教室でよくやってる「メトロノームにあわせてゆっくり弾く練習」。メトロノーム練習の「ゆっくり弾く練習」のやり方や効果を色々書いてみたいと思います。
メトロノームにあわせて、いつもよりゆっくり弾いてみる。
以前のブログにも書いたけど、ゆっくり弾く練習をすると「全然弾けない人」が出てきます。「ゆっくりになったのに弾けなくなるなんて・・・」と思うけど本当なんです。けっこういます。
メトロノームにあわせてゆっくり弾くと自分がどこで速くなっているのか、どこで遅くなってるのかが分かります。先日も「自分がソロの所ですごく速くなっていたのが分かりました。」って言ってた生徒さんがいました。
難しい曲をやってる生徒さんは「全然ゆっくり弾けない。」「速さで自分がごまかして弾いてたのが分かるなぁ」と苦笑いしている方も。
休符をちゃんと休む。
あとゆっくり弾いた時に、休符をちゃんと休めてない事に気づく生徒さんも多いです。
「ちゃんと休まずに次のフレーズを僕は弾いてたんですね。」と言ってました。メトロノームにあわせてみて、自分で「速かったな」って気づく事が大切です。
フレーズを歌ってみる。
ちゃんと休めない、弾けない人にはまず楽器を置いてもらって、メトロノームと一緒に歌ってみる。
「ピアノのレッスンの時に歌わされたなぁ」なんて思い出す人も多いけど、これはどんな楽器のレッスンでもよくある光景です。まずは歌う。リズムを歌ってみる。
できない所を歌える人はけっこう少ないです。歌えないから弾けない人が多くて、歌える様になるとあっさり弾ける人も多い。
色んなリズムをこれから学んでいく時に、リズムの切れがいいとカッコイイです。その為にもしっかり休符は休んで、分からなかったらまずはフレーズを自分なりに歌ってみてください。
部分練習をする。
1曲通して練習すると楽しいので、ついつい最後まで弾きたくなるけど、やっぱり苦手な所や、よく間違える所がある人はその部分だけ、メトロノームにあわせてゆっくり練習を何回もする事をオススメします。
教室のレッスンの中でも何回も部分的に反復練習していくと弾ける様になってくる生徒さんが多いです。
英語の勉強でも発音しにくい所を、部分的に何回も口に出して言う事でスムーズに言える様になってきます。ギターの練習も部分練習はオススメです。
とにかく焦らず練習していく事。焦っても楽器の上達は結局遠回りになる事が多いです。
今回は「メトロノームにあわせてゆっくり弾く練習」をちょっとまとめてみました。
よかったら参考にしてみてください。
