹介、そしておそらく初めてギターで演奏会をして、演奏を披露した人、またクラシックギターにおける『現代奏法の父』、アンドレス・セゴビアの来日当時の様子など興味深い内容ばかり。

ギターはオーケストラに入っていない楽器だったので、ヴァイオリンとは違った運命をたどって日本人に愛されていったみたいです。「憧れの遠い国」の音楽が、徐々に明治・大正・昭和と進むにつれて日本人の生活の中に入っていく過程が面白いです。

著者は依頼があって「西洋音楽」の中の「ギター音楽」の歴史を追っていったそうで、特にギター専門の方ではないのに、依頼されてここまで調べ上げた濃い内容の本にビックリです。今ではギターがあるのが普通だけど、江戸末期の三味線ありきの世界から、今の日本になっていく過程を知り、ありそうでなかった貴重な本に出会えた気がしました。

クラッシックギターと近代日本史に興味がある方にはオススメです。