第14回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 第三部

16 / Oct / 2016 (sun) 第14回 発表会にて / 第三部

※演奏者名の後、「」内は曲名、*印は弾き語り、また()内は発表会の出演回数です。

dscf1872

dscf1864
25番:弘中さん「人生の花」*(8)
第3部のトップは8回目の登場になる弘中さんです。曲は大阪の誇る演歌ボッサの帝王・カオリーニョ藤原さんの「人生の花」に挑戦です。歌詞に相当の思い入れがあり、歌い出しから熱のこもった歌声を披露してくれました。いつもはクールに歌唱するイメージがある弘中さんですが、今回は熱唱といっても言いほどグッとくる歌で会場を圧倒していたと思います。ギターのややこしい押さえ方もしっかり自分のものにできていましたね。第3部のスタートを飾る熱演をありがとうございました!

dscf1885

dscf1894
26番:堀田さん「Olhos nos olhos / 瞳の中の瞳」(5)
5回目の発表会の堀田さん。今回はちょっとマニアックなシコ・ブアルキの隠れた名曲を選曲。堀田さんの敬愛する中村善郎さんのヴァージョンで演奏してくれました。ルバートの出だしからインテンポのBパートへ。上々の滑り出し。今年ずっとこれに取り組んできたので、終始安心して聞けました。最後まで集中力高く演奏し、この曲の魅力を上手く引き出して表現できていたと思います。ほんとによかったです。素敵でした。ありがとうございました!

dscf1929

dscf1915
27番:木島さん「Spain / スぺイン」U(3)
まだ3回目?と思うぐらい当教室ではお馴染みの感のある木島さんです。今回は超絶な難曲「Spain」のジェイク・シマブクロさんのヴァージョンに挑戦です。始まる前、本人曰く「7割の出来です。」とのことでしたが、本番はレッスン時の倍ぐらいの速さで聴く人を圧倒していました。確かに少し粗いところはありましたが、演奏後の会場のどよめきと拍手の大きさがそのインパクトを物語っていました。よくがんばりました。お疲れ様でした!

dscf1943

dscf1982
28番:木村さん「Kiss me / キス・ミー」*(6)
6回目の発表会の木村さん。演奏前のMCで、直前の木島さんの演奏の凄さを笑いに変えながら自分の空気に変えていました。落ち着いてましたね。今年はとあるバーで弾き語りをして場数を踏んできたのが良かったのか、ソロでミスをしても慌てることなく最後までその独特な可愛いらしい素敵な歌声を聴かせてくれました。いい演奏でした。ありがとうございました!

dscf2017

dscf2006
29番:まつげんさん「Por causa de voce / 君ゆえ」(4)
4回目の登場です。まつげんさんです。もうすっかりお馴染みですね。曲はジョビンとドロレス・デュランのバラードでバーデン・パウエルのソロギターヴァージョンです。今年は1年間に渡り、北加賀屋の「キッチンこもれび」さんで「まつげんさんの勉強会」というライブを月イチでこなしてきました。その甲斐あってかステージでもいつもより落ち着いて見えました。が、いきなりイントロでミス!どうなるかと思いましたが、すぐに気を取り直して最後までスムースに演奏を聴かせてくれました。トリルの多いアレンジですが綺麗に鳴らせていましたね。素敵な演奏をありがとうございました!

dscf2034

dscf2038
30番:洪さん「Isn’t she lovely / 可愛いアイシャ」U(5)
もう5回目の春香ちゃん。来年から女子高生と聞いてびっくりです。時の流れは早いものです。そんな春香ちゃんが今回取り組んだのはスティービーワンダーの名曲のソロアレンジです。背丈は大きくないですが、その落ち着きぶりと存在感でステージ上では大きく見えます。演奏も丁寧な演奏で、原曲の魅力をしっかり引き出せていたと思います。テクニックを見せつけるのではなく、表現力で聴かせる段階にきたんだな~と感慨深く聞いていました。ほんとにいい演奏でした。ありがとうございました!

