予約していたあの本が・・・Amoroso

ジュンク堂書店で予約していたジョアン・ジルベルト評伝『アモローゾ ジョアン・ジルベルトの人と音楽』が入荷したので買ってきました。(Amazonで買わず、あえてのジュンク堂。散歩もできるしね。♪)

「ジョアンの信頼も篤かった著者だけが知る豊富なエピソードで織りなす評伝」だそうで、ちょっと読んだけど、読みやすいし、すでにめちゃくちゃ面白いです。

貴重な写真もちょこっとあったりします。

曲名索引がついていて、どの曲の話が何ページに書かれているか分かりやすい。もちろん人名索引もあります。

ディスコグラフィーも載ってます。ジョアンのレコーディングした曲の数々・・・。

さらに詳しくはこちら→「ジョアン・ジルベルト評伝『アモローゾ』」をご覧ください。

オリジナルのしおりも付いていました。

ブラジル音楽を変えたと言われるジョアン・ジルベルト。これからたっぷり読んでいきます。

2週間で読めるの?カエターノ本

カエターノ本を図書館で借りてきました。

カエターノ本と言えば、周りのカエターノファンも買ってないと言う分厚い本なんです。詳しくは以前のブログ→「猫のワインと噂のカエターノ本」をご覧ください。

そう言えばアレ読んでみたいなと思って、図書館で予約して借りてきたけれど、すごく新品の様にキレイなので「もしかして誰も借りてない?」「読んでない?」「大阪の図書館では人気ない?」「専門的すぎる?」などなど思ってしまった。

中身を見ると写真は一枚もなく、文字がぎっしり。上下段になってまして、私の様な読むのが遅い人間には2週間で読めるのか心配になってきました。たぶん読めない。

でもチラッと見たけど面白そう。もし2週間で読めなくても次の予約者がいなければ延長できるし、少しずつ読んでみようかなと思ってます。

さて、本当に読み終わるのか・・・!

追記:読み始めたらめちゃくちゃ面白いです。2週間でななめ読みしたけれど、もう2週間延長できたので(借りたい人いない?)借りてきて読み切りました。カエターノがこれだけ沢山の事を書きたいと思うエネルギーが凄い。当時の空気感が伝わって面白いです。(自分がブラジル人で読みたかった!)字が多いと恐れていたけれど、私にはだいぶ楽しい本です。カエターノが17歳の時にジョアン・ジルベルトの「Desafinado」を聴いて今があるのか・・・と思って。しかしこの本、私の周りであんまり読んでる人がいないのが辛いところ。カエターノ・ファンは多いんだけどなー。

これは買わないと!日本語版「Amoroso」2/18発売

以前のブログにアップした本「Amoroso」の日本語版がようやく発売になりました。

嬉しいです。これは買わないと。

詳細はこちら→「ジョアン・ジルベルト評伝『アモローゾ』」をご覧ください。

サイトを見たら「ジョアンの信頼も篤かった著者だけが知る豊富なエピソードで織りなす評伝」とあり、<訳者あとがき>も公開されていて楽しいです。

興味のある方はぜひ。

4/22発売 「ジョアン・ジルベルト読本」を探して

本日発売の「ジョアン・ジルベルト読本」。本屋さんでちょっと見てみようと思って散歩がてら行ってきました。

ボサノヴァの原点にして頂点──
ジョアン・ジルベルト、その真髄に迫る

“ボサノヴァの法王”、ジョアン・ジルベルトの魅力を掘り下げるガイドブック。没後に公開された音源などの新情報を網羅しつつ、曲・声・演奏・音響・詩などをテーマにした記事を軸にその軌跡をたどります。ライヴでのみ披露された曲などを含む全曲解説つき。

株式会社ミュージック・マガジンHPより

芸術コーナーじゃなくて音楽雑誌コーナーにありました。

本は本屋さんで買う。本屋さんが無くなったら困るから。微力ながら応援の意味をこめて。

今週は仕事で忙しくて読む時間はないけれど、GWの楽しみにします。

ギターってどうやって日本にやってきたの?「ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史」。

本屋で立ち読みして気になって買った本。

帯にもあるけど、黒船とともにギターは日本へやってきた様子です。

ギターが初めて日本に持ち込まれて演奏されたのは、江戸時代末期。初のペリーの黒船来航の翌1854年(寛永7年)、二度目に来航したペリー率いるアメリカ艦船の乗組員によるもので、幕府役人との交歓会での余興で弾かれたものだった。

ギターから見た近代日本の西洋音楽受容史 竹内貴久雄著書

近代日本の西洋音楽はアメリカ音楽からのスタートなんですね。

初めてギターを聞いた日本人はギターの事を「三味線」とメモっていたとのこと。面白いです。ちなみに「ヴァイオリン」は胡弓と表示されていたみたい。何か自分達の知っている楽器に置き換えてメモっていかないといけないし、なかなか鋭い洞察力だと思って当時の役人をすごいと思いました。

その船の中で聴いた演奏当時の絵も残っています。当時の日本人が描いたそうで、とってもうまい!額に入れて教室に飾りたいくらい。

初めてギターを聞いた日本人の後は、初めてギターを弾いたであろう人の紹介、そしておそらく初めてギターで演奏会をして、演奏を披露した人、またクラシックギターにおける『現代奏法の父』、アンドレス・セゴビアの来日当時の様子など興味深い内容ばかり。

ギターはオーケストラに入っていない楽器だったので、ヴァイオリンとは違った運命をたどって日本人に愛されていったみたいです。「憧れの遠い国」の音楽が、徐々に明治・大正・昭和と進むにつれて日本人の生活の中に入っていく過程が面白いです。

著者は依頼があって「西洋音楽」の中の「ギター音楽」の歴史を追っていったそうで、特にギター専門の方ではないのに、依頼されてここまで調べ上げた濃い内容の本にビックリです。今ではギターがあるのが普通だけど、江戸末期の三味線ありきの世界から、今の日本になっていく過程を知り、ありそうでなかった貴重な本に出会えた気がしました。

クラッシックギターと近代日本史に興味がある方にはオススメです。