dscf2062

dscf2076
31番:兵頭さん「Carinhoso / カリニョーゾ」*(10)
ソロ演奏の生徒さんのトリを飾るのは、10回目の登場の兵頭さんです。うちの弾き語りのエース的存在です。今回はブラジルの第二の国歌とも言われている超名曲に挑戦。エースらしく落ち着いた演奏と歌唱でどんどん会場の空気を変えていきます。かなりややこしいコードアレンジにしていたのですが、直前のイメトレが効いたのか一つもミスることなく最後まで集中力を切らさず、しっかりと聴かせてくれました。昔はトリをお願いしたら凄く嫌がっていたのに、今は自信がついたのでしょうね。堂々たるステージングでした。ありがとうございました!

dscf2094

dscf2102

dscf2110
32番:河口さん&西口「Samba do avião / ジェット機のサンバ」U(3)
ここからは僕とのデュオが2組続きます。まずは3回目の発表会になる河口さんです。曲はリオ・オリンピックの開会式でも流れていた「ジェット機のサンバ」です。有名なイントロを二人でユニゾンし、テーマに入ると河口さんがメロディーで僕が伴奏に回ります。甘い音色でメロディーを紡いでいく河口さん。2番では自分で鍵盤でアレンジしウクレレに置き換えた一番の聴かせどころのソロをしっかりと演奏してくれました。僕も伴奏していて凄く楽しかったです。熱演ありがとうございました!

dscf2116

dscf2118

dscf2124
33番:高さん&西口「Apelo / アペロ」(6)
そして僕とのデュオの2組目にして生徒さんの大トリは、6回目の発表会になる高さんです。曲はバーデン・パウエルの名曲です。イントロは有名なフレーズを高さんが、それに乗せてアドリブで僕がメロディーをつけました。テーマに入ると僕が伴奏に回り高さんがテーマのメロディーを演奏します。テーマからソロに移るところが一つの課題だったのですが、僕の伴奏がよくなかったのか高さんがめっちゃ走ってしまい少し慌てました。でもすぐにテンポを取り戻し、あとは最後まで集中力を切らさずにしっかりバーデンの曲の世界観を表現してくれたと思います。難しいのによく頑張ってくれました。本当に大役お疲れ様でした!

dscf2158

dscf2150

dscf2143
34番:西口(講師)「Se todos fossen iguais a você / すべてがあなたと一緒なら」
そして恒例の僕のソロ演奏で締めました。曲はジョビンの名曲をバーデン・パウエルのアレンジで演奏。いつもの発表会では、この時点でくたくたで、演奏どころではない感じなのですが、今回はなんとか落ち着いて弾くことができました。

最後の挨拶をしました。
dscf2161
改めて、参加してくださった生徒の皆さん、ステージ脇での仕事や受付などを手伝ってくれたスタッフの皆さん、会場の「IOR?I/雲州堂」のスタッフの皆さん、そしてなによりご来場いただいた観客の皆様、本当にありがとうございました。

今年はまた新しいスター(?)も登場しましたし、ベテラン組もさすがと思わせてくれる演奏が聴けて、本当に中身の濃い発表会になりました。個人的にもすごく楽しかったです。そして年々来場者が増えてプレッシャーもありますが、ありがたいと思っています。

このHPの感想をアップするために、当日の録画を見直しましたが、やっぱり練習はウソをつかないと思いました。どんなに緊張して手が震えたり、声が上ずっていても、練習の成果はステージに現れるし、舞台の上ではやっぱり嘘はつけないんだと再認識しました。また来年もチャレンジしてくれる生徒さん達と共に僕自身も頑張っていきたいと思います。ありがとうごさいました。

それでは恒例の番外編へと続きます。

第14回 uncherryボサノバギター教室&ウクレレ教室 発表会 / 番外編

16 / Oct / 2016 (sun) 第14回 発表会にて / 番外編

ここからは番外編で、楽しかった打ち上げの模様です。 本番とはまったく違う雰囲気です。

まずは乾杯の挨拶。ここはすごく手短です。
dscf2169

かんぱ~い!みんなお疲れ様でした~!!まずはこの一杯がしみる~。
dscf2171

運ばれる料理を食べつつ
dscf2173

みんなの演奏がはじまり
dscf2175

演奏したり、しゃべったり、飲んだりとみんなそれぞれの自由な楽しい時間です。
dscf2179

僕も演奏しました。今回はウクレレでレッド・ ツェッペリンの「移民の歌」を。
dscf2181

最初はじっくり聞いて、あとは、例の「あああ~あー!」の所を歌ってくれたみんな、ありがとう。 
dscf2196

奥野さんも登場。18番のレッド・ツェッペリン「天国への階段」です。ツェッペリン重ね!
dscf2200

11月に一緒にライブをする兵頭さんも登場。こっちは酔っぱらって最後まで弾けず終了!(笑)
dscf2201

最後は僕ら夫婦が「Para Machuchar Meu Coracao(プラマシュカ・メウコラソン)」を。優しい拍手ありがとうございます。
dscf2203

「宴もたけなわですが・・」最後のご挨拶を。
dscf2217

そして今年は高木さんに恒例の一本締めを頼みました。ありがとうございます。
dscf2228

お手を拝借、イヨーオ、パン!
dscf2230

ありがとうございました~!!!
dscf2231
てな具合で、ボサノバギター&ウクレレの第14回発表会も無事終了!長い一日が終わりました。おなごり惜しい気持ちの中、みんなをお見送りしました。本当に楽しい時間を過ごす事が出来ました。関わって下さったみなさまに心から感謝です。

改めて出演者の皆様、会場の「IOR?I/雲州堂」の皆様、それから、発表会を影で支えて受付等スタッフの皆様、そしてなにより、ご来場いただいた多くの皆様に、心より感謝いたします。長時間お付き合いいただき本当にありがとうございました。
おかげさまで、今年も無事に終わりました。また来年もよろしくお願いいたします。

このページのtopへ

いよいよ明日は発表会!2016

いよいよ明日は発表会!

直前のレッスンでは、予想以上にいい出来の生徒さんが多かったです。やっぱり追い込まれたらみんな強いな~と思いました。その中でもベテラン組はやっぱり余裕をもって準備してるし、さすがですね。本番では練習してきたことを信じて、ステージを楽しんでもらえればと思います。

お客さんも出演者もスタッフもお店の人もみんなが楽しめる会にしたいと思っています。皆様、今年もよろしくお願いいたします!

dscf5557-2

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」

映画「シーモアさんと、大人のための人生入門」を見に行ってきました。
dscf0878

最近見たパコの映画に続いて、音楽を題材にしたドキュメンタリー映画。これが大当たりでした。

パコの映画は、天才と呼ばれた一人の音楽家の内面や恐れ、戸惑いなどとともにその演奏の凄まじさを伝えるまさに伝記映画でしたが、これはもう少し違うタイプの映画でした。

50代でコンサートピアニストを引退し、その後、ピアノ教師として後進の指導にあたってきた現在89歳のシーモア先生が説く人生の指針とも言えるような映画でした。僕にとっては金言ばかりでした。

最後の10分間は恥ずかしながら涙が止まらなかった。映画館で泣くおっさん。気持ち悪いよね(笑)。でもマジ泣きしました。嬉し涙というか。ジャンルもレベルも全然違うけど、同じく音楽を教えることを生業としている者として、また一人の音楽を愛し演奏する者としてすごく勉強になったし励まされたというか。また、音楽を通して人生を豊かにするための哲学を教えてもらったような気持ちです。

細かい内容は今後見る人のためにここでは書かないけど、一人でも多くの人に見て欲しいと思っています。大阪は現在梅田シネリーブルで上映中。是非。

映画「灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア」

映画「灼熱のギタリスト パコ・デ・ルシア」見に行ってきました。
dscf0862
映画を見てから、もうずいぶん日にちが立つんですが、ブログになんてあげようかなと思いつつ、忙しくてのびのびになっていました。でも噂通りよかったです。

音楽の偉人の映画と言うと、貧困、女、病、ドラッグ・・・なんかが出てくるのが多いんですが、この映画はそんな感じではなく・・・見たあとに、なんとも言えず爽やか。こんな表現でいいのか分からないけど、爽やかな気持ちになりました。

もちろんパコも人間ですから老いや死もあるし、人の批判などにもあうんですが、それも含めても見終わった後、爽やかに感じたんです。画面を通してパコ自身の言葉や貴重なライブ映像の数々がすべて楽しかった。とにかく見に行ってよかったです。
DVDが出たら必ず買いたいと思います。

そしてパコの映画に行く話を前回ブログにアップしていたら・・・
dscf0900

教室にパコのレコードが・・・しかもこの量!
dscf0896

河井さん、雨の中すみません!ありがとうございます。
dscf0898

パコをレコで聴ける幸せ・・・心して聴かせていただきます。